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毎日快晴時折曇天4 京都伏見暮らし

関西系、食い意地blog /スイカ小太郎。

プチポワソンでブイヤベース鍋を(2)@高倉通仏光寺上ル

2022
25
京都市内に海鮮系和食店など何店かを展開する雑魚やグループ。その中で異色のお店「プチポワソン」。
渡仏経験のある女性シェフが1人回しておられる可愛らしいカウンタービストロで、20年10月と言うコロナの真っ最中にオープンされたブイヤベース推しのお店。一度、訪問した際にこれは美味しい!と一発で気に入って、再訪機会を狙っていたお店。

で先日、お店のFBページを読んでいたら、カウンター席だけのお店だと思い込んでいたら、奥に6人が入れる個室があることが判明。マンボウ発令中は個室貸し切りでブイヤベース鍋をお得に頂けるサービス期間中なのだ!と言う情報をGET。で、発作的に4人の予約を入れて、久々にどなたかお誘いしてこじんまり宴会でもする?と言う作戦。一応、もしもの時用に体力がありそうな4名で!ということに。(滝汗) 結果、期待通り非常~に良かったので気合を入れてご紹介。

プチポアゾン2203(小)_001

で、某日の土曜日18:00お店集合!ということに。場所は高倉通仏光寺上ルで、我々が好きなこじんまりとした美味しい飲食店が多い地域。京都風に間口が狭く、奥に向かってカウンター席が7席、一番奥に個室あり。御店主に今日は宜しくお願いいたします~とご挨拶し、奥の個室に。

プチポアゾン2203(小)_002

こういう感じの掘りごたつ的な席で、今日はこの席で4人なので超ゆったり。テーブルには、今は無きSANYO製の埋め込み式IH調理器があり、鍋をぐつぐつさせながら頂ける趣向なのだ。 で、程良い時間に全員が集結。

プチポアゾン2203(小)_003

何はなくてもこの写真から。マンボウも終わりましたのでボチボチこういう機会を増やしたいところ。

プチポアゾン2203(小)_004

はじめグラスでお願いしたのですが結局全員が注文したので、ボトルで。西班牙カヴァで、Tempus III Cava Brut Reservaなり。 葡萄はMacabéo (マカベオ), Parellada (パレリャーダ)などを使っているそうです。しかし、これはコスパ良いですな。酒屋さんで見かけたら買いだめしようと思った一本。

プチポアゾン2203(小)_005

で、鍋に行く前に前菜が二皿登場。まずは、カマンベールなのか揚げたて熱々チーズフライ、それとスモークサーモンにサラダという手堅い一品。フライに付けるソースが、控えめなカレー風味マヨ的な味わいで美味しい。なかなか芸細やか。更に・・・

プチポアゾン2203(小)_006

肉密度感の高いパテドカンパーニュ、鴨ハムにはバルサミコソース、酸っぱすぎないキャロットラペが登場。これは嬉しいねえ!とニコニコと頂くのですが、このあとは海鮮鍋なわけなので煮える時間を計算しつつ。

プチポアゾン2203(小)_007

で、デッカイ鋳鉄鍋に海鮮類がてんこ盛りで登場。おもわずうわー!と歓声が上がる瞬間。
伊勢海老が2匹に、蟹に牡蛎、ムール貝に魚白身の団子、帆立貝柱に、鮟鱇、鯛、穴子の切り身。上から炙った雲子がon!というような。野菜類はジャガイモに菜の花、玉ねぎに平茸、大黒しめじにほうれん草。具材はこの鍋1杯分+後程第二段に半分ほどあるので、量的にはもう大満足~。IHでじわじわと火を入れるのだ。

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お鍋は仏産のSTAUBですが、鍋蓋の取っ手はお店用に付け替えたオリジナルだとのこと。いやー、こういうのはなんだか気分が盛り上がりますな。で・・・

プチポアゾン2203(小)_009

鍋が煮上る前に酒だ酒だ!ということに。次はしっかり目の白はないですかね?ロゼでも?とお願いし、出して貰ったのがこちら。
仏プロヴァンスから、Vol de Nuit Rose 2020 Domaine Le Loup Bleuなり。ビオですが、AB&エコセールのビオディナミグルナッシュ65%にヴェルメンティーノ13%、カリニャン種12%、シラー種5%、クレレット5%というような構成(某ページ情報・・・汗) 呑みやすいのですが、ベリー系っぽい後口に特徴がありますな。

で、いよいよ鍋に火が入ったのでババーンと登場なのだ。わくわく。

プチポアゾン2203(小)_010

うおー、このビジュアルに負けて予約を入れたのですが、参加者全員ニコニコ。まずは・・・

プチポアゾン2203(小)_011

火が入りきらないうちに、イセエビから。添えてあるのはガーリックを効かせたマヨネーズのようなアイオリソース。いやー、ま、旨くないわけがない!と言う奴ですな。今さらながらこのお店のFacebookページをマークしていた幸運! (だはは)
日本の鍋よりはぐっと濃厚な味付けですが、皿に盛りつけるブイヤベースよりはぐっと軽やかな感じに仕上げていて、ま、いくらでも食べられそうな感じなのだ。

プチポアゾン2203(小)_012

あとは煮え上ったものから喰うべし!喰うべしですな。コロナ渦中なのでカトラリーは共用使用しないで、取り分け用トングやお玉は間違えようのないシリコンゴム製の赤いものを別に出してくれる気の回し様。
で、仕上げにこの魚介の旨味がたっぷり溶けだしたスープでリゾットで〆る!というメニューなので、お汁は美味しいのですが控えめに。で・・・

プチポアゾン2203(小)_013

あらかた具材を食べ終わったら後半戦スタート。特に美味しいなあ!と思ったのは、イセエビに鮟鱇、それに穴子に帆立貝柱。魚のすり身団子(関西圏では天ぷら、かな)も和仏折衷で美味しい。スープがしみ込んだジャガイモが沈んでいるのですが、それも御馳走ですな。いやー、旨し。

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で、こういう時はシャルドネだよ!とお手軽系白ボトルをお願いする。Louis Latour Ardeche Chardonnay 2018なり。こういうワイワイと呑むときはこんなのが良い感じですな。お安いですし。で、いよいよ、お鍋をシェフにお渡しし、リゾットの仕上がりを待つのですな。更にワクワクと。

プチポアゾン2203(小)_015

暫しの後、ババーンと登場。シェフ曰く、菜の花と雲子の裏ごししたのを加えています~とのこと。

プチポアゾン2203(小)_016

これくらいの粒粒感。これを食べるためにやってきた!感あり。いやはや、最後まで大満足でした。

以上で、ボトル3本込々で¥11500/人ほどという大大大納得価格。ブイヤベース鍋コースは通常価格¥10000なのですが、マンボウ発令中は¥8000!というお得価格なので、なんともお安く済みました。ありがとうございます~。

冬になったら頂きたくなる非常に良いメニューを覚えた日。鍋以外の御料理も間違いないので、また仏風魚料理が食べたくなったら思い出すと思われる良きお店なのだ。 次回こそは、スペシャリテだというグジ(甘鯛)のブイヤベースをぜひ。また、来ます~。
 


 
◆ブイヤベースのお店 プチポワソン (Petit Poisson)
住所:京都市下京区高倉通仏光寺上ル西前町374-1
営業時間:17:00~23:00 月休
  (最新の営業状況は、お店にご確認を)
TEL:075-365-3358

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