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毎日快晴時折曇天4 京都伏見暮らし

関西系、食い意地blog /スイカ小太郎。

のくる@富小路通蛸薬師下ル

2021
11
まだ、京都に禁酒令が発令されていなかった二週間ほど前ネタ。
烏丸六角、それに麩屋町綾小路にある人気海鮮系居酒屋「海鮮酒場あんじ」が、カウンター割烹的なお店を出すよ!というのをFB友のDHさんにお聞きしたのが7月初旬。で、覗きに行きません?ということになり、やってきた金曜日の業務終了後。

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場所は富小路通蛸薬師下ル。錦市場から上がって直ぐの位置。入り口が写真の奥側の電気がついているあたりにあるので、まごまごしつつ店内に。

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こういう雰囲気のカウンター10席のみのなかなかお洒落な箱。お料理は店名のように「野から来るもの」を中心に、ジビエを炭火焼で、旬の鮮魚や野菜などが和食アレンジで頂ける趣向。アラカルトメニューもあるのですが、今日は、DHさんが先にセッティングしてくれて、お酒ペアリング付き¥8800コース(税込み)!ということに。 キッチンはお2人で回されているのですが、結局19:00までに全て満席に。

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とりあえず、ビールで!ということでお料理を待つのだ。わくわく!

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まずは先付け的にお刺身が登場。四貫なのですが、金目にマグロに白身はなんだっけ・・真鯛となんとか。漁港から直送で魚を仕入れる独自ルートをお持ちのあんじ系列なので、お魚の目利きは間違い無しですな。

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お次は瞬間燻製。器を開けるとぶわっと薫香!

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鰹の塩たたき、瞬間燻製なり。これも素材のよさが光る一品。美味しいです~。

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御店主から「使っている粗塩は、私の先輩が高知で作っているものなのですよ!」と教えてくれるのだ。帰りにお試し少量パックをお土産に頂きました。で・・・

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お酒はワインに日本酒にフレッシュ果実系酎ハイなど非常に豊富なのですが、今日はペアリングでお願いしているので、合ったものを次々とグラスで。 まずは滋賀の笑四季酒造謹製 「Sakederia 2092 #1 ピンクのバラ 火入れ」なり。花酵母を使っている甘口白ワイン系。確かにフローラルで華やかなお味で、これはなかなかいいですな~。好みのお味。

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お次は茄子のすり流し。我々の顔を見てから茄子を炭火で焼きナスにして、バーミックスでがががー!と完成した一品。アクセントは、上に掛かっているトマト、それに梅干しのピュレソース。匙を口に運ぶと、焼きナスの香ばしさがぶわん、ほの温いぐらいの温度域なのがまた美味しいのだ。

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冷たい炊き合わせと言うか酢の物というかです!と出てきた面白いもの。冬瓜はダシで炊いた冷たいもので、生のキクラゲ、それにトマト、鯛の子は押さえた酸味の酢の物で、これらが碗の中で一体化!という。非常にさっぱり、暑い夏用炊き合わせですな。

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お次のお酒は、栃木県は株式会社せんきん謹製「仙禽 純米大吟醸 朝日2020」なり。古代米の「朝日」で醸されたこれまた白ワイン系。ぶわーっとフローラルな感じで美味しいのだ。 多分、過去呑んだことの無い酒蔵のような気がしますが、仙禽とは「鶴」の別名だそうです。

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更にさっぱり系なおばんざい。ずいきと揚げさんの炊いたんですな。外は超暑いので、エアコンの効いた部屋でこういう冷たい皿がなんだかうれしいおっさんです。

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お次は揚げ物。目の前で超大物をざくざくざくざくざくざくと骨切したばかりの鱧の天ぷら。付け合わせはアスパラ。間違いはないわけで。

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長野は宮坂醸造謹製「真澄 純米吟醸生酒」なり。長野の酒はがっしり骨太いからスッキリ系まで幅白い印象ですが、これは呑み疲れない感じで。寒仕込みの新酒を低温熟成したものらしいですが、好きなタイプの食中酒です。

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で、メインは鹿ロースト。この見事な火入れ。目の前のキッチン内でしばらく低温調理器(グルーディア)が動いていたので、あらかた低温調理で火を通し、仕上げは目の前に鎮座する業務用コンベクションオーブンですかね。美味しいです~。(とはいえ、酒のアテ的サイズなので、もちょっと大きめのサイズでもOKですので!)

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愛知県は関谷醸造謹製「蓬莱泉 純米吟醸 和 熟成生酒」なり。蓬莱泉のレギュラーシリーズ「純米吟醸 和」を、タンクで1年間熟成させて出荷している限定酒なのですが、これはその2017BY。 どこに保管していたのですか!とお尋ねしたいのですが(滝汗)、冷蔵熟成のようで紹興酒のようなひね感は極少。古酒好きはニッコリ!なのだ。

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〆は自家製いくら乗っけ玉子かけご飯。良くマゼマゼして頂きます~。

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すっと、しじみのおすましが添えてあるのがいいですな。いやはやホッコリ。

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最後の最後に水菓子。熟れ熟れのメロン、それにちょっと酸っぱくて目が覚めるスモモ?ネクタリン?。いやー、大充実!なのですが、お食事は日本酒呑み助用で若干控えめ量かな。 実は、初めにお料理は¥8000、飲み物別でお願いしたつもりだったのですが、少々コミュニケーションのすれ違いでお酒込み¥8000!だったので随分お安く済んでしまうのですな。(滝汗)

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コースだったのでメニューはおまかせだったのですが、外に掲示してあったアラカルトメニューがこちら。地元の京都酒以外にもあまり他で見かけない日本酒、それに気の利いたアテが色々揃っているので、気になる方はマンボウ解除後にぜひ、ですな。ご馳走様でした~。
 
 

◆のくる
住所:京都市中京区高宮町575
営業時間:18:00~26:00 不定休
  (最新の営業情報はお店にご確認を!)
TEL:075-285-4360
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