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毎日快晴時折曇天4 京都伏見暮らし

関西系、食い意地blog /スイカ小太郎。

カンティーナ・ロッシ@出町柳

2022
23
引き続き、訪問10日ほどのタイムラグでお送りしております。
GW明け、疾風怒涛だった本業の一週間を何とか乗り越えた金曜日。火曜日ぐらいにはもう燃料が無くなりそうで、週末はどこぞでディナーだ!と予約を入れた初訪問店、カンティーナ・ロッシ。 たまたまこちらのHPにある「シェフ数珠繋ぎ」的な記事を拝見し、そうかー!建築士が齢39才で料理人に転身された!と言うのを知って俄然興味がわいたわけで。

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で、当日。お昼過ぎから雨模様で、仕事が終わって京阪出町柳駅に到着した18:00過ぎには本降りになっていて、お店まで速足で移動。駅から徒歩10分少々、南側住宅街の細い路地奥にお店があり、MAPで曲がるポイントを見逃して行きすぎたので(汗)、到着するころには足元はべっちょべちょ。店内に。

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テーブル、お好きなところへどうぞ~!とご店主。ネット情報によると、2009年には存在していたお店。シェフは元建築士なので内装の設計もご自分でやられた模様なのですが、ふんわりした柔らかい照明で、落ち着いた品の良い内装。窓の外には緑が美しい坪庭。良い感じですな。全10席のこじんまり系ゆったり店

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相方が登場するまでイタリアビール¥700で時間つなぎをしながら、メニューを確認することに。

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お料理は「サービスコース¥3900」、「パスタコース」¥2400が基本になっていて、サービスコースは前菜盛り合わせにパスタ、メインがプリフィックスからチョイス可能というサーブ方法。ボトルワインを注文すると、アラカルト注文OKという仕組み。前菜は¥1200が標準価格設定で・・・

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パスタが御覧のメニュー+もう1枚の全20種ほどがスタンバっていて、目移り! こちらは標準価格が¥1300。ちなみにショートパスタやタリアテッレは自家製麺。和創作系パスタは無く、正統派伊太利系ばかりですな。ほどなく、相方も登場し・・・

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私はイタリアンでメニューにあると注文しようとするミラノ風の「仔牛のカツレツ」、相方は「鮪のソテー」が良い!ということで、前菜を少な目、パスタ類2種、メイン2種を注文するのだ。(この注文ではデザートはまあ、入らないであろうなあと・・・汗)

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で、当然お酒はボトルで頂こうということに。めずらしくも、プーリアのロゼ泡があるので注文。「Caiaffa Vino Spumante Rose」で、ネロ・ディ・トロイアなる品種100%。しっかり酸で美味しいですな。たしか¥4200という良心的価格設定。
ボトルに「ルクルーゼ」のワイン保冷カバーをかぶせてくれたのですが、ちゃんと保冷できるのに、テーブル回りが結露でべちょべちょになりにくいのが嬉しい。我が家でも使っている優れモノ。

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まずは前菜盛り合わせを1人前で多分¥1500なり。奥から鮪のカルパッチョ、蛸とジャガイモのサラダ、フリッタータ、茄子とブロッコリー、ひよこ豆トマト煮、ラタティイユ、生ハム+モッツアレラなど。全て程よい塩分コントロールでワインを誘うのだ。

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パンはふわふわ系の自家製フォカッチャ。で、店内の表示に・・・

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こういうのを見つけて俄然嬉しくなる我々。ScarPetta(スカルペッタ)とは、お皿に残ったソースをパンに付けて食べるという行為やそのパンを指す言葉であることを今日初めて知ったのですが(汗)、旨いソースが残っているのに皿を下げてしまうお店がどれだけ多いことか!と日々不満に思っている我々は、こういう行為がマナー違反ではなく、推奨される行為なのだという啓蒙をされているのが嬉しいのだ。で・・・

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パスタその1は定番からチョイス。分けましょうか?と事前に確認頂いたのですが、今日は食べる量が違いそうなので1皿盛りで。リガトーニのアマトリチャーナなり。自家製麺ですが、歯ごたえしっかり系。甘口の濃厚なトマトソースが力いっぱい絡んでいる感じで間違いなく美味しい。量的にも大納得。

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パスタその2は、タリアテッレで、豚ミンチとブロッコリーのオイル系。ブロッコリーの茹で加減、豚の旨味の絡み加減、乳化したオイルソースの塩の乗り加減がもう理想的。特にホコホコ感が程よいブロッコリーは茹で加減がピンポイントなので、このコントロールは凄いですな。最近お安いのでほぼ毎日食べているブロッコリーなのですが、これは異次元。本日一の皿が実はこちら。

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その旨いソースが、ぶりぶりと食感が楽しい、しこしこ腰手打ちパスタに絡むんですから、間違いないわけで。お勧めいたします!

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で、鮪のカツレツ¥1600もババーンと登場。鮪は表面にさっと火が入ったレア焼加減で、それにトマト、それにケイパーを大量に使った酸っぱいソースが素敵に合うのだ。当然、鮪を平らげた後は、スカルペッタりまくる我々(滝汗)。

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更に!生ハムを乗せた仔牛肉のカツレツ¥2300がババーンと登場。これはミラノ風なのかローマ風なのかどちらですかね。ミラノ風はぺったんこに叩いた仔牛肉を揚げ、レモンで頂くというのが標準的だという認識なのですが、こちらでは薄く叩いているのは共通で、カツレツに大面積の生ハムを乗せ、その上にとろける系チーズを乗せ、更に甘ーいトマトと刻みバジルを乗せました!的な構成。

全般的には淡白なカツレツなのですが、生ハムの塩気とモッツアレラの旨味が加算されて、ボリューム感がON!。これも美味しかったです。

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お酒が無くなったので、赤ワインはグラスで追加する方向で。最後まで大充実。流石、2年連続ミシュランビブグルマン店。

以上で、瓶ビール1、赤ワイングラス1、ロゼスプマンテボトル1で〆て¥14000ほどという大大大納得価格。お値段も良心的。
帰りがけにマダムとシェフから「お料理、遅くなかったのですか?」とフォローが入るのですが、ゲストは我々だけだったので、テンポが良いわけではありませんな。とはいえ、お料理が非常に丁寧なのと、我々は食べるのが相当早いので全然納得でした。(ま、吞んでいれば少々料理の出が遅くても無問題な我々) 

6人から貸し切りのお願いも出来る模様ですので、こじんまり会には良い感じ。相方の勤め先近くなので、また金曜日夜狙いでお世話になる予感満々。季節代わりにまたぜひ。
 
 
 
◆カンティーナ・ロッシ(Cantina Rossi)
住所:京都市左京区吉田泉殿町57-1
営業時間12:00~14:00(LO) 18:00~22:00(CLOSE) 日・祝休
TEL:075-751-6422
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