イーパンツァイ 田中@元田中
2021
05
ようやく、平成の禁酒令が終了した週の金曜日ネタ。
とはいえ、まだマンボウ発令中で、飲食店は20:00営業まで。百万遍で務めている相方が来やすいところ!で思いつき、昨年12月にオープンしてからちょこちょこ予約電話を入れていた、元田中にある中華料理店に前日思いついて電話したら、ようやく!席が取れたのだ。

場所は、我々が大好きだったカウンター中華バル「上海バンド」の跡地。お店の名前は「イーパンツァイ 田中」なり。この路地奥に進むのは相変わらず、九龍城的というかアジアの混沌!に身を投じる勇気が必要(少々、誇張あり汗)

お若いご夫婦が回されている中華料理店。4人掛けテーブル3、カウンター6ぐらいのこじんまり店ですが、コロナ対策で、当日はカウンターは我々だけ、あと3人組1組とカップル1組というゆったり営業中。(満席表示がありますが、飛び込みは全て断っておられる状況)

相方より10分ほど早くついてしまったので、丸2か月ぶりほどで京都市内で呑むトリビーでにんまり!なのだ。しかし、脂でコッテコテだった店内が、随分とすっきりした感じに生まれ変わっていてビックリしつつ、今日は何を食べようかなあ!ということに。

こちらがカウンター上に掲げてある本日の黒板メニュー。上海バンド時代のようなマニアック系日本酒は無いようですが(2種類だだけあったかな・・) フカヒレに干し鮑、ナマコなどの高級食材もありいの・・・

で、こちらが定番の前菜系で・・・

こちらがメイン料理の一部。カウンターキッチンの中に、業務用コンベクションオーブンがどーんと置いてあり(某社製なので正式には、コンビオーブン、ですかね・・)、これを使ったお肉系点心類が素敵に旨いとの噂アリ。お一人でキッチンを回しているにしては、30種類ほどスタンバイされている模様。食指の動くものが多いので目移り!ですな。初見なので、前菜盛り合わせは外せない!と悩んでいるうちに相方も登場し、相方は生ビール、私は速攻で紹興酒グラスにスイッチし、お料理も注文。

で、お料理が出てくるまで周りをきょろきょろ。店内雰囲気その1ですな。

突き出しに、蜂蜜がけの燻製胡桃、それに自家製のドライ蜜柑(静岡産だったような・・)が登場。(ちょっと食べちゃった絵ですが・・・)この甘ーくて蜜柑の旨味を凝縮したようなドライ蜜柑がなんとも、紹興酒に合うという発見。

で、前菜盛り合わせ二人前¥2600~(以下、全て税抜価格)が登場。丸いグラスに入っているのは酸っぱすぎないクラゲ、それに・・・

ざっと分けた図。蒸し鶏ネギソースは一切れ食べました。しっとりとした仕上がりで身には濃い塩分を乗せない方針なお味。豚すね肉のハム的冷菜がムチムチした食感で美味しい。口をサッパリさせるのに絶大な効果を発揮するシロップ漬けのプチトマト、よだれ鶏的な辛味噌系ソースがかかった海老、インゲン胡麻和えと燻製?だったか蛸、というバラエティしっかりな布陣。

お次は揚げ物から。ラム肉のスパイシーソルトで¥2200なり。骨付きラムチョップのスパイス揚げですな。ピリ辛ですが、全然過剰な辛さではなく、食べやすい味付け。香ばしいパン粉が添えてあり、これがヤングコーンやスナップエンドウと激しく合う、紹興酒よりもビールが欲しくなる一品かな。。

お酒は19:00まで!というマンボウ発令中なので、最近は19:00前にはボトルでお酒をお願いしている気がするのだ。ラベルに平仮名表記が入っている日本向け商品の紹興酒を初めて見たかもですなあ。10年物を張り込んでみましたが¥4500だったように記憶。8年物¥3500もあります。

水餃子は¥440/4個というお手頃価格。ムチムチ系でお肉しっかり。二人前言えばよかった!という刻みネギたっぷりの中国酢が合う一品。

で、結構良い気分で、「ドライ蜜柑はレジに置けば売れますよ~」など言っていたら、他のテーブルのお料理進行で少々時間待ちになったのを奥様が気遣ってくれて、ちょっとだけつなぎで。ちなみに、奥様は随分以前の上海バンド時代に、この場所でアルバイト経験があるようで、まあ、不思議なご縁ですね!と感嘆しつつ・・・

目の前のコンベクションオーブン(レンジ内湿度まで調整できるのですなあ・・・欲しいカモ汗汗汗汗)で、お願いした叉焼が仕上がっていくのをワクワクと見守っていると・・・

先に、置いているお店では我が家ではマストアイテム!な麻婆豆腐がじゃじゃんと登場。¥1200なり。四種類の豆板醤を使っているそうなのですが、ラー油ガツーン!とは対極にある味わい。辛味は激辛!ではなく結構辛い?ぐらいの感じで、赤味噌系の旨味が非常~に濃厚且つ甘味が主張するのが特徴。が、トロミづけは極少で、豆腐もしっかりと固いのを使っていて、オリジナル感がある構成ですなあ。相方も、これは他のお店では食べられない味付けだよねえ!とニンマリ。

で、我が家ではこういう食べ方にするわけで。深みのある旨味感満載なのですが、ご飯との相性は言うまでも無くバッチリ!。花椒の効きもマイルドなので、辛いものが苦手でも美味しく頂けると思われますな。

コンベクションオーブンから出てきたのは蜜汁叉焼で¥1200。見事な照り。結構がっしりとタレに漬け込んでいるようで、中国のコーリャン酒と蜂蜜で作った甘タレがしっかり染み込んでいて、これまた超正統派!てなお味。添えてある紹興酒漬けの生ピーナツがなんだかお洒落。
で、以上で、一回目注文分が終わりなのですが、もうちょっとだけ欲しい気分で、〆メニューは汁麺、炒飯、るーろー飯におかゆと色々揃っているので、悩むのですな。

通常の汁麺は叉焼が乗っているようなので、変えましょうか?と提案頂いて、鳥葱そばにしてもらいました。多分¥1000なり。

正統派中華料理店の〆の汁麺として、なんの文句も無い王道的お味。しこしこ玉子麺の腰が大好き。さっぱりとしてパクチーの香りがよく合うのだ。いやはや最後まで大満腹!なりでした。
以上で、生ビール2に紹興酒グラス1にボトル1と結構呑んで¥18000ほどだったように記憶。お手頃店ではないのですが、このお料理の質なら大納得。メニューに気になる食べてみたいものが沢山ありますので、また席が取れたらお邪魔している気がします~。ご馳走様でした!
◆一盘菜 田中 (イーパンツァイ タナカ)
住所:京都市左京区田中里ノ内町26
営業時間:14:00~17:30 18:00~22:00LO
(最新の営業状況はお店にご確認を・・)
TEL:075-708-2793
とはいえ、まだマンボウ発令中で、飲食店は20:00営業まで。百万遍で務めている相方が来やすいところ!で思いつき、昨年12月にオープンしてからちょこちょこ予約電話を入れていた、元田中にある中華料理店に前日思いついて電話したら、ようやく!席が取れたのだ。

場所は、我々が大好きだったカウンター中華バル「上海バンド」の跡地。お店の名前は「イーパンツァイ 田中」なり。この路地奥に進むのは相変わらず、九龍城的というかアジアの混沌!に身を投じる勇気が必要(少々、誇張あり汗)

お若いご夫婦が回されている中華料理店。4人掛けテーブル3、カウンター6ぐらいのこじんまり店ですが、コロナ対策で、当日はカウンターは我々だけ、あと3人組1組とカップル1組というゆったり営業中。(満席表示がありますが、飛び込みは全て断っておられる状況)

相方より10分ほど早くついてしまったので、丸2か月ぶりほどで京都市内で呑むトリビーでにんまり!なのだ。しかし、脂でコッテコテだった店内が、随分とすっきりした感じに生まれ変わっていてビックリしつつ、今日は何を食べようかなあ!ということに。

こちらがカウンター上に掲げてある本日の黒板メニュー。上海バンド時代のようなマニアック系日本酒は無いようですが(2種類だだけあったかな・・) フカヒレに干し鮑、ナマコなどの高級食材もありいの・・・

で、こちらが定番の前菜系で・・・

こちらがメイン料理の一部。カウンターキッチンの中に、業務用コンベクションオーブンがどーんと置いてあり(某社製なので正式には、コンビオーブン、ですかね・・)、これを使ったお肉系点心類が素敵に旨いとの噂アリ。お一人でキッチンを回しているにしては、30種類ほどスタンバイされている模様。食指の動くものが多いので目移り!ですな。初見なので、前菜盛り合わせは外せない!と悩んでいるうちに相方も登場し、相方は生ビール、私は速攻で紹興酒グラスにスイッチし、お料理も注文。

で、お料理が出てくるまで周りをきょろきょろ。店内雰囲気その1ですな。

突き出しに、蜂蜜がけの燻製胡桃、それに自家製のドライ蜜柑(静岡産だったような・・)が登場。(ちょっと食べちゃった絵ですが・・・)この甘ーくて蜜柑の旨味を凝縮したようなドライ蜜柑がなんとも、紹興酒に合うという発見。

で、前菜盛り合わせ二人前¥2600~(以下、全て税抜価格)が登場。丸いグラスに入っているのは酸っぱすぎないクラゲ、それに・・・

ざっと分けた図。蒸し鶏ネギソースは一切れ食べました。しっとりとした仕上がりで身には濃い塩分を乗せない方針なお味。豚すね肉のハム的冷菜がムチムチした食感で美味しい。口をサッパリさせるのに絶大な効果を発揮するシロップ漬けのプチトマト、よだれ鶏的な辛味噌系ソースがかかった海老、インゲン胡麻和えと燻製?だったか蛸、というバラエティしっかりな布陣。

お次は揚げ物から。ラム肉のスパイシーソルトで¥2200なり。骨付きラムチョップのスパイス揚げですな。ピリ辛ですが、全然過剰な辛さではなく、食べやすい味付け。香ばしいパン粉が添えてあり、これがヤングコーンやスナップエンドウと激しく合う、紹興酒よりもビールが欲しくなる一品かな。。

お酒は19:00まで!というマンボウ発令中なので、最近は19:00前にはボトルでお酒をお願いしている気がするのだ。ラベルに平仮名表記が入っている日本向け商品の紹興酒を初めて見たかもですなあ。10年物を張り込んでみましたが¥4500だったように記憶。8年物¥3500もあります。

水餃子は¥440/4個というお手頃価格。ムチムチ系でお肉しっかり。二人前言えばよかった!という刻みネギたっぷりの中国酢が合う一品。

で、結構良い気分で、「ドライ蜜柑はレジに置けば売れますよ~」など言っていたら、他のテーブルのお料理進行で少々時間待ちになったのを奥様が気遣ってくれて、ちょっとだけつなぎで。ちなみに、奥様は随分以前の上海バンド時代に、この場所でアルバイト経験があるようで、まあ、不思議なご縁ですね!と感嘆しつつ・・・

目の前のコンベクションオーブン(レンジ内湿度まで調整できるのですなあ・・・欲しいカモ汗汗汗汗)で、お願いした叉焼が仕上がっていくのをワクワクと見守っていると・・・

先に、置いているお店では我が家ではマストアイテム!な麻婆豆腐がじゃじゃんと登場。¥1200なり。四種類の豆板醤を使っているそうなのですが、ラー油ガツーン!とは対極にある味わい。辛味は激辛!ではなく結構辛い?ぐらいの感じで、赤味噌系の旨味が非常~に濃厚且つ甘味が主張するのが特徴。が、トロミづけは極少で、豆腐もしっかりと固いのを使っていて、オリジナル感がある構成ですなあ。相方も、これは他のお店では食べられない味付けだよねえ!とニンマリ。

で、我が家ではこういう食べ方にするわけで。深みのある旨味感満載なのですが、ご飯との相性は言うまでも無くバッチリ!。花椒の効きもマイルドなので、辛いものが苦手でも美味しく頂けると思われますな。

コンベクションオーブンから出てきたのは蜜汁叉焼で¥1200。見事な照り。結構がっしりとタレに漬け込んでいるようで、中国のコーリャン酒と蜂蜜で作った甘タレがしっかり染み込んでいて、これまた超正統派!てなお味。添えてある紹興酒漬けの生ピーナツがなんだかお洒落。
で、以上で、一回目注文分が終わりなのですが、もうちょっとだけ欲しい気分で、〆メニューは汁麺、炒飯、るーろー飯におかゆと色々揃っているので、悩むのですな。

通常の汁麺は叉焼が乗っているようなので、変えましょうか?と提案頂いて、鳥葱そばにしてもらいました。多分¥1000なり。

正統派中華料理店の〆の汁麺として、なんの文句も無い王道的お味。しこしこ玉子麺の腰が大好き。さっぱりとしてパクチーの香りがよく合うのだ。いやはや最後まで大満腹!なりでした。
以上で、生ビール2に紹興酒グラス1にボトル1と結構呑んで¥18000ほどだったように記憶。お手頃店ではないのですが、このお料理の質なら大納得。メニューに気になる食べてみたいものが沢山ありますので、また席が取れたらお邪魔している気がします~。ご馳走様でした!
◆一盘菜 田中 (イーパンツァイ タナカ)
住所:京都市左京区田中里ノ内町26
営業時間:14:00~17:30 18:00~22:00LO
(最新の営業状況はお店にご確認を・・)
TEL:075-708-2793
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