ふくらで久々ディナー(4)@河原町荒神口下ル東側
2021
14
平成の禁酒令がようやく終わった二週目末のディナーネタ。
和食気分でゆったりとできるお手頃系のお店で良いところ!と考えて、ふくらさんにお邪魔しよう!と意見一致。前々日ぐらいに予約を入れ、やってきた確か金曜日。 梅雨真っ最中で雨続きなのですが、美味しいお店が待っていると思うと足取りも軽いのだ。

お酒提供は19:00までのマンボウ発令中の期間。17:30に予約をお願いし、15分ほど前に到着。百万遍から移動してくる相方を待って、先にカウンター席に陣取る。

メニューを眺める前につい先に注文。うひゃー、極楽極楽。生ビールはサッポロの「SORACHI1984」なる銘柄を採用されているのですが、クラフトビール的なボタニカルなお味なのだ。美味しい~。

今日は、ふくら独特の〆メニューが含まれないコース「未完」を予約時にお願いしているのだ。5種のお酒が進むお料理が出てくる、酒呑みが軽めに仕上げたいときには丁度良い構成。

で、お酒メニューなどを眺めているうちに相方も登場。ビールで乾杯の後、早速お料理がスタートするのだ。

まずは、冷たいジャガイモのすり流し。中には太いじゅんさい、それに冬瓜。隠し味はほんのり味噌? 上から細切りポテトチップ的なのが掛かっているのが食感アクセントなのだ。芸細やか。

御店主ご夫婦は、たしか滋賀からお店に通っておられるので、滋賀酒が多いのが特徴。大津の平井商店謹製「浅茅生 熊穴ヨリ責メル 純米無濾過生原酒」なり。浅茅生はがしっとした骨太いお酒が多いという印象なのですが、これは「責め(搾り工程の最後の方に出てくるもの)」の割にはするりっと呑みやすかったように記憶。

お次はアツアツの茶碗蒸し。生姜とネギの風味がしっかり主張するすっぽん入り。こういう蒸し蒸しする日はエアコンの利いた部屋で、こういうほっこり系なものを頂くのも乙ですな。。

更にお造り。奥はカンパチ、中央右がアブラメ、手前が鱧の炙り。いやはや、これまたにんまり。今目の前で切りたてですので、間違いはないのだ。

日本酒その2。意外にも、福島は松崎酒造店謹製「廣戸川 純米吟醸 雄町」が登場。廣戸川は、かなりお気に入りの酒蔵で、そうかー、福島県産「夢の香」に拘っている廣戸川が雄町で酒を造るのか!とびっくり。

で、見た目は和食店らしくない一皿が登場。鱧の天ぷらなのですが、添えてある焼き夏野菜がメインのような構成で、紫蘇の花の香りと、胡麻ソース、それにトマトジュレのソースがよく合うのだ。相方大絶賛。

で、更に日本酒その3は、再び滋賀に戻ってきて冨田酒造謹製「七本鎗 木ノ環 木桶仕込 生原酒」なり。七本槍初の木桶仕込みのお酒だそうです。ご店主(いや、奥様?)のお任せで頂くほうが幸せになれるので、基本、次のお酒を!以外の細かいリクエストはしていないのですが、次々呑んだことのないものが。。。錫製の酒器もオシャレですな。

で、この時点で酒肴盛りが出てくるのが小憎らしいというか、酒呑みの嗜好を知っているというか。豆鉢に入っているのはじゃこと万願寺、ふわふわのダシ巻に、焼いた魚はなんだっけ。稚鮎の南蛮漬けに赤こんにゃくに鱒の燻製だったかな・・・。あらかた忘却の彼方なのですが(滝汗)高密度な盛り込みもきっちりで、ま、激しくにっこり。

今回は、カウンター席は我々の貸し切り状態で、あとテーブル席にカップル1組。カウンターには着脱可能なシールド板も設置され、安心感の高いシステムで運営中。で、最後のメイン料理は4種のプリフィックスになっているので注文し、

日本酒その4をお願いする。山形は杉勇蕨岡酒造場謹製「杉勇 純米吟醸 雄町 生酛山卸原酒」なり。26BYって!なのですが、呑んでいるときは気が付かなかったので、かなりご機嫌さん状態だった模様。かなり珍しいものではないかと。

で、先に相方注文のメイン料理「アブラメあら炊き」が登場。結構でっかいもので2人でシャアしてつつくには良い感じなのだ。こういうお料理が出てくると「黙食」なんて言わなくても静かになりますな。(滝汗)

速攻で一合空いたので、最後のその5を。再び滋賀酒で、北島酒造謹製「北島 山田錦 酵母無添加生酛 純米吟醸無濾過生」なり。いやー、おぼえちゃいないのですが、間違いなく旨かったように記憶・・・汗。

で私注文がこちら、近江牛アギ(顎肉)味噌煮込みで+¥500の加算メニュー。見た目はビーフシチュー的なのですが、これがとろける円やかさ。味噌ソースに、鮒寿しの飯(いい)を忍ばせているのが工夫だそうです。いやはや大大大大充実。
で、未完には〆ご飯等は付いていないので、釜炊きのご飯や玉子ご飯などの魅惑のメニューが並ぶのですが、そこまでガッツリ!でなくても良いね!と相方がチョイスしたのが・・・

奥様謹製のヴィクトリアサンドイッチケーキ¥400なり。調べますと、ヴィクトリア女王が最愛の夫を亡くし、悲しみにくれていた時、女王を慰めるためにティーパーティーでたびたび供されたのがこのケーキ、とのこと。19世紀のレシピなのですが、バターシッカリで良い茶菓子ですな。アツアツほうじ茶でもバッチリ。
で、生ビール1、生ビール小1、日本酒5合と結構しっかり目に頂いて、〆て¥17000ほどだったように記憶。相方とやっぱり、ふくらさんは手堅いねえと感心しつつ、また日本酒好きを募って集まりたいなあ~と言う希望ですな。(9月以降?)ご馳走様でした、また来ます~。
◆お料理とお酒 ふくら
住所:京都市上京区河原町荒神口下ル上生洲町220-1
営業時間:12:00~14:30 (LO13:30) 17:30~22:30 不定休+第三日休
TEL:075-252-0505
和食気分でゆったりとできるお手頃系のお店で良いところ!と考えて、ふくらさんにお邪魔しよう!と意見一致。前々日ぐらいに予約を入れ、やってきた確か金曜日。 梅雨真っ最中で雨続きなのですが、美味しいお店が待っていると思うと足取りも軽いのだ。

お酒提供は19:00までのマンボウ発令中の期間。17:30に予約をお願いし、15分ほど前に到着。百万遍から移動してくる相方を待って、先にカウンター席に陣取る。

メニューを眺める前につい先に注文。うひゃー、極楽極楽。生ビールはサッポロの「SORACHI1984」なる銘柄を採用されているのですが、クラフトビール的なボタニカルなお味なのだ。美味しい~。

今日は、ふくら独特の〆メニューが含まれないコース「未完」を予約時にお願いしているのだ。5種のお酒が進むお料理が出てくる、酒呑みが軽めに仕上げたいときには丁度良い構成。

で、お酒メニューなどを眺めているうちに相方も登場。ビールで乾杯の後、早速お料理がスタートするのだ。

まずは、冷たいジャガイモのすり流し。中には太いじゅんさい、それに冬瓜。隠し味はほんのり味噌? 上から細切りポテトチップ的なのが掛かっているのが食感アクセントなのだ。芸細やか。

御店主ご夫婦は、たしか滋賀からお店に通っておられるので、滋賀酒が多いのが特徴。大津の平井商店謹製「浅茅生 熊穴ヨリ責メル 純米無濾過生原酒」なり。浅茅生はがしっとした骨太いお酒が多いという印象なのですが、これは「責め(搾り工程の最後の方に出てくるもの)」の割にはするりっと呑みやすかったように記憶。

お次はアツアツの茶碗蒸し。生姜とネギの風味がしっかり主張するすっぽん入り。こういう蒸し蒸しする日はエアコンの利いた部屋で、こういうほっこり系なものを頂くのも乙ですな。。

更にお造り。奥はカンパチ、中央右がアブラメ、手前が鱧の炙り。いやはや、これまたにんまり。今目の前で切りたてですので、間違いはないのだ。

日本酒その2。意外にも、福島は松崎酒造店謹製「廣戸川 純米吟醸 雄町」が登場。廣戸川は、かなりお気に入りの酒蔵で、そうかー、福島県産「夢の香」に拘っている廣戸川が雄町で酒を造るのか!とびっくり。

で、見た目は和食店らしくない一皿が登場。鱧の天ぷらなのですが、添えてある焼き夏野菜がメインのような構成で、紫蘇の花の香りと、胡麻ソース、それにトマトジュレのソースがよく合うのだ。相方大絶賛。

で、更に日本酒その3は、再び滋賀に戻ってきて冨田酒造謹製「七本鎗 木ノ環 木桶仕込 生原酒」なり。七本槍初の木桶仕込みのお酒だそうです。ご店主(いや、奥様?)のお任せで頂くほうが幸せになれるので、基本、次のお酒を!以外の細かいリクエストはしていないのですが、次々呑んだことのないものが。。。錫製の酒器もオシャレですな。

で、この時点で酒肴盛りが出てくるのが小憎らしいというか、酒呑みの嗜好を知っているというか。豆鉢に入っているのはじゃこと万願寺、ふわふわのダシ巻に、焼いた魚はなんだっけ。稚鮎の南蛮漬けに赤こんにゃくに鱒の燻製だったかな・・・。あらかた忘却の彼方なのですが(滝汗)高密度な盛り込みもきっちりで、ま、激しくにっこり。

今回は、カウンター席は我々の貸し切り状態で、あとテーブル席にカップル1組。カウンターには着脱可能なシールド板も設置され、安心感の高いシステムで運営中。で、最後のメイン料理は4種のプリフィックスになっているので注文し、

日本酒その4をお願いする。山形は杉勇蕨岡酒造場謹製「杉勇 純米吟醸 雄町 生酛山卸原酒」なり。26BYって!なのですが、呑んでいるときは気が付かなかったので、かなりご機嫌さん状態だった模様。かなり珍しいものではないかと。

で、先に相方注文のメイン料理「アブラメあら炊き」が登場。結構でっかいもので2人でシャアしてつつくには良い感じなのだ。こういうお料理が出てくると「黙食」なんて言わなくても静かになりますな。(滝汗)

速攻で一合空いたので、最後のその5を。再び滋賀酒で、北島酒造謹製「北島 山田錦 酵母無添加生酛 純米吟醸無濾過生」なり。いやー、おぼえちゃいないのですが、間違いなく旨かったように記憶・・・汗。

で私注文がこちら、近江牛アギ(顎肉)味噌煮込みで+¥500の加算メニュー。見た目はビーフシチュー的なのですが、これがとろける円やかさ。味噌ソースに、鮒寿しの飯(いい)を忍ばせているのが工夫だそうです。いやはや大大大大充実。
で、未完には〆ご飯等は付いていないので、釜炊きのご飯や玉子ご飯などの魅惑のメニューが並ぶのですが、そこまでガッツリ!でなくても良いね!と相方がチョイスしたのが・・・

奥様謹製のヴィクトリアサンドイッチケーキ¥400なり。調べますと、ヴィクトリア女王が最愛の夫を亡くし、悲しみにくれていた時、女王を慰めるためにティーパーティーでたびたび供されたのがこのケーキ、とのこと。19世紀のレシピなのですが、バターシッカリで良い茶菓子ですな。アツアツほうじ茶でもバッチリ。
で、生ビール1、生ビール小1、日本酒5合と結構しっかり目に頂いて、〆て¥17000ほどだったように記憶。相方とやっぱり、ふくらさんは手堅いねえと感心しつつ、また日本酒好きを募って集まりたいなあ~と言う希望ですな。(9月以降?)ご馳走様でした、また来ます~。
◆お料理とお酒 ふくら
住所:京都市上京区河原町荒神口下ル上生洲町220-1
営業時間:12:00~14:30 (LO13:30) 17:30~22:30 不定休+第三日休
TEL:075-252-0505
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