バル チーボ@出町柳
2022
13
実家に帰る以外に特に用事のない、のーんびりとした夏休みネタのその1です。
連休突入する最終出勤日。次の日の朝、和歌山の実家に帰る予定で、その前に仕事帰りのお疲れ様で一杯吞みましょう!ということに。相方仕事場の出町柳周辺で!ということで、Googleマップを眺めていたら気軽なイタリアン店を発見したのですな。

お店の名前はバルチーボ、なるイタリアン食堂。京阪出町柳駅前から百万遍方面に向かって細い道を東進し、あか抜けた駿台学生ハイツの角を北に折れて200mほど。あ!ここ知っているよ!と思ったら、以前はお好み焼き屋さんで、その前は同じくイタリアン店、hikari-yurariだった場所なのだ。店内に。

詰めれば7人ぐらい入れそうな大きめのテーブルが1、2人掛けテーブルが1、カウンター席が8席ほどかな。こじんまり店内をまだ30代半ばほどかなあ、と思われる背は高いのに腰の低いシェフと、ほっこりサービスのアルバイト?のお姉さんの2名体制。予約時間を18:00でお願いしたら、込み合いますので15分ほどずらして頂けると・・・、ということでその時間帯に。カウンターと2人掛けテーブルに、先客カップルが2組と言う状況。

とりあえずグラスワインメニューを確認し、お手軽価格帯であることを確認。1杯目は・・・

泡グラス¥600、伊ロマーニャの「Larus Spumante Brut Trebbiano」を注文してメニュー長考モードに。爽やかで吞みやすいなあ!と思いつつ、口当たりが良いのでゴキュゴキュいけます。

フードメニューは日替わりの1枚、それにレギュラーの2枚構成。オーブン焼きのピッツアもスタンバっている気軽なスタイル。それにお値段は非常にお手軽価格。とりあえず前菜を注文し、更に長考に入っていたら、大きなテーブル席にどんどんお客さんが集まりだし、結局30分ほど後に小学生高学年ぐらいの少年少女計5名、お母さん3名の8名でテーブルが埋まるのですな。そういう使い方も可能な、柔軟性の高いお店なのだ。
実は予約の時に「グループのお客様が入っているので、お料理出しが遅くなるかもしれません~」と事前に説明があったのですが、今日はノンミリ呑む!のが目標なので、無問題です!と宣言し、のんびりやらせて頂くことに。

前菜6種盛りは、これで¥1200!という良心的価格設定。カルパッチョは鯛、レバーペーストのカナッペに添えてある透明なものはリンゴジャムのジュレ、ポテサラはアンチョビとケッパー、ツナ入り。しらす入りのフリッタータ(卵焼き)、鴨ロース、それにピクルスと言うような布陣。いやー、ちゃんとしております。

まだ大テーブル側のお料理出しが進んでいないので、先にボトルでワインを貰っておこうという作戦。しっかり目の白で(最近、このフレーズが多いのだ)とお願いする。ボトル¥4000ぐらいの価格帯でした。で・・・

伊ピエモンテの白で、Angelini Paolo Nanu Chardonnayなり。シャルドネ100%ですが、結構しっかり目にコク、酸。重すぎないバランスで美味しい。が、しっかり目の味わいのわりには度数は低めで13度。これは確実にお替りが何か必要になるだろうなあ!という。

生ハムとミラのサラミの盛り合わせはなんとなんと¥800なり。パンが欲しいと一緒に注文。で、レギュラーメニューにアヒージョが5種類もスタンバっているので、パンはこういうバゲット薄切りでカリカリすぎないものを置いておられるなのですが、御覧の量で¥180というこれまた良心的価格設定。

で、目の前を驚くべきスピードで次々と大テーブルにお料理が運ばれていくのに感嘆しつつ、パスタ一皿目が登場。桃とペコリーノチーズの冷製パスタで¥1300なり。香り高く甘ーい桃をペコリーノチーズの塩気が包み込み、生クリーム少量とぎゅっと味をまとめ上げる酸味にレモン果汁を使っているのが工夫。 これまたド直球でちゃんとしておりますなあ。

で、残ったボトルワインのグラス一杯分を相方に渡して、ロゼグラスを追加注文。シチリアの「Feudo Arancio “Rosato”」でした。グラス¥580なり。いやー、結構お見掛けするボトルですが、良いですな~。

で、パスタ2つ目は、イカ墨と茗荷!のスパゲティで¥1300なり。これまたしっかり量でイカの旨味満載なお味なのですが、冥加の独特の風味がイカ墨ソースの隙間からちょこちょこ顔を出すのが面白い効果ですな。美味しいです。 追加したパンで嘗め尽くしたようにソースを頂くのだ。
お料理の進行はかなり遅めで、この夏休み中のダンドリ打ち合わせなどでノンビリ時間つぶしするのですが、それでも1皿の間隔が20分少々で進行するのにはビックリですな。とはいえ、食べるのが速いので(滝汗)待っている時間にグラスワインが欲しくなるわけで。

白の傾向の違うものを!とお願いしたら、この微発泡が美味しいですよ!と推薦頂いたのがこちら、
ポルトガル産の白で、 Vinho Verde Verdegar Blanco Vercoope。確かに若干炭酸がツンツン来る感じですが、過度に辛口ではない、甘味もほんのり残っているタイプで美味しい。我々でも箱買いできそうなお手頃デイリーワインなのですが、ピッツアなどに合いそうな感じ。

メインは、北海道産牛うちひらのステーキで¥1600なり。火入れお上手。ほんのり苦みを残した大人っぽい赤ワインソースがお肉、それにジャガイモと相思相愛ですな。イヤー大満足。とはいえ、もうちょっとだけ甘いものを頂こうと・・・

デザート三種盛りも注文。チーズケーキはバスク地方風に濃厚なもの、赤いのはスイカのジェラート、丸いのはエスプレッソのパンナコッタ。最後まで大充実。 以上で〆て、泡グラス2、白ボトル1、ロゼグラス1、白グラス2と、久々にボトル2本分ほど呑んで、〆て¥15000!というこの酒量なのでなんの文句があろうかと!という感想。こういうお店が自宅徒歩圏にあると通うでしょうな。
この質でこのお値段なのでお得感がありますな。お若いシェフなのに、どことなく懐かしい味付けで、ツボは確実に押さえているという感じ。こういうスタイルのお店が京都では意外に少ないので、嬉しいのだ。普段使いで旨いワインでほっこり!できました。また、仕事でへばったらお邪魔することになりそうな予感ですな。ご馳走様でした。
◆バル チーボ (BAR Cibo)
住所:京都市左京区田中大堰町202 エスペランサーTAKAGI 1F
営業時間:18:00~翌2:00 (L.O.翌1:00) 月休
現在、営業時間短縮中の模様です。
TEL:075-744-0579
連休突入する最終出勤日。次の日の朝、和歌山の実家に帰る予定で、その前に仕事帰りのお疲れ様で一杯吞みましょう!ということに。相方仕事場の出町柳周辺で!ということで、Googleマップを眺めていたら気軽なイタリアン店を発見したのですな。

お店の名前はバルチーボ、なるイタリアン食堂。京阪出町柳駅前から百万遍方面に向かって細い道を東進し、あか抜けた駿台学生ハイツの角を北に折れて200mほど。あ!ここ知っているよ!と思ったら、以前はお好み焼き屋さんで、その前は同じくイタリアン店、hikari-yurariだった場所なのだ。店内に。

詰めれば7人ぐらい入れそうな大きめのテーブルが1、2人掛けテーブルが1、カウンター席が8席ほどかな。こじんまり店内をまだ30代半ばほどかなあ、と思われる背は高いのに腰の低いシェフと、ほっこりサービスのアルバイト?のお姉さんの2名体制。予約時間を18:00でお願いしたら、込み合いますので15分ほどずらして頂けると・・・、ということでその時間帯に。カウンターと2人掛けテーブルに、先客カップルが2組と言う状況。

とりあえずグラスワインメニューを確認し、お手軽価格帯であることを確認。1杯目は・・・

泡グラス¥600、伊ロマーニャの「Larus Spumante Brut Trebbiano」を注文してメニュー長考モードに。爽やかで吞みやすいなあ!と思いつつ、口当たりが良いのでゴキュゴキュいけます。

フードメニューは日替わりの1枚、それにレギュラーの2枚構成。オーブン焼きのピッツアもスタンバっている気軽なスタイル。それにお値段は非常にお手軽価格。とりあえず前菜を注文し、更に長考に入っていたら、大きなテーブル席にどんどんお客さんが集まりだし、結局30分ほど後に小学生高学年ぐらいの少年少女計5名、お母さん3名の8名でテーブルが埋まるのですな。そういう使い方も可能な、柔軟性の高いお店なのだ。
実は予約の時に「グループのお客様が入っているので、お料理出しが遅くなるかもしれません~」と事前に説明があったのですが、今日はノンミリ呑む!のが目標なので、無問題です!と宣言し、のんびりやらせて頂くことに。

前菜6種盛りは、これで¥1200!という良心的価格設定。カルパッチョは鯛、レバーペーストのカナッペに添えてある透明なものはリンゴジャムのジュレ、ポテサラはアンチョビとケッパー、ツナ入り。しらす入りのフリッタータ(卵焼き)、鴨ロース、それにピクルスと言うような布陣。いやー、ちゃんとしております。

まだ大テーブル側のお料理出しが進んでいないので、先にボトルでワインを貰っておこうという作戦。しっかり目の白で(最近、このフレーズが多いのだ)とお願いする。ボトル¥4000ぐらいの価格帯でした。で・・・

伊ピエモンテの白で、Angelini Paolo Nanu Chardonnayなり。シャルドネ100%ですが、結構しっかり目にコク、酸。重すぎないバランスで美味しい。が、しっかり目の味わいのわりには度数は低めで13度。これは確実にお替りが何か必要になるだろうなあ!という。

生ハムとミラのサラミの盛り合わせはなんとなんと¥800なり。パンが欲しいと一緒に注文。で、レギュラーメニューにアヒージョが5種類もスタンバっているので、パンはこういうバゲット薄切りでカリカリすぎないものを置いておられるなのですが、御覧の量で¥180というこれまた良心的価格設定。

で、目の前を驚くべきスピードで次々と大テーブルにお料理が運ばれていくのに感嘆しつつ、パスタ一皿目が登場。桃とペコリーノチーズの冷製パスタで¥1300なり。香り高く甘ーい桃をペコリーノチーズの塩気が包み込み、生クリーム少量とぎゅっと味をまとめ上げる酸味にレモン果汁を使っているのが工夫。 これまたド直球でちゃんとしておりますなあ。

で、残ったボトルワインのグラス一杯分を相方に渡して、ロゼグラスを追加注文。シチリアの「Feudo Arancio “Rosato”」でした。グラス¥580なり。いやー、結構お見掛けするボトルですが、良いですな~。

で、パスタ2つ目は、イカ墨と茗荷!のスパゲティで¥1300なり。これまたしっかり量でイカの旨味満載なお味なのですが、冥加の独特の風味がイカ墨ソースの隙間からちょこちょこ顔を出すのが面白い効果ですな。美味しいです。 追加したパンで嘗め尽くしたようにソースを頂くのだ。
お料理の進行はかなり遅めで、この夏休み中のダンドリ打ち合わせなどでノンビリ時間つぶしするのですが、それでも1皿の間隔が20分少々で進行するのにはビックリですな。とはいえ、食べるのが速いので(滝汗)待っている時間にグラスワインが欲しくなるわけで。

白の傾向の違うものを!とお願いしたら、この微発泡が美味しいですよ!と推薦頂いたのがこちら、
ポルトガル産の白で、 Vinho Verde Verdegar Blanco Vercoope。確かに若干炭酸がツンツン来る感じですが、過度に辛口ではない、甘味もほんのり残っているタイプで美味しい。我々でも箱買いできそうなお手頃デイリーワインなのですが、ピッツアなどに合いそうな感じ。

メインは、北海道産牛うちひらのステーキで¥1600なり。火入れお上手。ほんのり苦みを残した大人っぽい赤ワインソースがお肉、それにジャガイモと相思相愛ですな。イヤー大満足。とはいえ、もうちょっとだけ甘いものを頂こうと・・・

デザート三種盛りも注文。チーズケーキはバスク地方風に濃厚なもの、赤いのはスイカのジェラート、丸いのはエスプレッソのパンナコッタ。最後まで大充実。 以上で〆て、泡グラス2、白ボトル1、ロゼグラス1、白グラス2と、久々にボトル2本分ほど呑んで、〆て¥15000!というこの酒量なのでなんの文句があろうかと!という感想。こういうお店が自宅徒歩圏にあると通うでしょうな。
この質でこのお値段なのでお得感がありますな。お若いシェフなのに、どことなく懐かしい味付けで、ツボは確実に押さえているという感じ。こういうスタイルのお店が京都では意外に少ないので、嬉しいのだ。普段使いで旨いワインでほっこり!できました。また、仕事でへばったらお邪魔することになりそうな予感ですな。ご馳走様でした。
◆バル チーボ (BAR Cibo)
住所:京都市左京区田中大堰町202 エスペランサーTAKAGI 1F
営業時間:18:00~翌2:00 (L.O.翌1:00) 月休
現在、営業時間短縮中の模様です。
TEL:075-744-0579
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