fc2ブログ

毎日快晴時折曇天4 京都伏見暮らし

関西系、食い意地blog /スイカ小太郎。

ラオス食堂 YuLaLaでディナー(2)@仏光寺通柳馬場下ル

2021
23
元々、ラオスで10年ほどレストランを営まれていたご夫婦が京都で店を構えられて6年ほどの、近畿圏では多分ここだけのラオス料理店、YuLaLa。 3年ほど前に一度訪問し、これは美味しい&非常に丁寧にお料理されるなあ!と感心したのですが、YuLaLaのFacebookをたまに拝見していると、調味料から自作されるマニアック路線にどんどんと進んでおられるようで、気になっていたのだ。

で、前回ネタのおさらいなのですが、ラオスとは東側にベトナム、西側にミャンマーとタイ、南側にカンボジア、北側に中国に挟まれた山岳地帯にある人口700万人ほどの小国で、昔フランス植民地だった模様。基本、日本と同じような「コメ食文化」の国で、ベトナムやタイ料理と似たメニューがあるのだ。 日本の麹や味噌、魚醤のような発酵調味料があり、日本料理との共通点が見え隠れするのも面白い。

yurara2(小)_001

で、また2日ほど予約でやってきた金曜日。お店の前に様々なプランターが置いてあるのですが、温暖な季節のうちは、お店で使う様々なハーブが植えられているのだ。 変わった構造のお店で、写真の向かって右側の壁の手前、それに奥の二か所にお店の入り口があり、通常は奥の入り口から入店するのですが、今回は手前の3席だけの個室に入れてもらいました。こじんまりとした空間で秘密基地的な雰囲気。

yurara2(小)_004

奥様手書きのイラスト入りメニューがなんとも味が有って良いですな。レギュラーメニューはこれぐらいの密度で6ページ構成。それと・・・

yurara2(小)_002

季節限定メニューがいろいろと。狙っていた田鰻が無いのか~!と少々ショックを感じつつ、奥様に「今日食べておくべきものはありますか!」と色々質問し、お料理を決める。「パクチー、唐辛子は苦手?」は確認してくれるので、全然大丈夫!鬼辛くても平気!と前回同様に伝える我々だ。

yurara2(小)_003

とりあえず、相方は白ワイングラスで。仏コートデュローヌから、La Tour Coste Les Trencats Blanc 2019なり。 こういうグラスワインのチョイスから只者ではない(いや、相当なお酒好きなのか!)ですな。私は、ラオスビールの「ビアラオ」を。サッパリしていて呑みやすい、風呂上り向けなお味。

yurara2(小)_005

で、日替わりの突き出しが4種類置かれているので・・・

yurara2(小)_006

自家製二色こんにゃくと鶏肉のナンプラー煮、それに青マンゴーと豚耳の赤唐辛子ライム風味をチョイス。こんにゃくは、パクチーペースト入りと、粉唐辛子入りの二種。いやはやこういうものを自作するとはチャレンジャーですな。程よい味付けでナンプラーの癖もまろやかになりおばんざい的な感じに。青マンゴーは期待通りしっかり辛さでビールのお供に良い感じ。

yurara2(小)_007

で、今回訪問した最大の理由がこちら。前回訪問時はラオス料理ならラオスのお酒でしょう?と、ラオス焼酎やウイスキーを頂いたのですが、実は御店主が日本酒好きで、食中酒に滋賀の日本酒を扱っておられるのですな。 日本と同じ米の国なので、米の酒ならお料理に合うのであろう!とワクワクと注文。

yurara2(小)_008

まずは可愛らしいエチケットの、滋賀は水口藤本酒造謹製「神開 il tuono d'autunno (秋雷) 純米吟醸 」なり。熟成感とフレッシュ感の高次元バランス。見事な食中酒なのですが・・・

yurara2(小)_009

奥様からお勧め頂いた肉とハーブのサラダ、ラープの豚バラ肉版、ムーラープの小で¥990なり。上から振りかけてあるのは、もち米を炒った粉のようです。炒めた豚肉、それにスプラウト系の野菜類に合わせるのは程よい柑橘系酸味(ライムかな・・)のドレッシング。ミントやパクチーや、刻んだ青唐辛子の風味が時折はっとした調和を見せる一品。ピリ辛系ですが、そんなに過剰な辛味でもなく。 

で、このしっかりサラダに日本酒を合わせると化けますな。いやー、これはめちゃめちゃ美味しいのでは!と俄然に楽しくなる我々。もっと早く日本酒を呑みに来ればよかった!とは相方の弁。

yurara2(小)_010

で、またお料理一種類に一合あわせてしまう危険なコースに突入(滝汗)。こちらも水口の笑四季酒造謹製「笑四季劇場 calm despair 穏やかな絶望」 なり。またまた妙なネーミングなのですが、ラベルが紫色なのでワインのような味わいをイメージしちゃうのですが、赤ではなく白系。程よい酸でこれまた旨し。

yurara2(小)_011

「ヌンパーマクナオ」なる魚の蒸し料理で、¥1320なり。鯖なのですが、フレッシュライムの汁、ニンニク、レモングラスと一緒に蒸しあげ、仕上げに唐辛子とパクチーの入った甘ズッパ系ソースを掛けたもの。蒸しの火入れが腹側の脂が乗った身が舌の上でとろけるほどの緩い仕上げなのですが、これがピリ辛スッパ系のソースと絶妙に合うのだ。鯖料理は好きなので、過去様々なものを食べた!と自負しているのですが、これは過去食べた記憶が無い食べ方ですな。我々のチョイスの本日一がこちら。

yurara2(小)_012

が!次も凄かった、このお店では定番ですね~と教えて頂いた、「オラーム」なる牛肉とナスの具沢山とろみスープで¥1100なり。味付けには「パデーク」なる、ラオス独特の淡水魚糠漬けの汁(ナンプラーと同じような魚醤)を使っているのですが、やさしく煮溶けた茄子がなんだかふんわりした懐かしいお味がする。ディルの風味が食欲をそそりますな。

yurara2(小)_013

で、日本酒のペースは少々落として三合目。湖南市の北島酒造謹製「残照 生酛純米 無濾過火入れ」なり。燗でお願いしたのですが、こりゃ、先の鯖を合わせると、堪りませ~ん!ですな。うっとり・・・。

yurara2(小)_014

お肉系のものも行っておこう!と悩んだ末、「ダートムーソム」なる発酵豚肉のグリル¥990を注文。豚肉をもち米、ニンニク、塩で漬け込んで乳酸発酵させ、それをグリルしたもの。ソースが、豚肉を漬け込んだもち米と唐辛子。いやはや、乳酸発酵由来の酸味が豚の旨味を倍化させる効果あり。後程聞いたら、漬け込んだもち米に鮒ずしの飯を忍ばしているらしいです。やりますな~、超ウマです。

で、〆なのですが、折角なので季節限定を行っときました。

yurara2(小)_015

「カオピヤックセン」なる麺料理で¥1210。自家製麺は米粉とタピオカ粉!と合わせたぶるぶる太麺で、豚肉+香味野菜ダシ、上には揚げ豚バラ肉(ムーコープ)乗せという。味付けはタイ辺りの米粉麺と同じ傾向。

yurara2(小)_016

こういう麺は自家製で無いと出せないんですよ~と奥様。(乾燥麺が存在しないのでしょうな・・・)食感はむっちむちでわらび餅を麺化したような感じで、これまた新体験!でした。

以上で、ビール1、白グラス1、日本酒3合とそこそこ呑みで内容的には大大大大満足の〆て¥10000ちょい。相方が「これは、御店主と仲良しになって、ここで燗酒で日本酒会をやらないと!」と久々に宴会オーナーになる気満々。日本酒の新たな地平が垣間見えるお店ですな。ハーブの香りと発酵食品が苦手でないならお気に召すと思います。
多分、宴会賛同者はそこそこ多そうな予感なので、近日また再訪させて頂くことになると思われます~。ご馳走様でした。



◆ラオス食堂 YuLaLa(ユララ)
住所:京都市下京区万里小路町163 エトワール四条 1F
営業時間:[月~金] 17:00~23:00 [土・日・祝] 15:00~23:00 火休
TEL:080-6214-2546
関連記事

0 Comments

Add your comment