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毎日快晴時折曇天4 京都伏見暮らし

関西系、食い意地blog /スイカ小太郎。

CHINONでディナー(2)@小川通押小路北東角

2020
10
お盆休みからお休み中はドライブだモードになっていた我が家。久々に見たい映画が発生。コロナ渦中で映画館も色々対応に大変なのだと思うのですが、前日予約で席を押さえやってきたTOHO二条。

喜与丸(小)_011

うーん、いかなるアングルで撮っても映り込みが~!なのですが、2週間限定なので、開演2日目にやってきた例の映画。NHKのBSで昨年末放映されているので既に見ている&録画もバッチリ!なのですが、巨大画面と大音響を楽しみに。いやー、孫の学芸会を見学に来た爺様のように少々うるうるしつつ(滝汗)。 今年結成20周年なので、色々ネットイベント等も用意されており、そちらもチケットを購入して超楽しみにしております!
で、お楽しみの後は、半年ほど前やってきて、これは我々向きだなあと確認したフレンチ料理店に再訪。

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久々にやってきた小川通押小路北東角。ANA Crowne Plaza 京都の裏手方面。お店の名前は「CHINON(シノン)」、眼鏡に髭のダンディなシェフが1人で回されているお店なのだ。前日予約でやってきた18:30。前回は、コロナ騒動直前だったので普通に営業されていたのですが、どうかなと思いつつ。

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お店前のメニューをチェックしつつ、店内に。4人掛けテーブル2にカウンター4席のみのこじんまり店。テーブルにはアクリルシールド、シェフはフェイスガードでばっちり対策済。今日は我々とカップルがもう1組という状況ですが、席間がゆったり目なので四組ぐらいでも全然大丈夫そうな感じ。

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で、メニューを検討する前に、まずはこれを~!という状況。二条から歩いてきたので、結構喉が乾いておりました。

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呑みながら、今日は何を食べようかな~と黒板メニューその1をチェック。そんなにメニュー数は多くなく、厳選されている感じなのですが・・

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黒板メニューその2.基本、捨て駒は1枚もありません!と言う感じですなあ。前回はあった前菜盛り合わせが無くなったのは、二皿に分けにくいから、と想像しますな。
今回、来る前からメイン料理は決まっているのですが、その前の前菜2種類、それともう一皿が超超超超悩みました。ちなみにカップルならシェアして四皿で十分!です。

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で、まずは前菜から。フォアグラのテリーヌ、ブリオッシュ添えで¥2000なり。二皿に分けて頂いております。見た目に色気はまったくありませんが(滝汗)、口に入れると、お料理がこれがまた超雄弁に語るのですな。。。 非常~に滑らか且つ濃厚で、室温になじんで来ると激蕩けます。。 過去、色々なお店で類似のものを頂いておりますが、量的にもお味的にも本当にハイレベル。ブリオッシュに添えて頂くと美味しいのですが・・・

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全部自家製パン3種盛り¥400も出して頂いてにっこり。これで一人前。テリーヌだけでパンを食べちゃいそうな勢いなのだ。(先は長いので慎重に!)

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で、当然ワインにスイッチ。ワインはカラフェ500mlで¥1800からあるお手軽度ですな。軽やか目の赤ですが、お値段以上にお値打ち系なお味。

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で、メニューに見つけたので、これを軸にメニュー順を考えたのですが、期待以上に美味しかったのがこちら。鴨茄子のグラタンで¥1500なり。シェフにどういうレシピなんですか~とお聞きしたら、アンチョビの風味を利かせて軽く火入れしてから、ホワイトソースとなんちゃらチーズを敷いたグラタン皿で更に焼く、みたいな感じでした。これも二皿で。

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茄子がもうとろんとろんで、あまり乳脂肪感は感じないのにチーズの旨味は感じる、ふわっとした不思議なホワイトソース(どことなく塩味プリン的な・・)が超ウマ。茄子好き・チーズ好きに大推薦します!

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前回、鰤のレモンバターソース的なものが超超旨かったので、今回も鰤があったのでつい。軽いトマトソースなんですが、これも間違いないお味。白グラスも追加したのですが、軽めの赤でも全然受け止めちゃうぜ!的な。

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これぐらいの火入れですな。いやー、付け合わせのキャベツまで抜かりなし!(パンを我慢するのが大変だ・・・汗) 

で、前回訪問時に後のテーブルから「ここでコレ食べないと勿体ないよねえ~」と、多分ワイン業界の方々が声を揃えて言われていた、例のブツに初遭遇。。

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国産牛のほほ肉煮込みで¥3200なり。これだけ、三切れなので1つ盛りになりますが?とシェフ。全然大丈夫です~ということに。
このビターな色合いを見よ!ですな。ワインを煮詰めた深ーい味わいで超濃厚。ほほ肉50g×3だそうなのですが、完全にホロホロになるまでは煮込んでおらず、味は十分に入っているのに肉の食感が楽しめる程度に見事にコントロールされているのだ。なんだか非常~に食べた感あり!な一品。 流石にソースはかなり重いのですがお芋さんと一緒に食べると程よい感じになり、お手軽洋食店なら、このソースを三倍に薄めてデミグラスです!と出しますな(滝汗) 

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甘いものは別腹とは言え、一皿だけ。ティラミスなのですが超正統派でした。いやー、最後までダレ場無し。全部美味しかった。

お皿に絵を描くような仕事はないのですが、シェフの目配りも自然且つ完璧。なんだか非常に寛げる一軒。結局、瓶ビール1、赤ワインカラフェ500ml、白グラス1、赤グラス1とそこそこ呑んで、〆て\15000ほどだったように記憶。この質でこの内容なので、なんだか非常~にお安い気分。
イノベーティブ系レストランに行って「皿の上にちまちまと料理盛り付けんと、どーんと持ってこいや!」的な思考の方に特におすすめするのですが、美味しいですよ! 多分、近日大勢でわさわさと伺うことになりそうな予感。。
 
 

 
◆CHINON(シノン)
住所:京都市中京区古城町369-3
営業時間:12:00~14:30(予約営業のみ) 17:30~22:00
TEL:075-746-3035 
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