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毎日快晴時折曇天4 京都伏見暮らし

関西系、食い意地blog /スイカ小太郎。

碓屋で久々、晩御飯(7)@三条商店街

2021
02
最近の書き込みが、(4)などの再訪店が多いのは京都の緊急事態宣言中に滋賀・奈良のお店巡りをしていた罪滅ぼし的な何かですか!と、知り合いに図星を指された今日この頃。 再訪店は気に入っている、且つ気になっているお店ばかりで、年末までにそういうお店のご紹介が多くなると思われます~!なのですが、今回もそういうお店のご紹介。

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三条商店街にある鰻料理店、碓屋(うすや)。
実は、こちらも非常にカテゴライズが難しいお店で、大阪の有名鰻店で修行されたご店主が営む家族経営店なのですが、夜は鰻以外にも美味しいお酒に合う正統派和食で日本酒を呑んで、普通の居酒屋さんが扱っている鰻とは次元が違う鰻で〆ることが出来るという見事なお店。 基本、鰻以外も、炭火焼のお料理はなんでも美味しい。
ランチで出されているお弁当も激しく旨いのですが、我々は夜のほうが圧倒的に好きなのだ。で、久々に夜予約を入れてやってきた月曜日。(飛び石連休前日のお休み・・・)

碓屋(小)_002

18:00オープンで時間通りに店内に。現在、四人テーブル3、2人テーブル2、ぐらいで運営されているのですが、お花見目当てなのか関東方面からの6人組ご家族(幼稚園児・4歳児ぐらいを含む。いやー、旅行だとお見受けしますが良き嗅覚をお持ちで・・・)と、女性カップル、女性3人組、それに我々で満席状態。 顔バレしているお店なので、奥様に「お久しぶりです~」とご挨拶し、メニューを選ぶのですな。

碓屋(小)_003

こちらが定番のレギュラーメニュー。頻繁に変わっている黒板メニュー、それと手書きの月替わりぐらいの8種類ほどのメニューがあります。

碓屋(小)_004

相方は芋お湯割り、私は生ビールで喉を潤しつつ、我々の〆は鰻丼!一択なので、そこに行きつく前に旨いアテをいくつか注文。

碓屋(小)_005

碓屋に来ると毎回食べている「野菜の炊き合わせ」は¥800なり。薄口で甘さ控えめのダシがしみ込んだ、海老芋や南瓜、茄子がはんなりしたお味で美味しい。上等なお弁当の炊き合わせを食べて、激甘い汁がぎゅっと染み出てきたら超がっかりする我々なのですが、こちらは本当に寛げる程よい味加減。実は大阪風の味付けなのですが。

碓屋(小)_006

偶然にも数日前にも食べた、やいと鰹のたたきで¥990なり。炭火焼のせいなのか、皮が非常に香ばしく焼けていて、皮がなんだか独特の香辛料のような感じに。火入れも見事で超ウマ! いやー、やっぱり炙りたては美味しいですな。

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で、当然日本酒にスイッチ。後で見せて頂いた冷酒のボトル色々。

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確かスタートは、福井は黒龍酒造謹製「九頭竜 純米吟醸」の燗酒から頂いたと記憶。冷酒でもばっちりですが、鰹のたたきと超絶合う!のだ。

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小皿が可愛かったので料理の写真が小さいのですが、柿と海老の白和えで¥660なり。こういうのもさり気なく美味しい。白和えに胡麻ソースを効かせたものですが、茹でシメジや黒豆などが良きアクセントになりますな。これまた、燗酒との相性ばっちり!だと自画自賛。

碓屋(小)_011

なにせ満席状態なので、お料理の進行は非常にゆっくり目。が、出てくるものが一々ちゃんと旨い。これは丹波地鶏の山椒塩焼で¥990なり。御店主は鰻が焼ける料理人なので、炭火の扱いはお手の物なんだなあ!と改めて大感心。皮はパリッと!身はしっとりで上等ですなあ。。。付け合わせが酢蓮根だったりするのも、何気に嬉しい。

碓屋(小)_013

たしか、我が街伏見の斎藤酒造謹製「酒有夢(さけありてまどろむ) 純米吟醸」、滋賀は福井弥平商店謹製「萩乃露 特別純米 雨垂れ石を穿つ 火入れ 純米酒」なども燗で呑んだような記憶が。。。。。

確実に呑んでいる冷酒はこちら、山形は秀鳳酒造場謹製「山廃純米 La Jomon(らじょうもん)」を。うは、がしっとくる甘口ですな。確か古酒だったように記憶しているのですが、結構深い色合いで紹興酒のようなニュアンスが。間違いなく中華料理に合うタイプ。

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で、鰻前のラスト!は、平目の昆布締めでこれまた¥990なり。いやはや、これまた昆布の旨味がノリノリなのですが、過剰な味付け
ではなく、美味しいのだ。

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そろそろ〆の鰻!に行こうという事に。鰻メニューがこちら。で・・・

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二人で、鰻一匹が乗っかった「上うな丼」をシェアしようということに。これはド迫力!ですな~。(30分くらい待ちましたが。。)このお料理と日本酒のマリアージュの最後に、この上等なうな丼を食べられるのですから、非常~に稀有なお店ですな。
本日の鰻は愛知産新仔鰻。滋賀県産「えんこう米」に拘っておられて、ご飯は米粒一つ一つが立ったやや固めの理想の炊き具合。タレはさらっとした関西系ですが、控えめの甘味が好ましい。

碓屋(小)_015

で、鰻がちょっと驚くべき肉厚さ。いいタイミングで来れました。このお茶碗で四杯分ほどしっかり取れるので日本酒の〆には大満足過ぎ!と言う感想。

で、以上で〆て焼酎お湯割り1に生ビール1、日本酒多分4合で¥13000ほどだったように記憶。この内容なので、非常~にお安いという感想。世の中に鰻が喰える居酒屋は、多分結構沢山あるのですが、その中でも鰻の質では燦然と光輝く一軒。とはいえ、大勢よりはカップルぐらいの人数が呑み助には適切かと思います。多分、今後とも定期的にお世話になります~。



◆碓屋(うすや)
住所:京都市中京区三条通大宮西入上瓦町58
営業時間:11:30~15:00(L.O.14:00) 17:00~22:00(L.O.21:00) 水休
TEL:075-823-0033 

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