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毎日快晴時折曇天4 京都伏見暮らし

関西系、食い意地blog /スイカ小太郎。

お昼の料理屋fudo by 安保清市(2)@京都市役所前

2021
24
未だ続く、京都のコロナ緊急事態宣言。来週末からはマンボウ移行!と期待しているのですが、どうなりますかねえ?
で、引き続き10日間ほどのタイムラグでお送りする、禁酒令発令中の京都ランチネタ。

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で、数日前予約でやってきたのは、創作料理系イタリアン、Fudo。7月に今年から始められたランチコースを頂いて、「この内容で、このお値段とは超お得だ!」と大満足。 月替わりでメニューが入れ替わるので、また変わったらこようということに。が、8月はお休みが多くて訪問できず、満を持してやってきた9月ランチ!なのだ。

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12時一斉スタートで月替わりランチコースが1種類、税込み¥4180のみ。予約したら自動的にランチコースが提供される仕組み。禁酒令発令中なので、ノンアル系ドリンクを頂こうとメニューを確認。女性客が多いお店なので、自家製の果物漬け込み系サワー類など抜かりないラインナップ。当日も我々を入れてカップルが3組。私以外は全員お若い女性という。

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お休みなので、昼酒気分だけは味わおうと、のんびり、ノンアルビール¥660からゆるゆるとスタートなり。このコロナ渦中にノンアルビールの開発が間に合ったのが救いだよねえ!、とは相方の弁。シェフは、前回訪問時の「パカパカと昼酒を空ける年配カップル」を覚えてくれていた模様で、お酒が出せなくてすみません~と済まなさそうなのですが、お上のお達しなので仕方ありませんな。

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まずは一皿目。前回と同じく、ピッツア生地の揚げパン「ニョッコ・フリット」からスタート。上に乗っかっているのは、紹興酒でフランベしたリンゴ、それに超薄切りラルド(豚脂塩漬け)、ほんのり甘いデーツのソースを掛けて、というまたまた凝った一品。豚脂と温かいリンゴが良い相乗効果。

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二皿目、下に置いてある丸いのはピンポン玉ぐらいのサイズの蟹クリームコロッケ。上にはブランデーでフランベした無花果、ソースは、ブランデー風味のあまり甘くしていないマヨネーズ、という。柔らかいベシャメルソースで蟹身しっかりのコロッケが激ウマ。

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国産ワイン押しのお店なのですが、禁酒令中はノンアルコール国産ワインを置いているのですな。初めて頂いた大阪柏原市のカタシモワイナリー謹製「葡萄果皮 KAHI」なり。葡萄の皮・種から作ったワインを蒸留してアルコールを取り除いて、ブドウ果汁を加える製法。ブドウ果汁感しっかりですが、甘味はそれほどきつくなく、これまた食事に合わせやすそうな感じ。各社様ともコロナ渦中で色々ノンアルコール商品の開発に取り組まれている模様です。

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三品目は温かい椀物。シメジやエリンギなどのキノコ類をすっきりした鶏ダシで煮込み、生ハムの塩分で頂く趣向。仕上げにスダチのしぼり汁をしっかりかけて、あっさりと。いやー、ほっこり美味しいですな。

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相方は、京都大原産赤紫蘇シロップソーダ割りをチョイス。これもそんなに甘くしていないのが良いですな。

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四皿目。目の前で炙られた鰹は皮はパリッパリ、身はほぼ半生。黄色いパウダーは鰹の酒盗のフリーズドライ。芽紫蘇、インドネシア産のいわしの魚醤を使っている深いお味。美味しいです~。

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五皿目がまた面白い一品。車麩の輪切りにガーリックオイルを付けると丸でガーリックトーストのような感じになるのですが、上には冷やした焼きナス、バター少々、更に馬肉のタルタルを乗っけて、というような。赤いのはビーツ。想像力は無限大~!

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六皿目。京鴨のつくね、月見ソースなり。添えてあるのは里芋を練った焼き餅的な。上から生栗をチーズ卸しで卸して振りかけてあるのですが、少量なのに、ちゃんと栗の風味がするのだ。面白いですな。

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飲み物が無いと寂しいので、スパークリングを相方とわけわけしつつ・・・

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七皿目に突入。前回も超旨い!と思ったパスタなのですが、今回も超ウマ麺!。先週までアサリの出汁を使ったお料理を出されていて、その余った身で作った麻辣浅利混ぜそば、という外し度合い。

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辛過ぎない程よいピリ辛味で、アサリの旨味が満載。調味料をお聞きしたのですが、忘却の彼方~。豆鼓が決め手かな。完全に高級中華料理店のお味なのですが、今日初めて出されたようで、全員ニッコリ!でした。本日一がこちら。

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最後の最後がお粥で〆!という趣向。Fudoのネット販売でこれから扱われる「ご飯に合うパスタソース」シリーズを味見させてくれる趣向。OEM生産(どこぞの工場にレシピを渡して作ってもらう)を当初考えられたようなのですが、思い通りの味にならなかったので、この商品のために北白川に工場を立ち上げ、自家生産の予定だそうです。びっくり。

左から、しらすのペペロンチーノ、アラビアータ、ボロネーゼ、カルボナーラにイカ墨、と言う布陣。そこはFudoなのでアラビアータは柴漬け入りだったり、ボロネーゼは大きめの和牛肉がごろごろ!だったり、様々な和食材アレンジあり。シェフはボロネーゼが一押しとのこと。で・・・

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イカ墨はどことなく超上等「ご飯ですよ」みたいなお味だとニンマリだったり・・・

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カルボナーラは、卵黄を添えてだったり。いやはや、大満足でした。個人的にはお粥よりは、若干柔らかめに炊いた白ご飯のほうが嬉しいかな?と言う感想。お腹は想像以上に大満腹。

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が、甘いものも抜かりなし。黒豆入り、抹茶味のカタラーナ。仕上げに粉糖を掛けてバーナーでごごごー!っと。最後まで大充実でした。 以上でほぼ2時間という、いい感じのランチタイム。〆て、ノンアルドリンク色々5種で、¥12000割れという大大大大納得価格でした。

前回、シェフが独立の前勉強で訓練兼ねてやっている設定と書いたのですが、暫くこちらでランチは継続される模様ですな。我々とすると、禁酒令解除後に是非ともやってきたいお店筆頭。国産ワイン目当てで、またぜひ。



◆Fudo(フウド)
住所:京都市中京区御池大東町590 加納ビル B1F
営業時間:17:00~翌1:00 火休+月一不定休
    (最新の営業状況はお店にご確認を)
TEL:075-253-6290
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