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毎日快晴時折曇天4 京都伏見暮らし

関西系、食い意地blog /スイカ小太郎。

る川 割烹りょう理@滋賀県 瀬田

2021
21
京都にコロナ緊急事態宣言が出て、飲食店でのお酒の提供がNGになるという、まるで「禁酒法時代」のような状況になり、その中で自宅から電車で1時間以内で移動できる滋賀県では普通~に飲食店が営業されている不可思議な状況。ちなみに私の本業先事務所、大阪某市までの通勤時間よりかなり短時間で行けるのだ。

で、過去、京都の食い意地系知り合いから滋賀県内の美味しいお店は教えて頂いていて、貧乏性なのでタクシー飛ばしてまで行こうとは思わないのですが、この機会に滋賀県内の駅から徒歩圏にある気になるお店を回ろうよ!と思いついたのが、実はこのネタを書いたGW前。(その際は、駅からバスで移動しました汗) で、滋賀県巡りシリーズになる3軒目をご紹介。(2軒目はランチのこちら) 

今回ご紹介するのは、JR瀬田駅近くにある割烹店、「る川」なり。このお店はFBの滋賀グルメ系グループで発見。調べてみたらかなり面白いことに取り組まれているマニア系な御店主で、自分のアンテナの精度にちょこっと己惚れたくなる美味しさでしたので、気合を入れ、ご紹介。

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膳所駅近くでの映画鑑賞の後、人生で初めて、JR瀬田駅に降り立つ我々。お店はここから徒歩3分ほどの駅近物件。

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お店は概ね10周年なのですが、3/1にリニューアルオープンしたばかり。和食店とは思えない、なかなかお洒落な外観。予約は数日前に入れましたかね。店内に。

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カウンター席が8席、御覧のテーブル席が4×2席というこじんまり物件ですが、もう有りえないほど超ゆったり空間。居酒屋さんなら、この面積があれば25席は押し込みそうな感じ。(それも把握したうえで来ておりますが汗) 今日は結局、我々だけの貸し切り営業で、超贅沢な空間を大満喫。ご店主は40代行っているの?というお若い人で、お若いサブのお兄さんとともに2人で回されていました。

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ご店主は釣りがお好きなようで、今日の天然琵琶鱒はご自分で釣ってきたものだそうです。それ以外にジビエ料理も豊富で、元々狩猟免許もお持ちだったようですが、現在は知り合いから色々仕入れておられる模様。兎に角、タイミングが良ければ、滋賀県内のあまり他店ではお目に掛かれない食材に出会えるお店なのだ。

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超!字が小さくて申し訳ない!のですが、ランチは鰻押しのお店。これもタイミングが良ければ琵琶湖産天然物に遭遇できるかも?という。(予約時に色々お願いすると、幸せになれそうですな・・)

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で、お店オリジナルのグラスで、トリビーで乾杯!からゆるゆるとスタートなり。

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先に注文制の八寸が出てくるか?と思ったのですが、いきなりメーンイベント!な御店主が釣った琵琶鱒の刺身と炙りが登場。これが¥1000とはなんだか超!お手頃設定ですなあ。トロケル食感に、ああ、これだけでここに来たかいがあるなあ!と。
御店主曰く、この季節に琵琶鱒を釣ろうとすると結構深いところ(深度30m以上だったような)に釣り糸を垂れる必要があるそうで、そういう情報も興味深く教えてもらうのだ。

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お酒は滋賀酒を10種類ほどは在庫されていて、オススメで!ということで。まずは、定番の松瀬酒造謹製「松の司 純米吟醸」からスタートなり。流石に1か月以上前のネタなので覚えちゃいないのですが、旨かったように記憶!

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で、八寸は注文する方式で、こんな充実感のあるものが頂けるのだ。¥1500/人なのですが、これは良いですな~。グラスに入っているのは菊芋のすりながし、それにもずく、皿の上はもろこ南蛮漬けに鰻肝、竹の子に生麩などなど、基本、日本酒呑みならうっとりー!ではないかと。 が、個人的には次の皿がツボ。

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ジビエ低温ロースト盛り合わせは¥3300なり。結構良いお値段なのですが、こういうものが食べられるお店は少なそう。手前はどこ産だったか忘れたのですが穴熊で、脂の旨味半端なし。真ん中は確か滋賀県産猪。これもちょっと燻製的な味付けで、こんなに野趣あふれる味になるのだと感心。奥はしっとり近江鴨!という。 量的には全然少な目なのですが、ワインやウイスキーなどでも合いそうな。無条件で呑めます。

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ランチ時は鰻を出しておられるので、白焼き¥1650をお願いするのだ。皮ぱりっぱり&身はふんわり。これはアテとするとなかなか量。確かこれは静岡産だったような。花山椒を添えてあるのがお洒落。

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水口の藤本酒造謹製「神開 吟吹雪六號ひしゃく 純米生原酒」なり。青いとっくりもあるので、確か、この前にも一合吞んでいるのですが記憶が~(滝汗)。

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実は、相方共々これが一番いいな!と思った春の天ぷら盛りは¥1200なり。こしあぶら、たけのこ、蛍烏賊、わらびではなくてなんだっけ。。蕪などなどが丁度いい塩梅で衣も軽快。次回も天ぷらは確実食うよね!ということで。で、そろそろお腹も良い感じ。

写真は残っていないのですが、この時点で3合は呑んでいて、釜炊きご飯一合とその仕上げ前の軽いアテ、更にご飯炊きあがり待ちのお酒を追加注文。

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お店にあると呑んでいる気がする、水口の笑四季酒造謹製「笑四季 センセーション 青ラベル 生酒」なり。これと合わせるのが・・

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琵琶湖の佃煮盛り合わせ。残ったら炊き立てご飯と合わせる作戦。のんびりご飯の炊きあがりを待つのですが、御店主はカウンター営業向けのトークが出来る人で、また面白いネタを色々とお持ち。(流石に一か月経つと忘れているのですが汗) 確か、むっちゃ喋ったように記憶。

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琵琶鱒のご飯も魅力的!なのですが、我々は春の土鍋ご飯¥1800が釜揚げしらすと聞いては注文しないわけはないわけで・・。空豆の緑が綺麗ですな。

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いやはや、超旨いと思ったしらす好き和歌山人。しらすはどこ産だったか忘れたのですが、和歌山産ではなかったような。(確か、淡路とか。。)結局お土産におにぎりを2つ握ってもらって〆!とということに。

以上で瓶ビール1に日本酒四合?で、〆て¥17000ほどという大大大大納得価格。(支払いは覚えているのだ汗)これ以後、滋賀の和食系飲食店に数店いったのですが、支払いとお料理のバランスが丁度良いな!と思ったのがこちら。お店に伺った以降、お店のFBには注目しているのですが、相変わらずマニアックなことをされている自由な発想の和食店。機会があったら再訪したい筆頭。ご馳走様でした!。

尚、この滋賀で晩御飯シリーズ、その9ぐらいまで4週ほどにわたってぽつぽつとお届けする予定です。
(いやー、これから書くのですが、全店これぐらいのネタ密度なので結構大変です・・・汗)



◆る川 割烹りょう理 (Rukawa)
住所:滋賀県大津市大萱1丁目14-18 深田ビル 1F
営業時間:12:00〜15:00 18:00〜23:00 日休・月昼休
TEL:077-543-5667
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