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毎日快晴時折曇天4 京都伏見暮らし

関西系、食い意地blog /スイカ小太郎。

移転したHANAMITSUでランチ(5)@室町通上立売上ル

2022
03
新年あけましておめでとうございます。
辺境の駄blog、「毎日快晴時折曇天4」もFC2ブログに引っ越してから7年目に突入。既にネット上からは消失しておりますが、FC2引っ越し前のeoブログ(既にサービス終了)、関西どっとコム(プロバイダ自体が解散・・・)から数えること19年目というアホなことになっているのですが、今年も昨年に変わらずお引き回しのほど、よろしくお願い申し上げます。

で、今年一発目ネタといいつつ、コロナ対応のため、訪問から10日ほどネタを寝かしている関係で、まだ暫く昨年の年末ネタが続くのですが、年末に行って「やっぱり、ココは旨いわー!」と再確認したイタリアン、HANAMITSUのランチ訪問記録を。お店の細かい情報が分かる以前ネタが、その1で、引っ越しされた後の前回ネタがその4です。

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年末は久々にHANAMITSUに行こう!と思いついたのが少々遅くて、既にディナー予約は取れず、年内に唯一空いていたのが12/25のランチ時。12:00スタートなので、その時間にお願いしたのですな。

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お久しぶりです~!とご挨拶し、6席しかないゆったりカウンター席の隅っこに陣取るのですな。ランチメニューは前菜と、パスタ、またはリゾットが3種類頂け、デザートかチーズが付いてくるというおまかせパスタコース¥3300が一種類のみという分かりやすい設定。

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で、普通にビールでスタートしてグラスワインにスイッチし!とかボトルワインで攻めるぜ!というのも当然アリなのですが、奥様の趣味で変化球系の日本酒を置かれているのが楽しいのだ。前半は泡グラスで、後半はお料理に合わせて推薦してもらおうということで・・・

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キリッと冷えた旨口のスプマンテをグラスで頂いて、ゆるゆるとスタートということで。

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前菜は三種盛り。奥のパルマ産24か月熟成生ハムに添えてあるのは、京丹後産のあたご梨を軽くシロップ煮したもの。少々塩気の強めの生ハムに超絶に合うのですな。真ん中は肉の旨味がぎゅっと凝縮されたホロホロ鶏。きざんだ玉子とオリーブのソースで。手前は大根なのですが、冬の間に出しておられる伊太利風おでん「インブロード・ポモドーロ」なのだ。ブイヨンの旨味にほんのりトマト味という。全体的に、見た目の花は概ね無い!のですが、これらがことごとく旨しなのだ。

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で、前菜はスプマンテで頂いて、パスタ三種が登場する前に野菜サラダ、それにブレッドハウスバンブー謹製の熱々バゲットが登場。これまた全く花の無いビジュアルなのですが、ワインビネガーの酸味が勝ったドレッシングが超ウマだったり、油断ならないのですな。で、順次、パスタが1人一皿つづ、計3皿登場するのですが・・・

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奥様に相談し、日本酒でも全然イケますよ!とのことで、私は伏見は松本酒造謹製「守破離 愛山 2019」を、相方は左側の秋田は齋彌酒造店謹製「雪の茅舎 純米大吟醸 ナンバリング2019」を。守破離は酒蔵で熟成されたもので、四合瓶で¥3000超の高級酒。雪の茅舎は当初固かったのでお店で2年寝かせたものだそうです。いやはや、色々やられるのですが、どちらもコク旨!なのだ。グラス¥1500なのですが、ここでしか呑めない系。

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それに合わせるパスタが、雲子のペペロンチーノ(一部省略)なり。上からたっぷり振りかけてあるのはイタリア産のカラスミ。この鱈の雲子が程よくオリーブオイルになじんで、円やかな雲子ソース化しているのがえげつなく旨し。文句無し、本日一がこちらなのですが、続くパスタも違う方向性で美味しいのだ。

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お次はショートパスタでペンネ リガーテ。ソースはクリーム系で、火を入れたスモークサーモンとぷりぷりの海老がごろんごろんと入っているタイプ。火が入ってツナっぽい食感になっているスモークサーモンの薫香と塩味が全体をぎゅっとまとめ上げている!というような。バゲットで皿を舐めたように拭き上げて頂くのですな。
とはいえ、ペンネの奥歯にコツコツするほどの茹で上げ度合いが賛否両論!だと予想。我々は非常に好きな一皿で、こういう固い茹で上げの店が最近無いんですよねえ~と、ついついいシェフにぼやくのですな(滝汗) 

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ラストは、パンチェッタと茸のリゾットなり。上にフォアグラソテーを乗っけた一品。三皿とも最近の料理で過剰に求められている「映え」に戦いを挑んでいるようなビジュアルなのですが、中身は超ウマ。これまたアルデンテよりさらに固めに調整されたコツコツした歯ごたえが堪らない~。

で、〆は自家製のドルチェ、またはチーズが選択できるのですが、折角なので両方とも食べたい!とお願いし、チーズを+¥500で付けて頂くことに。

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チーズ用にチョイスしたお酒。私は奈良は美吉野醸造謹製「花巴 水酛×水酛」を。乳酸発酵の貴醸酒ですが、驚くほどフレッシュ感のある酸味・甘味。リンゴジュースのような初々しさがありますな。

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更に奥様大推薦の奈良の社久保本家酒造謹製「おこぜ 生酛純米 22BY」なり。熟成酒なのにほぼ甘味成分が無い辛口、しかしコク、旨味ともちゃんと乗っている比較対象物が無いお味。これ単体で呑むとどうなんだろう?なのですが、乳製品とは非常に親和性が高そうなお味なのだ。

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で、奥様チョイスの日本国内から集めているチーズと共に。もう情報量大杉で、銘柄を覚える気力が無い!のですが(滝汗)、特に旨いなあ~と思ったのは、滋賀産の鮒ずしの飯(いい)の乳酸菌で醸したチーズ「琵琶のとと」かな・・・。店内で販売されているので、気になるものはグラム買い可能なのも良いですな。

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チーズだけで20分以上まったりできるのですが、甘いものまで抜かりなし。今日はシェフお手製のチョコレートケーキ「ボネ」なり。我々ともう一組女性カップルの常連さんが居られたのですが、これが目当てだった模様。確かにこれまた滑らかで美味しい。

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で、珈琲を頂いてほっこり。〆て二時間一本勝負!というまったりさ。結局泡2に日本酒4、オレンジワインも1つ頂いていて(写真が無いのだ~)、〆て¥16000ほどだったかな。またまた半分以上酒代でした(滝汗) また、今年もお世話になる気満々店。次回はぜひディナーで!





■HANAMITSU
住所:京都市上京区下立売通智恵光院西入下丸屋町514
営業時間:11:30~14:00 17:30~22:00(L.O.21:30) 日休
TEL:075-406-1478
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