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毎日快晴時折曇天4 京都伏見暮らし

関西系、食い意地blog /スイカ小太郎。

イタリア食堂910でワイン会に参加(6)@河原町通三条下ル

2022
05
どういうわけだか大ネタが続くのですが、これも10日は寝かせないとなあ!と思った激しくお得なイタリアン店ネタを1つ。
前回ネタがまたおよそ1年前で、光陰矢の如し!なのですが、やってきたのがこちら。

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三条木屋町の雑居ビルの4階、それもエレベーター無し!なので、酔っ払っている時は少々足元に注意な物件、「イタリア食堂910」。「チルコロ京都」なるイベントスペース兼オフィスを、夜だけ間借り営業中という特殊形態のお店。こちらで開業されてもう7年ほどになるんですかねえ。概ね年1回ペースぐらいでお邪魔しております。

シェフの工藤さんがフットワークが非常に良い方で、ワインインポーター様やマニアック系八百屋さん、ジビエ生産者様とのコラボイベントを頻繁にやっておられて、面白いのでたまに参加させて頂いているのですが、コロナ渦中は休止されていて、いよいよ2年ぶりにワイン会を開催!との情報。それはぜひ参加しますので!と、お願いしておいたのだ。

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狭い4階までの階段を登るとこういう感じなのですが、ワークスペースなので書斎的な雰囲気。集まってくるのもこういう雰囲気が好きな方々が多そうな感じ。総勢10名での開催でした。今回は、リッカルドさん率いる伏見区のワインインポーター「ロータスジャパン」のワインをしこたま吞めるという会。

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お料理はこういう感じなのですが、色々とお料理にまつわる情報を非常~に丁寧に説明してもらえるのが面白いのですな。

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で、こういう会に出てくるメンバーなので、皆さんうわばみクラスの呑み助ばかり(汗)で、とりあえずワインだー!ということになるわけで。7種類ほど頂いたのですが、10人で少なくとも15本以上のワインが空いているのではないのかと。個人的には、このスタートの泡が一番好きでした(これは3本開けてくれたので、3杯お替りしたような汗) ボトルは最後に並べてもらったので、後程ご紹介。

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お料理一品目。自家製のグリッシーニ(ローズマリー風味、それとピスタチオ入りかな・・・)、それに揚げたてのオリーブのフリットですが、種を抜いた中にサルチッシャを詰めてあるという。うはー、これは泡にピッタリすぎ!

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お料理二品目。フルーツと生ハムを合わせるお料理は色々なお店で出されていて、メロンや桃なんかが良く合うように思うのですが、こちらは石垣島産のパイナップルとイタリア産プロシュートの出会いという趣向。ぎゅっと強めの酸味、それに甘みのバランスが良く、香り高く。美味しいです~。合わせるのはソービニオンブラン主体の白。

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お料理三品目は、色々クロスティーニの盛り合わせ。11時の方向から時計回りで、ブルスケッタ、パプリカマリネ、アンチョビ&ブロッコリー、バーニャファルジア、七谷雄親鶏レバーペースト、という布陣。野菜料理がお上手で、バーニャファルジアはバーニャカウダの冷たい版、というのはこちらに何回か通うと覚えますな。 

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で、次の次に出てくる変わったショートパスタを見せて貰う。マルケ州・ウンブリア州などで食べられる「フラスカレッリ」と言う、パスタというより不揃いな小さな小麦団子のようなもの。「木の葉から滴る水」という意味だそうな。お洒落な名前なのですが、ネットで調べると結構色々なお店で出されているようで、「小麦粉に水をポタポタたらして作る」のが正統派なようです。。で、それが茹で上がる前に・・・

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レンズ豆と人参、ジャガイモなどの根菜、ミラノサラミを使ったサラダで、バルサミコと名古屋コーチンから摂ったダシジュレを合わせる趣向。さっぱりして食べやすいお味。

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先ほどのフラスカレッリは、サルシッチャのトマトソースで登場。ぽろぽろむちむちした食感のパスタでいやー、激しくベタだが旨いのだ。ポイントはしっかりチーズ!でしょうな。(ペコリーノロマーノ使用)

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で、更に次のパスタを見せて貰う。これもウンブリアのパスタで「ストランゴッツィ」なり。ごらんのように手打ちですが、セモリナ粉は使わないで、「ドッピオゼロ」と言われる00番の一番細かい小麦粉で作るそうです。京都の細うどんぐらいの太さで非常に腰が強いので更に存在感あり。

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で、それにたっぷりとトリュフソースを絡めて・・・・

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本日のメーンイベント~!なわけで。黒トリュフをスライサーで振りかけを。

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いやー、お酒も大変良かったのですが、これだけで来た甲斐ありすぎじゃん!と言う感想。ウマー! で、この時間帯だけ参加メンバーのおしゃべりが止まるのですな汗汗汗

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で、メイン前の肉の皿。豚肉巻ローストのようなお料理、ポルケッタ、それとポルチーニ風味のサルシッチャ。ポルケッタはバジルやセージ、タイムなどのハーブを巻き込んでいて、これまたワインが進みますな。サルシッチャもジューシーでにっこり! 基本、お料理1つか2つに、ワインを1種合わせて提供頂いて、これで六種類目まで制覇。

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で〆は鴨ロースト。ハンガリー産だと仰っていたのでミュラー種だと思われるのですが、肉厚で御覧の火入れでにっこりですな。結構しっかり食べて呑んでいるのですが、するっと食べました汗汗。

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呑み助ばかりなので、〆は甘いものではなくてチーズという趣向。7時の方向から反時計回りで、パルミジャーノレッジャーノ、ペコリーノロマーノ、フォンティーナ、タレッジョ、ロビオラ、ゴルゴンゾーラという計7種を堪能しました。食後、1時間ほどだべっていたのでペロッと消化。奥に見えているウオッシュ系が超絶臭旨!

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んで、頂いたワインは左から順番で。PERIの泡が計3本、白赤の各2種類ほどが2本づつあったと思いますので、ま、結構呑んでおりますな。多分、相方と2人で3本は呑んでいるかも。概ねデイリー価格+αぐらいの価格帯のワインですが、色々楽しめて大堪能!


①Peri Blanc de Blancs Brut:ロンバルディア、シャルドネ100%のスパークリング。これが一番好きでした。安すぎ!
②Monte Vibiano Feudo dei Vibi Bianco 2019:ウンブリアのMonte Vibiano謹製、ソーヴィニョン・ブラン主体の白
③Monte Vibiano Maria Camilla 2018:②と同じ蔵のグレケット主体の白
④Tenuta Mattei Rosso Piceno 2019:マルケの赤、サンジョヴェーゼ 50% モンテプルチアーノ 50%
⑤Monte Vibiano Feudo dei Vibi Rosso 2019:②と同じ蔵のメルロー主体の赤
⑥La Palerna Rosso di Valdimonte 2016:ウンブリアのサンジョヴェーゼ主体の赤
⑦Peri Tre Amici 2016 :①と同じ蔵のマルツェミーノ100%の赤。年間1200本の販売で非常に珍しい一本。


以前、こちらのジビエ会でお招きされていたという滋賀の熊撃ち猟師さんが途中で来られて、色々とお話を聞いているのが面白いので、結局23:00ごろまでまったりしてしまいました。ちゃんと帰れましたが、帰ったら超へろんへろん汗

また、冬ごろに熊肉の煮込みやらを頂きにきている気がするのですが、支払いは大納得の¥9800/人。いやはや大満足の4時間一本勝負!でした。またお邪魔することになろうかと思います~。これからは結構頻繁に会をやられることになろうかと思いますので、気になる方はお店のFBを定期チェックです~。ご馳走様!



◆イタリア食堂 910
住所:京都市中京区河原町通三条下ル南車屋町282 MORITAビル4F
営業時間:18:00~0:00 日休&不定休 お店の営業はFBをチェック
TEL:050-3696-0910
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