小梟(シャオシャオ)@塩小路橋東詰
2022
18
で、またまた中華料理好きには非常~に良いお店に行きあたりましたのでご報告。またまたFB友が書かれていたお店にビビビビン!と来て、速攻で予約を入れてやってきた、塩小路橋東詰の近く。お店の名前は小梟(シャオシャオ)なる中華料理店。

実は、この紅葉ネタの後で、祇園からバスで東山七条まで移動してやってきたのだ。早めに到着しそうなので、18:00の予約を17:30に繰り上げてもらったのですが、東山通が大混雑状態!で、祇園からバスで40分ほどかかってしまうという。東山通から三十三間堂の南側を通ってお店に急ぎ、結局お店到着、17:45。
流石にこのあたりの地名まで京都特有の「上ル下ルシステム」が適用できるのか微妙なのですが、京都駅方面からなら、塩小路橋東詰から東に進み、奈良街道を50mほど下がった位置。昭和の香り濃き「本町館」の南(汗)、または「お好み焼 吉野」から、1ブロック西側。

お店は、今のところ非常~に目立たない感じで看板等もなく、この写真ではピカー!と光っている小さな蛍光ランプ入り名札に非常~に小さな文字で「小梟 シャオシャオ」と書いてあるだけ。(なんだか暗い写真ですが、設定ミスです汗)とはいえ、Googleマップにお店情報がアップされているので、我々は一発で到着。我々が今日1組目のゲストでした。

超絶ゆったりしたカウンター席が7席に、御覧の一部が写っている長ーいテーブル(8席)が1つだけなのですが、あり合えないほどの超絶ゆったり空間。通常の普段使い系中華料理店なら30席は押し込みそうな。

長テーブル反対側。調べますと、仏光寺通新町東入にあった香港式ローストダックを出すテイクアウトのお店「小小幸福(シャオ・シャオ・シンフ―)」の元シェフ、それに高瀬川沿い七条あたりにある「京都ビアラボ」の元シェフがタッグを組んで始められたお店のようです。正式オープンは11/1でした。お二人ともフレンドリーで喋りやすいタイプで、「どこでお知りになったんですか~?」から色々と意見交換。ついつい口が軽くなり「元々、何があったお店ですの!」と確認したら、スナックで3年ほど空き物件だった模様。

で、しげしげとメニューを確認。売りは右側に並んでいる広東式の「焼味」(シュウメイ)。焼きたてのチャーシュー、ローストダックなどを現地味そのままに、または日本風にアレンジして提供されているのだ。
焼き手はかなりお若いシェフなのですが、香港で活動されていたそうで小小幸福時代から一度行こう!と狙っていて、ようやく実食というわけで。 現地系中華料理店でもあまり無いジャンルなので、わくわく!しつつ、まずは前菜系を3つ注文。

で、ドリンクメニューに俄然注目してしまう我々。日本酒メニューがかなり豊富。それも面白いチョイスで、これは後で呑まないと~!ということに。で、確か角ハイボール¥550をお願いしたのですが、超喉が渇いていたので2人とも一気飲みしてしまい(汗)、写真忘れ。

まずは一品目。鮮魚のカルパッチョ四川山椒ソースで¥1000なり。照明が暖色系、更にかなり暗めなので、以降の写真は記憶色に近づけるべく強力に修整しておりますが、実物はもっと美味しそうです(汗)

当日の魚は鰆で、カルパッチョにしては肉厚でお刺身的存在感。そのうえからこんもりとディル、パクチー、紅蓼に大葉など和洋折衷の香草を合わせ、綺麗な緑色ペーストで程よい刺激のある四川山椒ソースが絡んで美味しい~。相方と、これが¥1000とは、ちょっと有りえないねえ!と感動していると・・・

お次のメニューに書いていない前菜も美味しいのだ。百合根と茹でイカ、それにセロリを梅肉ソースで和えた冷菜。青い小さな葉は大葉のようです。紹興酒よりも、白ワインのほうが合いそうなお味ですな。もちろん、キリリと冷えた冷酒でも!という。で・・・

早速グラスの日本酒にスイッチ。お酒を選べない時はメニューの上から順番!の法則。ですが、高知の濱川商店謹製「美丈夫 純麗たまラベル 純米吟醸」でワイングラスでの提供¥700なり。ふくよかで旨味しっかりなのに、後口はスーッと引いていくタイプで美味しいのだ。基本、日本酒は四合瓶で置いておられる模様。
で、次の一品が超絶面白&スパイス旨系。

キッチン内では炭火台と思われる焼き台の上で、あひるや豚に仕上げの火入れを行うのですが、そこで楕円形の草鞋のような饅頭を焼いているので、主にフロア担当されているシェフに「あれはなんですかね?」と質問したのですが、まさかその草鞋が目の前に出てくるとは思いませんでした。
「ウイグル式 羊のクミン煮込み」で¥1200なり。先ほど焼いていたのは自家製の素朴なパン。その上に、クミンとトマトを利かせた甘口キーマカレー的な味付けで、繊維までほろほろに煮崩れた羊をぽてっ!と乗せて頂く趣向。いやー、これは超旨しですな。文句無し!お勧めいたします。

私は速攻で美丈夫を空けてしまい(超!合いました)、更にグラス日本酒から、島根は簸上清酒謹製「七冠馬 純米吟醸 一番人気」¥800なり。いやー、兎に角ニンマリ!

相方も日本酒にスイッチ。三重は謹製「式(SHIKI) MELLOW 花香 特別純米酒」¥800なり。お料理に集中していたので味見もし忘れ。が、基本、綺麗で呑みやすいものをラインナップに乗せている感じですな。
お料理を注文したのがここまでで、この「焼味」を食べたいのですが!とシェフと相談し、単品で出して貰うとボリュームがかなりあるので、「焼味三種 ジャスミンライス付き」¥2200をお願いし、日本酒をちびちび吞みつつ、お料理を待つわけで。

カウンターの中に、直径1m近い、巨大な金属製の釜があるのでシェフに「あひるはアレで炙るんですかね?」と質問したら、「そうです、日本でこれを置いているお店は少ないでしょうね~!」とのこと。確かに。

で、目の前で、炙ったあひるが切り分けられて、焼き台の上で更に火をじわじわ入れているのを見学。

ババーンと登場、焼味三種 ジャスミンライス付き¥2200なり。お肉は三種、足の部分は「釜焼きローストダック」、角切りのお肉は「皮付豚バラ肉のカリカリ焼」、黒いのだけ、入れてください!とお願いした「牛ハラミの黒胡椒叉焼」なり。

照明の加減なのか、なんだか美味しそうに写っていないのですが、ローストダックは骨付きで骨の周りはかなりレア、非常にジューシーで美味しい。豚バラも皮はかりっと、脂の旨味がいいですな。期待したハラミはしっかりした甘醤油系の味付けに胡椒の刺激があって、釜焼きなのでぎゅっと水分が抜け、濃厚な味になっているのが楽しい。
いい年こいたカップルの場合、これと前菜2つぐらいでかなり満足できるのではないかというしっかり量。ランチもやられているのですが、基本こういうお料理を出している模様。
で、普段なら既に大満足な量なのですが、運動量が多かった日(歩数2万6千歩、移動距離15km少々)、且つジャスミンライスが少々残っているので、〆にあれは言わなければ!ということに。

で、お料理が出てくるまでのつなぎに日本酒を追加。京丹後は向井酒造謹製「舟屋のにごり」¥800なり。いやー、今日は良い日になったねえ!とニッコリな一杯。意外にドライで、この後のお料理にもピッタリ。

で、当然食べます「白子と牡蛎の麻婆豆腐」で¥1800なり。麻婆豆腐としてはなんだかお高め設定なのですが、これもかなり面白い一品。

平皿に豆乳を張って、蒸して、お皿サイズの豆腐にしてから、その上に麻婆ソースを乗せているという趣向。実は牡蛎や白子は麻婆ソースで魚臭さが増幅される場合があるので、ちょっと苦手(カキフライ以上に牡蛎を美味しく食べられる手法を思いつかないというか・・・汗) 麻辣とも強めでしっかりした味わいで、これは面白い!と思いました。

フロアの片隅に冷蔵庫があって今日の食材が出番を待っているのだ。これを見て、本格的!と思うか、少々グロいと思うかで、このお店の好き度が測定できそう。で、ハイボール2、日本酒グラス4で〆て¥10650!という大大大大大大大大納得価格。間違ってませんよね?と念押ししましたので、恨みっこなしと言う事で(汗)。
多分、大勢連れてきますので!とシェフに宣言し、お店を後にしたのだ。とりあえず、まだ世間には広まっていなさそう&場所が場所だけに今後の動向が楽しみ。普段とは違うタイプの中華料理を食べたかったらぜひ! 美味しいですよ。
◆小梟(シャオシャオ)
住所:京都市東山区本町8丁目89−1
営業時間:12:00~15:00 17:00~21:00 日休
TEL:075-746-4583

実は、この紅葉ネタの後で、祇園からバスで東山七条まで移動してやってきたのだ。早めに到着しそうなので、18:00の予約を17:30に繰り上げてもらったのですが、東山通が大混雑状態!で、祇園からバスで40分ほどかかってしまうという。東山通から三十三間堂の南側を通ってお店に急ぎ、結局お店到着、17:45。
流石にこのあたりの地名まで京都特有の「上ル下ルシステム」が適用できるのか微妙なのですが、京都駅方面からなら、塩小路橋東詰から東に進み、奈良街道を50mほど下がった位置。昭和の香り濃き「本町館」の南(汗)、または「お好み焼 吉野」から、1ブロック西側。

お店は、今のところ非常~に目立たない感じで看板等もなく、この写真ではピカー!と光っている小さな蛍光ランプ入り名札に非常~に小さな文字で「小梟 シャオシャオ」と書いてあるだけ。(なんだか暗い写真ですが、設定ミスです汗)とはいえ、Googleマップにお店情報がアップされているので、我々は一発で到着。我々が今日1組目のゲストでした。

超絶ゆったりしたカウンター席が7席に、御覧の一部が写っている長ーいテーブル(8席)が1つだけなのですが、あり合えないほどの超絶ゆったり空間。通常の普段使い系中華料理店なら30席は押し込みそうな。

長テーブル反対側。調べますと、仏光寺通新町東入にあった香港式ローストダックを出すテイクアウトのお店「小小幸福(シャオ・シャオ・シンフ―)」の元シェフ、それに高瀬川沿い七条あたりにある「京都ビアラボ」の元シェフがタッグを組んで始められたお店のようです。正式オープンは11/1でした。お二人ともフレンドリーで喋りやすいタイプで、「どこでお知りになったんですか~?」から色々と意見交換。ついつい口が軽くなり「元々、何があったお店ですの!」と確認したら、スナックで3年ほど空き物件だった模様。

で、しげしげとメニューを確認。売りは右側に並んでいる広東式の「焼味」(シュウメイ)。焼きたてのチャーシュー、ローストダックなどを現地味そのままに、または日本風にアレンジして提供されているのだ。
焼き手はかなりお若いシェフなのですが、香港で活動されていたそうで小小幸福時代から一度行こう!と狙っていて、ようやく実食というわけで。 現地系中華料理店でもあまり無いジャンルなので、わくわく!しつつ、まずは前菜系を3つ注文。

で、ドリンクメニューに俄然注目してしまう我々。日本酒メニューがかなり豊富。それも面白いチョイスで、これは後で呑まないと~!ということに。で、確か角ハイボール¥550をお願いしたのですが、超喉が渇いていたので2人とも一気飲みしてしまい(汗)、写真忘れ。

まずは一品目。鮮魚のカルパッチョ四川山椒ソースで¥1000なり。照明が暖色系、更にかなり暗めなので、以降の写真は記憶色に近づけるべく強力に修整しておりますが、実物はもっと美味しそうです(汗)

当日の魚は鰆で、カルパッチョにしては肉厚でお刺身的存在感。そのうえからこんもりとディル、パクチー、紅蓼に大葉など和洋折衷の香草を合わせ、綺麗な緑色ペーストで程よい刺激のある四川山椒ソースが絡んで美味しい~。相方と、これが¥1000とは、ちょっと有りえないねえ!と感動していると・・・

お次のメニューに書いていない前菜も美味しいのだ。百合根と茹でイカ、それにセロリを梅肉ソースで和えた冷菜。青い小さな葉は大葉のようです。紹興酒よりも、白ワインのほうが合いそうなお味ですな。もちろん、キリリと冷えた冷酒でも!という。で・・・

早速グラスの日本酒にスイッチ。お酒を選べない時はメニューの上から順番!の法則。ですが、高知の濱川商店謹製「美丈夫 純麗たまラベル 純米吟醸」でワイングラスでの提供¥700なり。ふくよかで旨味しっかりなのに、後口はスーッと引いていくタイプで美味しいのだ。基本、日本酒は四合瓶で置いておられる模様。
で、次の一品が超絶面白&スパイス旨系。

キッチン内では炭火台と思われる焼き台の上で、あひるや豚に仕上げの火入れを行うのですが、そこで楕円形の草鞋のような饅頭を焼いているので、主にフロア担当されているシェフに「あれはなんですかね?」と質問したのですが、まさかその草鞋が目の前に出てくるとは思いませんでした。
「ウイグル式 羊のクミン煮込み」で¥1200なり。先ほど焼いていたのは自家製の素朴なパン。その上に、クミンとトマトを利かせた甘口キーマカレー的な味付けで、繊維までほろほろに煮崩れた羊をぽてっ!と乗せて頂く趣向。いやー、これは超旨しですな。文句無し!お勧めいたします。

私は速攻で美丈夫を空けてしまい(超!合いました)、更にグラス日本酒から、島根は簸上清酒謹製「七冠馬 純米吟醸 一番人気」¥800なり。いやー、兎に角ニンマリ!

相方も日本酒にスイッチ。三重は謹製「式(SHIKI) MELLOW 花香 特別純米酒」¥800なり。お料理に集中していたので味見もし忘れ。が、基本、綺麗で呑みやすいものをラインナップに乗せている感じですな。
お料理を注文したのがここまでで、この「焼味」を食べたいのですが!とシェフと相談し、単品で出して貰うとボリュームがかなりあるので、「焼味三種 ジャスミンライス付き」¥2200をお願いし、日本酒をちびちび吞みつつ、お料理を待つわけで。

カウンターの中に、直径1m近い、巨大な金属製の釜があるのでシェフに「あひるはアレで炙るんですかね?」と質問したら、「そうです、日本でこれを置いているお店は少ないでしょうね~!」とのこと。確かに。

で、目の前で、炙ったあひるが切り分けられて、焼き台の上で更に火をじわじわ入れているのを見学。

ババーンと登場、焼味三種 ジャスミンライス付き¥2200なり。お肉は三種、足の部分は「釜焼きローストダック」、角切りのお肉は「皮付豚バラ肉のカリカリ焼」、黒いのだけ、入れてください!とお願いした「牛ハラミの黒胡椒叉焼」なり。

照明の加減なのか、なんだか美味しそうに写っていないのですが、ローストダックは骨付きで骨の周りはかなりレア、非常にジューシーで美味しい。豚バラも皮はかりっと、脂の旨味がいいですな。期待したハラミはしっかりした甘醤油系の味付けに胡椒の刺激があって、釜焼きなのでぎゅっと水分が抜け、濃厚な味になっているのが楽しい。
いい年こいたカップルの場合、これと前菜2つぐらいでかなり満足できるのではないかというしっかり量。ランチもやられているのですが、基本こういうお料理を出している模様。
で、普段なら既に大満足な量なのですが、運動量が多かった日(歩数2万6千歩、移動距離15km少々)、且つジャスミンライスが少々残っているので、〆にあれは言わなければ!ということに。

で、お料理が出てくるまでのつなぎに日本酒を追加。京丹後は向井酒造謹製「舟屋のにごり」¥800なり。いやー、今日は良い日になったねえ!とニッコリな一杯。意外にドライで、この後のお料理にもピッタリ。

で、当然食べます「白子と牡蛎の麻婆豆腐」で¥1800なり。麻婆豆腐としてはなんだかお高め設定なのですが、これもかなり面白い一品。

平皿に豆乳を張って、蒸して、お皿サイズの豆腐にしてから、その上に麻婆ソースを乗せているという趣向。実は牡蛎や白子は麻婆ソースで魚臭さが増幅される場合があるので、ちょっと苦手(カキフライ以上に牡蛎を美味しく食べられる手法を思いつかないというか・・・汗) 麻辣とも強めでしっかりした味わいで、これは面白い!と思いました。

フロアの片隅に冷蔵庫があって今日の食材が出番を待っているのだ。これを見て、本格的!と思うか、少々グロいと思うかで、このお店の好き度が測定できそう。で、ハイボール2、日本酒グラス4で〆て¥10650!という大大大大大大大大納得価格。間違ってませんよね?と念押ししましたので、恨みっこなしと言う事で(汗)。
多分、大勢連れてきますので!とシェフに宣言し、お店を後にしたのだ。とりあえず、まだ世間には広まっていなさそう&場所が場所だけに今後の動向が楽しみ。普段とは違うタイプの中華料理を食べたかったらぜひ! 美味しいですよ。
◆小梟(シャオシャオ)
住所:京都市東山区本町8丁目89−1
営業時間:12:00~15:00 17:00~21:00 日休
TEL:075-746-4583
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