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毎日快晴時折曇天4 京都伏見暮らし

関西系、食い意地blog /スイカ小太郎。

ラ・メール・ギキでランチ(3)@高辻通麩屋町東入

2021
20
なんだか今年初フレンチ!を食べたいぞという気分で、相方とどこか行きたいお店は無いかいな?と検討していたら、2018年10月オープンして直ぐ2回訪問した後に、ミシュランビブグルマンに選出され、それから全然予約が取れなくなったお店を思い出す。

シェフが沖永良部島のご出身で、お店の名前はラ・メール・ギキ。店名はご店主のお名前由来なのですが、ラ・メール=海、という店名の通り、シーフードに拘ったフレンチ店。 前回ネタが貸し切りをお願いしたこのネタなので、もう丸二年前か~!月日の経つのは速いよねえ、ということに。

ギキ(小)_001

場所は高辻通麩屋町東入。京町屋リノベ物件なのですが、神奈川県に移転するため閉店したビブグルマンフレンチの「ラ・ターブル・オ・ジャポン」の跡地。多分、家主さんが一階をPAに改造していて、細い階段をトントンとあがった二階屋根裏部屋という正に隠れ家っぽい物件。指定時間の12:30に店内に。

と、通常は2人掛けテーブルが7、カウンター4席なのですが、我々が入ってカップル3組、4人組1組でカウンター以外は概ね満席状態で、椅子を何席か抜いておられる模様。しかし、このご時世でも人が集まるところには集まるのだ~という感じですな。
あまりお洒落な風景ではないので撮影はしておりませんが、席間にはビニールシートの仕切りが設けてあり、ゆったりとした空間があるので、ソーシャルディスタンスは楽々確保!と言う感じ。

ギキ(小)_002

ランチメニューは三種類あり、Aが¥2500、Bが¥3500、オマール付で¥5500という価格帯。こちらがBのメニューで、前菜をプリフィックス三種からチョイス、魚があって肉系も三種からチョイス、パンとデザート、お茶付き。AはBから、魚の皿を抜いたもの。
折角ギキに来たんだから、魚の皿は食べておこうということに・・・

ギキ(小)_003

こちらがオマール付のコース。Bの魚がオマールを使った料理になるという仕掛け。後はBと同じ構成ですがBの肉の皿の加算が無くなる仕掛け。暫し悩んで、相方はB、私がオマール付にして全皿違うのをチョイスしてシェアしようよ!ということに。

ギキ(小)_004

何はなくとも、お休みだったので泡グラスからゆるゆるスタート。確か¥850ですが、なかなかコクもありいの旨かったように記憶。しかし、なんともナミナミですな。。。嬉しいですが汗。 
で、フロア担当の女性にボトルを見せてもらうも見事に写真を失敗していてびっくり。(結構あちこちで見かけるボトル・・・バロンとかなんとか・・・)で、お話してフロアに奥様が入っていることに気が付くのですな。

ギキ(小)_005

まずはアミューズ。魚出汁系な旨味を感じる玉子のムースにいくらを乗っけた、洋風茶碗蒸し的な手堅い一品。あー、これからどうなるんやろ!的な。

ギキ(小)_006

喉が渇いていたのであっという間に泡グラスを開けてしまい、白にスイッチ。グラスはお勧めとシャルドネの二種類で、こちらはシャルドネ¥850だったと記憶。二種類お願いして相方とシェアして楽しむ作戦。

ギキ(小)_007

前菜の皿その1。私チョイスのパテドカンパーニュ。レバー感そこそこ強め、ピスタチオがなんだか正統派フレンチ!てな雰囲気ですな。塩はそこそこ抑えめで、マスタードと共に自家製パンが進む皿。

ギキ(小)_009

そのパンは自家製のイカ墨入りパンとバゲットの二種。たっぷり程よい塩加減の黒オリーブのタップナードが付いていて、それだけでパン劇消化。タップナードはお土産でも販売されております~。

ギキ(小)_008

相方は魚がよい!とメニューにはなかったサーモンのコンフィをお願いする。生サーモンをオイルで低温調理したと思われる、非常~に柔らかい一品。サーモンで出来た滑らか上等ツナ缶みたいな感じで、これまたパンと好相性。これとマヨネーズ、胡瓜でもあれば相当旨いサンドイッチが出来ますな。。

ギキ(小)_011

で、背の高いフルートグラスに入って出てきたのは、温度が異なる季節のスープ。スプーンでかき混ぜず、まずそのままグラスを傾けて呑んでみてくださいね、とガイドされる。
おろおぼえ~汗・・・なのですが一番下が確か冷たい聖護院蕪のポタージュ、その上に南瓜の温かいポタージュ、上にミルクのエスプーマ、という構成だったような・・・。温度は逆かな・・・この温度差のあるスープが順番に口に流れ込んでくるのが快感ですな。。。美味しいです。

ギキ(小)_017

相方の魚の皿。これがまた¥3500で前菜・スープに魚・肉、デザートシッカリ!のコースで、これを出して大丈夫なんですか!なのですが、マナガツオ、それに鰆のポワレ。皮はぱりっぱりに焼けていて、身はふっくら。ソースはあくまでも軽やか系ですがボリュームは十二分にしっかり。

ギキ(小)_012

で、私の魚の皿。オマールとポルチーニ茸のパイ包み焼ですが、いいビジュアルですな~。で、こういうお料理なのでいつものように・・・

ギキ(小)_013

断面写真。白身の魚も入っていて、これまたボリューム的にも大満足。オマールに甘エビと蟹も加えたらしいビスクソースが超濃厚で、パンがバクバク頂けるお味。。(相方の分も半分ほど横取り・・・汗)

ギキ(小)_015

相方の肉の皿は、これまたメニューには書いていなかった、ブランド豚のグリル。焼き加減もしっとり系で相方大納得。

ギキ(小)_014

私はまた、一つ覚えで鴨を。皿の奥に添えてあるのはワイン風味のお塩。鴨では定番のオレンジ風味の超明瞭しっかり系甘口ソースなのですが、鴨自体の味付けは控えめなので、丁度バランスが取れていて間違いないお味でした。ソースまで残さずお皿ぴっかぴかに。 いやー流石ビブグルマン!と満足していたら、デザートがこれまたしっかり量でびっくり。

ギキ(小)_016

抹茶が濃すぎない抹茶のチーズケーキなのですが、ケーキ店でも出せそうな感じのしっとり感。最後までウマ~!でした。

実は、昨年も結構定期的に電話して席の空き状況を確認していたのですが、ミシュランの影響か、全然席が取れなかった一軒。京都に人の出入りが少ない間にまた覗きに行く気満々。また機会を狙ってきます~、ご馳走様でした!




◆ラ・メール・ギキ (La Mer giki)
住所:京都市下京区茶磨屋町228-2
営業時間:12:00~15:00(L.O.14:00) 18:00~22:30(L.O.21:00) 火休
TEL:075-371-4343
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