Tiem an HUONG VIE(フォーン・ヴィエット)@押小路通東洞院西入ル
2020
18
これまた、いつだったかのディナーネタ。
食い意地友がベトナム料理店でワイン会を行って、それがまた良かった!というのを読んで、なになに!?と俄然興味が湧いた我々。調べてみるとミシュランでビブグルマンに選出されているお店で、それは!と3月ぐらいに飛び込みでランチに行こうとしたら、丁度コロナ騒ぎでランチを一時休止されているタイミングで(泣)、最近再開されたのを確認し、今度はちゃんと予約してやってきたディナー。
お店の名前は、Tiem an HUONG VIE(フォーン・ヴィエット)、現地人コックさんではなくマニア系日本人ご店主のお店。京都では、現地の方が鍋を振っているお店よりも、マニアな人がやっておられるお店が楽しい!ことがあるのですが、(インド料理ならこことか)、そういうお店なのだ。2000年開業と結構年季あり。

お店の外にテーブル席が2つあり、三密対策なのか、そこに既にお客さんが座っておられたので、外観写真はありません。が、まず間違いなく、エスニック系のお店であることは一目でわかるお店ですな。予約している者ですが!と名乗り、奥から2つ目のテーブルに入れて頂く。こういうアジア系雑然感が、好きな人には心地よいお店。

で、御店主からコース料理がお得なのでお勧めしています!ということで¥2500のお手軽なほうをお願いし、後は追加で!ということで。パクチー大丈夫ですか?癖の強いものもイケます?と確認頂いたので、現地系で癖の強いもの全然大丈夫!とお願いする。
当日の朝、たまたまTVで京都ローカルニュースを見ていたら、「飲食店はテイクアウトで頑張っている」の紹介で喋っておられたのが御店主だった!ので、有名人!と少々嬉しくなったり。当日はご店主とアルバイトを思しき日本人のお姉さんの2名編成で、結局7割ほどの席が埋まっててんてこ舞い状態。(TVに出たからかな汗)

ちなみに追加可能なメニューはこんな感じ。お値段入っていませんが、HP等でご確認を。至極、納得価格設定だと思われます。

とりあえずこういうお店なので、ワインではなく、現地系な飲み物で攻めたい我々。サイゴン、ハノイとベトナムビール2種¥700から、スタートなり。突き出しは枝豆。

あとは小皿で次々とお料理がサーブされるスタイル。品数が多くてビックリなのですが2皿目。焼きナスを豚ミンチが入った葱のオイル漬け的なもので合えてある、なかなか乙なお味の一品。独特な香辛料の使い方なのですが、面白いお味なのだ。

3皿目はゴーヤ。甘酸っぱいタレで合えてあるのですが、青唐辛子にレモンと砂糖とナンプラー、てな構成で少々ピリ辛で苦み走ったいいお味なのだ。後でお聞きしたら、ゴーヤはワタもあまりとっておらず、シャキシャキ感を出すために切ってから冷やしてあるのがポイントのようです。ゴーヤ生食なんて初体験? 全然大丈夫だという新たな発見。

そろそろ、他のお酒も呑みたいよねえと検討開始。お酒メニューもかなり豊富な部類。で、現地系まっしぐら!なので・・・

ベトナム焼酎、赤と黄をお願いする。どちらも米焼酎なのですが、赤はロック推薦で、一口目はまったく紹興酒とほぼ同系統の甘口。黄はソーダ割推薦だったのですが、こちらはパスマティライスのような癖のある長粒米の香りがプンプン。とは言え、コーンのような感じで、面白いお味。どちらも¥500!なり。

4皿目。豚足の薬膳スープなり。20種ほどの薬草やスパイスが入っているそうなのですが、これは薄塩で豚の旨味が溶けだした滋味あふれるお味。六角の香りがほんわりと。パクチーしっかりでお願いしたのですが、非常に美味しい。そんなに癖は強くないので豚足と言う食材が苦手で無ければ間違いなく楽しめそうな一品。

5皿目はパクチーサラダ。激辛系ではない押さえたウマ塩味で味付けがお上手。パクチー嫌いは100%無理です汗汗。

6皿目。厚揚げの揚げたのに、少々緩めの甘味噌を掛けました!的なお料理でこのままでは立ち飲みの突き出しにありそうな感じなのですが、合わせてある香草がディル、パクチー、それにバジル!という癖の強いものばかり、それが意外に合っているという発見。いやー、笑っちゃいますな。

7皿目。人気メニューだという塩豚カリカリ揚げ。皮つきの三枚肉に塩をして漬け込んだ後、皮つきで揚げました!というお料理なのですが、皮が有りえないぐらいガリガリ食感で、締まった肉となんだか面白いマッチングを見せる一品。いやー、食べたことが無いものが次々に・・・。御店主から、フォーとか揚げ春巻きとか生春巻きとかベトナム料理店にありそうなものが無くてスミマセン~と一発ギャグが入るのですが、全然OK!(初めに、癖の強いものが大好きです!アピールをしておいてよかった!汗)

お酒追加。先ほどのベトナム黄米焼酎の蓮茶割!¥500と言う変態なものを。いやー、円やか旨い蓮茶の風味がコーン味に掻き消されるのですが、それもまた良し汗汗汗。相方はミントビール¥650なりを。これまた、夏の暑い時に自宅でもしたくなった一品。(最近、近所の産直系市場で生ミントが簡単に買えるので)

あー、これは人気だ!と納得したムール貝レモングラス蒸しが8皿目。生レモングラスがしっかり入っています(香り付けなので食べられません)が、これまたなんともいいお味なのだ。小粒ですが20個近く入っていたように記憶。青唐辛子入りスイートチリソース(自作)みたいなのが付いてくるのですが、ムール貝に超合います。スープまで一滴残らず全部飲み乾してしまうのだ。

で、これがコースラストの9品目。では、あけますよ!と。

インドネシアの鶏の串焼きに「サテアヤム」というのがありますが、そういう感じのピーナツ系甘味噌タレに漬け込んだ鳥をソテーして、仕上げにバナナの葉にはさんで蒸しました的な。想像以上にしっかり量。大満足なり・・・。
とは言え、やっぱり頑張って麺類で〆たい我々。ベトナム米麺のフォーも自家製麺してしまう変態なお店なようなのですが、ついネーミングの変態さに負けて注文したのが・・・・

竹中直人麺なり。辛い味付けで、パクチーが二倍設定とのこと。なぜに竹中直人?なのですが、多分、御店主と同世代なので予想は付きます汗。20年前から出されているのではないかな汗。

具材はニラにほぼ生モヤシ、粗びき豚ミンチ(もしかすると担々麺のような感じで辛い肉味噌を仕込んでいるのかも)、非常に良く効く赤トウガラシが数本、それにたっぷり量パクチー。レモンの酸味が食欲をそそり、ずるずると完食。いやはや、お腹パンパンなり。
以上で〆て¥11000とかそれぐらいのお値段で、ま、この満足度なので超超超お安いという感想。これはアイデアの勝利ですなあ。いやー、なんだか非常に我が家向き!と大感動。 辛いものOKで、癖の強いハーブどんとこい!な友人を誘い、ベトナム鍋などで更に深みにハマってみたいと妄想中。確実、また来ます!
◆Tiem an HUONG VIET (ティエム アン フォーン ヴィエット)
住所:京都市中京区押小路通東洞院西入ル西押小路通町118
営業時間:18:00〜23:00 基本は火休・臨時休あり。
TEL:075-253-1828
食い意地友がベトナム料理店でワイン会を行って、それがまた良かった!というのを読んで、なになに!?と俄然興味が湧いた我々。調べてみるとミシュランでビブグルマンに選出されているお店で、それは!と3月ぐらいに飛び込みでランチに行こうとしたら、丁度コロナ騒ぎでランチを一時休止されているタイミングで(泣)、最近再開されたのを確認し、今度はちゃんと予約してやってきたディナー。
お店の名前は、Tiem an HUONG VIE(フォーン・ヴィエット)、現地人コックさんではなくマニア系日本人ご店主のお店。京都では、現地の方が鍋を振っているお店よりも、マニアな人がやっておられるお店が楽しい!ことがあるのですが、(インド料理ならこことか)、そういうお店なのだ。2000年開業と結構年季あり。

お店の外にテーブル席が2つあり、三密対策なのか、そこに既にお客さんが座っておられたので、外観写真はありません。が、まず間違いなく、エスニック系のお店であることは一目でわかるお店ですな。予約している者ですが!と名乗り、奥から2つ目のテーブルに入れて頂く。こういうアジア系雑然感が、好きな人には心地よいお店。

で、御店主からコース料理がお得なのでお勧めしています!ということで¥2500のお手軽なほうをお願いし、後は追加で!ということで。パクチー大丈夫ですか?癖の強いものもイケます?と確認頂いたので、現地系で癖の強いもの全然大丈夫!とお願いする。
当日の朝、たまたまTVで京都ローカルニュースを見ていたら、「飲食店はテイクアウトで頑張っている」の紹介で喋っておられたのが御店主だった!ので、有名人!と少々嬉しくなったり。当日はご店主とアルバイトを思しき日本人のお姉さんの2名編成で、結局7割ほどの席が埋まっててんてこ舞い状態。(TVに出たからかな汗)

ちなみに追加可能なメニューはこんな感じ。お値段入っていませんが、HP等でご確認を。至極、納得価格設定だと思われます。

とりあえずこういうお店なので、ワインではなく、現地系な飲み物で攻めたい我々。サイゴン、ハノイとベトナムビール2種¥700から、スタートなり。突き出しは枝豆。

あとは小皿で次々とお料理がサーブされるスタイル。品数が多くてビックリなのですが2皿目。焼きナスを豚ミンチが入った葱のオイル漬け的なもので合えてある、なかなか乙なお味の一品。独特な香辛料の使い方なのですが、面白いお味なのだ。

3皿目はゴーヤ。甘酸っぱいタレで合えてあるのですが、青唐辛子にレモンと砂糖とナンプラー、てな構成で少々ピリ辛で苦み走ったいいお味なのだ。後でお聞きしたら、ゴーヤはワタもあまりとっておらず、シャキシャキ感を出すために切ってから冷やしてあるのがポイントのようです。ゴーヤ生食なんて初体験? 全然大丈夫だという新たな発見。

そろそろ、他のお酒も呑みたいよねえと検討開始。お酒メニューもかなり豊富な部類。で、現地系まっしぐら!なので・・・

ベトナム焼酎、赤と黄をお願いする。どちらも米焼酎なのですが、赤はロック推薦で、一口目はまったく紹興酒とほぼ同系統の甘口。黄はソーダ割推薦だったのですが、こちらはパスマティライスのような癖のある長粒米の香りがプンプン。とは言え、コーンのような感じで、面白いお味。どちらも¥500!なり。

4皿目。豚足の薬膳スープなり。20種ほどの薬草やスパイスが入っているそうなのですが、これは薄塩で豚の旨味が溶けだした滋味あふれるお味。六角の香りがほんわりと。パクチーしっかりでお願いしたのですが、非常に美味しい。そんなに癖は強くないので豚足と言う食材が苦手で無ければ間違いなく楽しめそうな一品。

5皿目はパクチーサラダ。激辛系ではない押さえたウマ塩味で味付けがお上手。パクチー嫌いは100%無理です汗汗。

6皿目。厚揚げの揚げたのに、少々緩めの甘味噌を掛けました!的なお料理でこのままでは立ち飲みの突き出しにありそうな感じなのですが、合わせてある香草がディル、パクチー、それにバジル!という癖の強いものばかり、それが意外に合っているという発見。いやー、笑っちゃいますな。

7皿目。人気メニューだという塩豚カリカリ揚げ。皮つきの三枚肉に塩をして漬け込んだ後、皮つきで揚げました!というお料理なのですが、皮が有りえないぐらいガリガリ食感で、締まった肉となんだか面白いマッチングを見せる一品。いやー、食べたことが無いものが次々に・・・。御店主から、フォーとか揚げ春巻きとか生春巻きとかベトナム料理店にありそうなものが無くてスミマセン~と一発ギャグが入るのですが、全然OK!(初めに、癖の強いものが大好きです!アピールをしておいてよかった!汗)

お酒追加。先ほどのベトナム黄米焼酎の蓮茶割!¥500と言う変態なものを。いやー、円やか旨い蓮茶の風味がコーン味に掻き消されるのですが、それもまた良し汗汗汗。相方はミントビール¥650なりを。これまた、夏の暑い時に自宅でもしたくなった一品。(最近、近所の産直系市場で生ミントが簡単に買えるので)

あー、これは人気だ!と納得したムール貝レモングラス蒸しが8皿目。生レモングラスがしっかり入っています(香り付けなので食べられません)が、これまたなんともいいお味なのだ。小粒ですが20個近く入っていたように記憶。青唐辛子入りスイートチリソース(自作)みたいなのが付いてくるのですが、ムール貝に超合います。スープまで一滴残らず全部飲み乾してしまうのだ。

で、これがコースラストの9品目。では、あけますよ!と。

インドネシアの鶏の串焼きに「サテアヤム」というのがありますが、そういう感じのピーナツ系甘味噌タレに漬け込んだ鳥をソテーして、仕上げにバナナの葉にはさんで蒸しました的な。想像以上にしっかり量。大満足なり・・・。
とは言え、やっぱり頑張って麺類で〆たい我々。ベトナム米麺のフォーも自家製麺してしまう変態なお店なようなのですが、ついネーミングの変態さに負けて注文したのが・・・・

竹中直人麺なり。辛い味付けで、パクチーが二倍設定とのこと。なぜに竹中直人?なのですが、多分、御店主と同世代なので予想は付きます汗。20年前から出されているのではないかな汗。

具材はニラにほぼ生モヤシ、粗びき豚ミンチ(もしかすると担々麺のような感じで辛い肉味噌を仕込んでいるのかも)、非常に良く効く赤トウガラシが数本、それにたっぷり量パクチー。レモンの酸味が食欲をそそり、ずるずると完食。いやはや、お腹パンパンなり。
以上で〆て¥11000とかそれぐらいのお値段で、ま、この満足度なので超超超お安いという感想。これはアイデアの勝利ですなあ。いやー、なんだか非常に我が家向き!と大感動。 辛いものOKで、癖の強いハーブどんとこい!な友人を誘い、ベトナム鍋などで更に深みにハマってみたいと妄想中。確実、また来ます!
◆Tiem an HUONG VIET (ティエム アン フォーン ヴィエット)
住所:京都市中京区押小路通東洞院西入ル西押小路通町118
営業時間:18:00〜23:00 基本は火休・臨時休あり。
TEL:075-253-1828
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