Bistro&Wine espace(エスパス)@京阪三条
2022
06
最近、大作は土日にまとめて書く作戦なので平日は書きやすいネタから書いておりまして、ちょこちょこ訪問日が前後逆転しているのですが、平日テレワーク後に行ったお店が、なんだか非常~に良いお店だったので、少々気合いを入れてご紹介。

自宅を出たときは雨が降っていなかったのですが、京阪三条駅に着いたらパラパラと雨模様。こういう時は駅から近いお店がありがたいですな。お店の名前はBistro&Wine espace(エスパス)、駅から三条通を東に300mほど進んで、花見小路通りの南西角当たりにあるのだ。外には「本日は予約のみで満席です」との表示が。とりあえず、店内に。

お店はカウンターのみで8席と言うこじんまり店。相方が先に入ってメニュー検討中。先客がカップル1組、後程もう1組、という状況。先にドリンクを注文し、じっくりメニューを検討しようということに。
で、私はハイボール、相方はグラス白で、仏ロアールから「le Prtiot 2020 Vincent Ricard」からスタート。可愛らしいキャラクターが印象的な(天使?)ボトルで、ソーヴィニヨン・ブランですが、ビオワインに拘って出されている模様ですな。12.5°と体に優しそうな度数でぐいぐいイケます。

で、お一人で回されているシェフ(マスクされているのでよくわからないのですが、まだ30代半ばくらいかな・・・)に、結構お腹が減っているのですが何皿見当ですかねえ!などと質問し、お料理を決めるのだ。 そんなに種類は多くないのですが、お一人様でもハーフサイズでバル使いもできる柔軟性のあるメニュー編成。で、お肉か魚か!で揉める我々、今日の魚はスズキ!というのをお聞きして、それを最後にということで。

前菜に、野菜の総菜5種盛り合わせをお願いするのですが、ご店主から「あまり濃い味付けにはしていないのですが」と説明が。これが超ウマ。蓮根と大根?サラダ、人参ラペ、紫キャベツ、茸ソテーに、茄子トマト煮かな。程よいビネガーの酸で塩分濃度を高めることはなく、スパイスをうまく使う事で食べやすい味にしているのが工夫。
蓮根に添えてある丸いツブツブを噛み締めるとフローラルな香りがして、素敵に蓮根に合うのでこれはなんですか!と質問したらコリアンダーシードでした。(パクチーの種ですな。我が家ではカレー用にパウダーは常備しているのですが、種も買おう・・・)
人参ラペにはクミンを、茄子にも何か利かせていて、どれも白ワインに合いまくり。いきなり、オススメいたします。

速攻で白ワインボトルにスイッチ。お料理にあわせてください~!とお願いして出して貰ったのがこちら。仏ロアールで、「Frants Saumon Vin De Frantz Chardonnay 2020」。シャルドネのビオですが、これも13°と呑みやすく。¥5200ですが、ワインのお値段は非常に良心的。

玉葱とベーコンのキッシュは¥500なり。薄めの作り方ですが、これもしっかり炒めた玉ねぎの深い甘さがなんとも美味しい。既にかなりニッコリな状態に。が!次のお料理がまた面白いのだ。

炙り鯖、ビーツとサラミのマリネで¥1400なり。小ぶりの鯖を概ね半身丸々使用したシメ鯖を皮側からほんのり炙りました!というような一品なのですが、このしっかり目の酸の乗りに、甘ーいビーツ角切り、それにたまに食感のアクセントになる塩っぽいサラミの刻んだのが合わさって、過去遭遇したことが無いような味わいに。

横から見た図。当然、腹側の小骨も全部取っていて、これぐらいの厚みですが、なんだか非常に充実。青魚好きはメニューに遭遇したら、ぜひ! 確実に垂涎の一品ですな。(しっかり目の白とも相性バッチリ・・・)
が!次に出てきたシェフ曰く、「来られた方が概ね食べて帰る一品」が更に美味しいのだ。

サイズ感が予想できるよう雰囲気写真とともに。「自家製豚のソーセージ マッシュポテト添え」で¥1200。

切りましたの図。溢れる肉汁!程よい肉の挽き加減が文句無し。粗挽きと細かい挽きの中間ほどで良く練ってあるためか、ブリブリンと歯を弾き返すような食感が堪らない。注文を受けてから、しっかり練る熱々マッシュポテトも超ウマ。 ソーセージを出すビストロ、イタリアンは京都にも沢山ありますが、この充実度とお手軽価格の高次元バランスに少々ビックリ。ま、このお店では確かに必食。こんなお値段で出していて、大丈夫ですか!的な。

スズキのポアレ、白ワインソースで¥2200なり。これまたあり得ないでっかいサイズで2切れも出てきてびっくり。若干泥くさいスズキがしっかりポアレで皮はパリッと、身は軽く水分を残したままほっこりふっくら仕上がっていて、ソースは白ワイン!という感じではない軽いクリーム系ソースなのですが素敵に合いますな。シェフから「食べるの、無茶苦茶早いですね!」と呆れられるのですが、いやはや魚好きなら止まらない旨さでした。
で、甘いものもヌガーグラッセ、チョコレートテリーヌなどの定番が揃っているのですが、このお店での〆はこれで決定!なのだ。

〆の麺は¥500なり。スッキリした出汁で、魚介と昆布、お肉系の合わせだと思うのですが、程良い塩加減の出汁でコレは嬉しい。

麺は極細のストレート低加水中華麺かな。芯にわずかに粉っぽさが残る程度に茹で上げられ、しこしこと腰あり。いやー、まさかビストロの〆にこういうものを持ってくるなんて!という感想。 シェフはにっこり笑って教えてくれず。油の加え方とか、流石プロと言う感想。
シェフに、そういえば京都にこういう淡麗系塩ラーメン的なお店が増えていますよねえ!とお話しし、今は無き「伊佐夫」はご存じだったので、また一乗寺で「だし料理 十(じふ)」として予約営業のみで復活されているので、行くと、更にアイデアが浮かぶかも!とお話しておきました。(余計なお世話)
で、お腹パンパンで、ハイボール1、白グラス1、ボトル1で〆て¥13000少々、という大大大大納得なお支払い。大勢でわいわいなお店ではなく、今後とも最適人数はカップルまで、1人でも全然大丈夫ですな。 いやー、こちらもオススメです。またチョコチョコ覗きに来ること間違い無しなのだ。 ご馳走様でした。
◆Bistro&Wine espace(エスパス)
住所:京都市東山区二町目50 サンラック東山 1F
営業時間:15:00~24:00(L.O.23:00) 水休
TEL:050-5589-6119

自宅を出たときは雨が降っていなかったのですが、京阪三条駅に着いたらパラパラと雨模様。こういう時は駅から近いお店がありがたいですな。お店の名前はBistro&Wine espace(エスパス)、駅から三条通を東に300mほど進んで、花見小路通りの南西角当たりにあるのだ。外には「本日は予約のみで満席です」との表示が。とりあえず、店内に。

お店はカウンターのみで8席と言うこじんまり店。相方が先に入ってメニュー検討中。先客がカップル1組、後程もう1組、という状況。先にドリンクを注文し、じっくりメニューを検討しようということに。
で、私はハイボール、相方はグラス白で、仏ロアールから「le Prtiot 2020 Vincent Ricard」からスタート。可愛らしいキャラクターが印象的な(天使?)ボトルで、ソーヴィニヨン・ブランですが、ビオワインに拘って出されている模様ですな。12.5°と体に優しそうな度数でぐいぐいイケます。

で、お一人で回されているシェフ(マスクされているのでよくわからないのですが、まだ30代半ばくらいかな・・・)に、結構お腹が減っているのですが何皿見当ですかねえ!などと質問し、お料理を決めるのだ。 そんなに種類は多くないのですが、お一人様でもハーフサイズでバル使いもできる柔軟性のあるメニュー編成。で、お肉か魚か!で揉める我々、今日の魚はスズキ!というのをお聞きして、それを最後にということで。

前菜に、野菜の総菜5種盛り合わせをお願いするのですが、ご店主から「あまり濃い味付けにはしていないのですが」と説明が。これが超ウマ。蓮根と大根?サラダ、人参ラペ、紫キャベツ、茸ソテーに、茄子トマト煮かな。程よいビネガーの酸で塩分濃度を高めることはなく、スパイスをうまく使う事で食べやすい味にしているのが工夫。
蓮根に添えてある丸いツブツブを噛み締めるとフローラルな香りがして、素敵に蓮根に合うのでこれはなんですか!と質問したらコリアンダーシードでした。(パクチーの種ですな。我が家ではカレー用にパウダーは常備しているのですが、種も買おう・・・)
人参ラペにはクミンを、茄子にも何か利かせていて、どれも白ワインに合いまくり。いきなり、オススメいたします。

速攻で白ワインボトルにスイッチ。お料理にあわせてください~!とお願いして出して貰ったのがこちら。仏ロアールで、「Frants Saumon Vin De Frantz Chardonnay 2020」。シャルドネのビオですが、これも13°と呑みやすく。¥5200ですが、ワインのお値段は非常に良心的。

玉葱とベーコンのキッシュは¥500なり。薄めの作り方ですが、これもしっかり炒めた玉ねぎの深い甘さがなんとも美味しい。既にかなりニッコリな状態に。が!次のお料理がまた面白いのだ。

炙り鯖、ビーツとサラミのマリネで¥1400なり。小ぶりの鯖を概ね半身丸々使用したシメ鯖を皮側からほんのり炙りました!というような一品なのですが、このしっかり目の酸の乗りに、甘ーいビーツ角切り、それにたまに食感のアクセントになる塩っぽいサラミの刻んだのが合わさって、過去遭遇したことが無いような味わいに。

横から見た図。当然、腹側の小骨も全部取っていて、これぐらいの厚みですが、なんだか非常に充実。青魚好きはメニューに遭遇したら、ぜひ! 確実に垂涎の一品ですな。(しっかり目の白とも相性バッチリ・・・)
が!次に出てきたシェフ曰く、「来られた方が概ね食べて帰る一品」が更に美味しいのだ。

サイズ感が予想できるよう雰囲気写真とともに。「自家製豚のソーセージ マッシュポテト添え」で¥1200。

切りましたの図。溢れる肉汁!程よい肉の挽き加減が文句無し。粗挽きと細かい挽きの中間ほどで良く練ってあるためか、ブリブリンと歯を弾き返すような食感が堪らない。注文を受けてから、しっかり練る熱々マッシュポテトも超ウマ。 ソーセージを出すビストロ、イタリアンは京都にも沢山ありますが、この充実度とお手軽価格の高次元バランスに少々ビックリ。ま、このお店では確かに必食。こんなお値段で出していて、大丈夫ですか!的な。

スズキのポアレ、白ワインソースで¥2200なり。これまたあり得ないでっかいサイズで2切れも出てきてびっくり。若干泥くさいスズキがしっかりポアレで皮はパリッと、身は軽く水分を残したままほっこりふっくら仕上がっていて、ソースは白ワイン!という感じではない軽いクリーム系ソースなのですが素敵に合いますな。シェフから「食べるの、無茶苦茶早いですね!」と呆れられるのですが、いやはや魚好きなら止まらない旨さでした。
で、甘いものもヌガーグラッセ、チョコレートテリーヌなどの定番が揃っているのですが、このお店での〆はこれで決定!なのだ。

〆の麺は¥500なり。スッキリした出汁で、魚介と昆布、お肉系の合わせだと思うのですが、程良い塩加減の出汁でコレは嬉しい。

麺は極細のストレート低加水中華麺かな。芯にわずかに粉っぽさが残る程度に茹で上げられ、しこしこと腰あり。いやー、まさかビストロの〆にこういうものを持ってくるなんて!という感想。 シェフはにっこり笑って教えてくれず。油の加え方とか、流石プロと言う感想。
シェフに、そういえば京都にこういう淡麗系塩ラーメン的なお店が増えていますよねえ!とお話しし、今は無き「伊佐夫」はご存じだったので、また一乗寺で「だし料理 十(じふ)」として予約営業のみで復活されているので、行くと、更にアイデアが浮かぶかも!とお話しておきました。(余計なお世話)
で、お腹パンパンで、ハイボール1、白グラス1、ボトル1で〆て¥13000少々、という大大大大納得なお支払い。大勢でわいわいなお店ではなく、今後とも最適人数はカップルまで、1人でも全然大丈夫ですな。 いやー、こちらもオススメです。またチョコチョコ覗きに来ること間違い無しなのだ。 ご馳走様でした。
◆Bistro&Wine espace(エスパス)
住所:京都市東山区二町目50 サンラック東山 1F
営業時間:15:00~24:00(L.O.23:00) 水休
TEL:050-5589-6119
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