オステリア・コチネッラでディナー(3)@高倉通仏光寺東入ル
2023
14
まだまだ続く、冬休みネタその12です。
で、前日の1/3はこちらのフレンチバルで晩御飯だったのですが食後、八坂神社に遅い時間の初詣に行こうとお店の開店状況を眺めつつ、仏光寺通を東進していると、お気に入りイタリアン、コチネッラが開店して満席っぽいのを発見。これは良いお店を発見した!と次の1/4の夜は、コチネッラに行こうとネット予約を入れたわけで。

昨年の4月に改装され、なんだか更にお洒落になった様な感じですな。

キラキラと輝く新しい看板。このネタ以来なのでもう1年半ぶり。
実は、京都のイタリアンでも非常に好きな一軒で、御店主様のInstagramをちょこちょこ見ているのですが、最近は「発酵野菜」のお料理を出されているのをチェックしていて、どんなもんなんだろ!とワクワク。お久しぶりです~!と店内に。

相変わらずお洒落な、店内雰囲気その1。今日初めての客としてカウンター席に陣取るのだ。とりあえず、今日は朝から運動量が多いので喉が渇いているので・・・

とりあえず泡グラス!ということで。伊マルケから「Belisario Cuvée Nadir Brut」でゆるゆるとスタート。とりあえずお酒好きのご店主なので、オススメのお酒を呑んでいると幸せになるのですが、カウンターの後を振り返ると・・・

ずらっと並んだ日本酒一升瓶が壮観。多分、京都市内のイタリアンで日本酒古酒を出された走りのお店。常温で長期エージングされて古酒を適価で出される、古酒呑みには非常に嬉しいサービスあり。御店主が島根のご出身で、板倉酒造謹製「天穏」が色々と置いてあるのが嬉しい。京都市内で天穏を出される日本酒バルが増えたのは、こちらで味を覚えたからではないかと邪推しております(汗)

改装してから初めて来ていただきましたね?とご店主。こちらが入り口方面ですが、なんだかグッと年齢層が上がった感じですな。落ち着いた良い感じ。で、箱が変わったのでその説明が長くなってしまったのですが、そろそろメニューを確認することに。

フードメニューがこちら。お料理をご店主1人で回されているので、そんなに種類豊富でないのですが、季節の和食材やジビエをこれまたお値ごろ価格で出されるのが嬉しいお店。ソソるメニューばかり並んでいるので目移り!

お酒も色々。フロア担当のお若いおねえさん1名が研修中。ぽつぽつとお若いお客様が集まってきて、良い感じに席が埋まりつつある、そんな状況。 少々悩んで、前菜2にパスタ1、それにメイン1をお願いすることに。

まずは、魚介と発酵野菜の前菜3種盛りで¥2500なり。カップル用に2皿に取り分けて登場。添えてある野菜は全て自家製の乳酸発酵野菜。奥が熟成石鯛と赤蕪、右手は大粒の軽くボイルした牡蛎と白蕪、手前がズワイ蟹の春巻きですが、蟹と一緒に同じく発酵野菜(白菜と赤カブだったかな・・)が巻いてあるという。
乳酸発酵野菜というと、ドイツの「ザワークラウト」が有名ですが、同じように刻んだ野菜を塩もみし、真空パック用ビニール袋に入れて常温放置して作っておられるようです。野菜に自然についている乳酸菌で発酵させているのですな。一度漬けた漬け汁を取り分け、その汁で野菜を付けると良い感じに乳酸発酵が進むとのこと。
お味はあの発酵の進んだお漬物の独特の香りと酸味(酢酸ではなく、乳酸)が優しく、塩気も穏やかなのでお刺身や牡蛎と良い具合に調和して美味しいのだ。いやー、色々考えられますなあ。

これは間違いなく、日本酒だよ!とオススメにスイッチ。右手は静岡は杉井酒造謹製「杉錦 古式仕込 山廃純米」、なんと2017BYで室内保管5年目。左手は、島根の板倉酒造謹製「天穏 生酛 改良雄町 無濾過純米酒」なり。ごらんのように黄金色に色づきつつあり、いやはや超ウマではありませんか。

お次はお肉系前菜から、豚のテリーヌ¥1000なり。ぎゅっと締まった肉感! これまた間違いないのですが、添えてあるのがざく切り乳酸発酵キャベツという徹底度。お肉にあわせると、非常に良い付け合わせになりますな。

お次は、パスタからヒグマのカカオ煮込みタリアテッレで¥1800なり。これもカップル用に2皿に取り分けて登場。

角切りの熊肉ごろごろ! ちょっとビター目のデミグラスソース的な旨味満載なソースが平打ち幅広麺に絡む絡む。熊の脂が円やかで超ウマ。ジビエらしいクセがまったく無いので誰でも旨いと思うであろうと。超!オススメいたします。

更に日本酒を!と、右手が島根は旭日酒造謹製「十旭日 五百万石70 火水火入 純米酒」なり。これは2019BY。お隣が凄くて広島は竹鶴酒造謹製「小笹屋竹鶴 大和雄町 純米原酒」でなんと平成21年、2009年醸造!という。これもお店で置かれていたもので、良い感じになってきたので抜栓。ここまで行くと辛口シェリーのようなアタック、旨味でスルスルと。気になる方はお急ぎを!

で、〆は蝦夷鹿ウチモモローストで¥3000なり。これがまた旨い。

黒ニンニクを使った甘いソースで頂くのですが、日本鹿より脂が若干多めでジューシー。これも全然クセがないので肉好きなら万人受けしそうなお味ですな。いやはや大充実!
お正月から暴飲暴食続きなので、甘いものには行かずにこれでチェックを!ということで、泡グラス2、日本酒グラス4と我々とすると比較的控えめ酒量なのですが、充実感は半端なく高し。以上で¥14500!という超超超超超納得価格。いやー、この質でこの内容なのでむしろ超お安い感覚。そんなに頻繁には来れていないのですが、今後ともお世話になる気満々店。次回はあの4人テーブルをつなげてワイワイと呑みたいものです。御馳走様でした~。
超余談:発酵野菜はカレーに合うのでは!と思いついたので、通常キャラウェイシードを使うザワークラウトを、クミンとマスタードシードに変えて仕込んだのですが、5日ほどの常温室内放置で良い感じに。サンドイッチに入れると超ウマ! 今後、自家製スパイスカレーに活用する予定です~、楽しみ楽しみ。
◆オステリア・コチネッラ
住所:京都市下京区高倉通仏光寺東入ル新開町397-2
営業時間:18:00~23:30(L.O.23:00) 月休
(最新の営業状況は、お店にご確認を!)
TEL:075-365-4300
で、前日の1/3はこちらのフレンチバルで晩御飯だったのですが食後、八坂神社に遅い時間の初詣に行こうとお店の開店状況を眺めつつ、仏光寺通を東進していると、お気に入りイタリアン、コチネッラが開店して満席っぽいのを発見。これは良いお店を発見した!と次の1/4の夜は、コチネッラに行こうとネット予約を入れたわけで。

昨年の4月に改装され、なんだか更にお洒落になった様な感じですな。

キラキラと輝く新しい看板。このネタ以来なのでもう1年半ぶり。
実は、京都のイタリアンでも非常に好きな一軒で、御店主様のInstagramをちょこちょこ見ているのですが、最近は「発酵野菜」のお料理を出されているのをチェックしていて、どんなもんなんだろ!とワクワク。お久しぶりです~!と店内に。

相変わらずお洒落な、店内雰囲気その1。今日初めての客としてカウンター席に陣取るのだ。とりあえず、今日は朝から運動量が多いので喉が渇いているので・・・

とりあえず泡グラス!ということで。伊マルケから「Belisario Cuvée Nadir Brut」でゆるゆるとスタート。とりあえずお酒好きのご店主なので、オススメのお酒を呑んでいると幸せになるのですが、カウンターの後を振り返ると・・・

ずらっと並んだ日本酒一升瓶が壮観。多分、京都市内のイタリアンで日本酒古酒を出された走りのお店。常温で長期エージングされて古酒を適価で出される、古酒呑みには非常に嬉しいサービスあり。御店主が島根のご出身で、板倉酒造謹製「天穏」が色々と置いてあるのが嬉しい。京都市内で天穏を出される日本酒バルが増えたのは、こちらで味を覚えたからではないかと邪推しております(汗)

改装してから初めて来ていただきましたね?とご店主。こちらが入り口方面ですが、なんだかグッと年齢層が上がった感じですな。落ち着いた良い感じ。で、箱が変わったのでその説明が長くなってしまったのですが、そろそろメニューを確認することに。

フードメニューがこちら。お料理をご店主1人で回されているので、そんなに種類豊富でないのですが、季節の和食材やジビエをこれまたお値ごろ価格で出されるのが嬉しいお店。ソソるメニューばかり並んでいるので目移り!

お酒も色々。フロア担当のお若いおねえさん1名が研修中。ぽつぽつとお若いお客様が集まってきて、良い感じに席が埋まりつつある、そんな状況。 少々悩んで、前菜2にパスタ1、それにメイン1をお願いすることに。

まずは、魚介と発酵野菜の前菜3種盛りで¥2500なり。カップル用に2皿に取り分けて登場。添えてある野菜は全て自家製の乳酸発酵野菜。奥が熟成石鯛と赤蕪、右手は大粒の軽くボイルした牡蛎と白蕪、手前がズワイ蟹の春巻きですが、蟹と一緒に同じく発酵野菜(白菜と赤カブだったかな・・)が巻いてあるという。
乳酸発酵野菜というと、ドイツの「ザワークラウト」が有名ですが、同じように刻んだ野菜を塩もみし、真空パック用ビニール袋に入れて常温放置して作っておられるようです。野菜に自然についている乳酸菌で発酵させているのですな。一度漬けた漬け汁を取り分け、その汁で野菜を付けると良い感じに乳酸発酵が進むとのこと。
お味はあの発酵の進んだお漬物の独特の香りと酸味(酢酸ではなく、乳酸)が優しく、塩気も穏やかなのでお刺身や牡蛎と良い具合に調和して美味しいのだ。いやー、色々考えられますなあ。

これは間違いなく、日本酒だよ!とオススメにスイッチ。右手は静岡は杉井酒造謹製「杉錦 古式仕込 山廃純米」、なんと2017BYで室内保管5年目。左手は、島根の板倉酒造謹製「天穏 生酛 改良雄町 無濾過純米酒」なり。ごらんのように黄金色に色づきつつあり、いやはや超ウマではありませんか。

お次はお肉系前菜から、豚のテリーヌ¥1000なり。ぎゅっと締まった肉感! これまた間違いないのですが、添えてあるのがざく切り乳酸発酵キャベツという徹底度。お肉にあわせると、非常に良い付け合わせになりますな。

お次は、パスタからヒグマのカカオ煮込みタリアテッレで¥1800なり。これもカップル用に2皿に取り分けて登場。

角切りの熊肉ごろごろ! ちょっとビター目のデミグラスソース的な旨味満載なソースが平打ち幅広麺に絡む絡む。熊の脂が円やかで超ウマ。ジビエらしいクセがまったく無いので誰でも旨いと思うであろうと。超!オススメいたします。

更に日本酒を!と、右手が島根は旭日酒造謹製「十旭日 五百万石70 火水火入 純米酒」なり。これは2019BY。お隣が凄くて広島は竹鶴酒造謹製「小笹屋竹鶴 大和雄町 純米原酒」でなんと平成21年、2009年醸造!という。これもお店で置かれていたもので、良い感じになってきたので抜栓。ここまで行くと辛口シェリーのようなアタック、旨味でスルスルと。気になる方はお急ぎを!

で、〆は蝦夷鹿ウチモモローストで¥3000なり。これがまた旨い。

黒ニンニクを使った甘いソースで頂くのですが、日本鹿より脂が若干多めでジューシー。これも全然クセがないので肉好きなら万人受けしそうなお味ですな。いやはや大充実!
お正月から暴飲暴食続きなので、甘いものには行かずにこれでチェックを!ということで、泡グラス2、日本酒グラス4と我々とすると比較的控えめ酒量なのですが、充実感は半端なく高し。以上で¥14500!という超超超超超納得価格。いやー、この質でこの内容なのでむしろ超お安い感覚。そんなに頻繁には来れていないのですが、今後ともお世話になる気満々店。次回はあの4人テーブルをつなげてワイワイと呑みたいものです。御馳走様でした~。
超余談:発酵野菜はカレーに合うのでは!と思いついたので、通常キャラウェイシードを使うザワークラウトを、クミンとマスタードシードに変えて仕込んだのですが、5日ほどの常温室内放置で良い感じに。サンドイッチに入れると超ウマ! 今後、自家製スパイスカレーに活用する予定です~、楽しみ楽しみ。
◆オステリア・コチネッラ
住所:京都市下京区高倉通仏光寺東入ル新開町397-2
営業時間:18:00~23:30(L.O.23:00) 月休
(最新の営業状況は、お店にご確認を!)
TEL:075-365-4300
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