fc2ブログ

毎日快晴時折曇天4 京都伏見暮らし

関西系、食い意地blog /スイカ小太郎。

おゝ杉で、焼き河豚!うなしゃぶ!ミニ宴会@大津

2023
19
我が駄blogで、昨年1年間のアクセス数ランキングをまとめネタに書いたのですが、その際にトップ3位!になった、大津にある割烹、 おゝ杉。コース料理で出してくれる「鰻しゃぶ」が素敵に美味しいお店で、訪問したのは2019年2月と、もう丸4年前なのに、依然としてアクセス数が多いお店。
で、訪問以来、冬の寒い時期になると「おゝ杉に行かなくては!」と思い出し、予約電話を入れるも週末予約は1か月以上前から動き出してもまったく取れない状況。で!それなら平日に少人数で行こう!と思いつきまして某お気に入り酒バルのご夫婦にお声掛けし、4人でしんみり吞みましょう、ということに。

おゝ杉_2302_01

で、テレワーク後にやってきたJR大津駅。駅から琵琶湖に向け下り坂を進み、旧東海道沿いにお店があるのだ。小雪がちらちらと舞う、鍋料理には超!適切な日。平日予約だったので、今回は1か月前に4席GET!だったのですが、ようやくあの鰻しゃぶが喰えるぞとにんまりなのだ。昨今の物価高騰を受けて、お料理は4年間より少々値上がりしておりまして、前回食べた鴨陶板焼きとうなしゃぶコースが¥7700(税込み)で、今回は、焼き河豚!、更にうなしゃぶ!というダブルメインのコース¥11599を事前にお願いしたわけで。

到着したのは18:30チョイ前。既に1階は概ね満席で、座敷に4人卓が5つ置いてある二階席に案内されるのだ。で、30分後には平日なのに二回目含め全て満席!になるのですな。いやはや、想像以上に大人気。

おゝ杉_2302_03

で、滋賀酒がとんでもなく豊富なお店で、滋賀には40以上酒蔵があり、休業中の酒蔵があるので現在は38蔵ほどが活動されているようなのですが、20蔵以上の日本酒が常時置かれているのではないかと。これがコース以外のアテメニューと季節変わり酒で・・・

おゝ杉_2302_05

レギュラー日本酒メニューはこちらと・・・

おゝ杉_2302_06

こちらのA4裏表、計2ページ。某酒バルご夫婦をお誘いしたのは、滋賀の美味しいお料理で滋賀酒を楽しんでいただこう!という作戦なわけで。とはいえ、とりあえずは・・・

おゝ杉_2302_04

外は小雪ちらつく寒い日なのですが、店内は超ぬくぬく。生ビールでカンパーイ!なわけで。

おゝ杉_2302_07

突き出しは鶏肉と大根、人参などの根菜が入った粕汁。酒粕をたっぷり使った、とろんとろんなのに重くないふんわりとした味付けで美味しい。果然、お腹がきゅーんと空いてくるのだ。

おゝ杉_2302_08

で、海無し県の滋賀なのですが、最近はお刺身も美味しいお店が多いですな。一番右がカンパチで、一番左が平目だったように思うのですが、詳細は忘却の彼方~! とはいえ、どれも程よいエージングでキッチリ旨しですな。不満無し!

当然、この辺りで日本酒をお願いすることになるのですが、お銚子一合で二種類づつ出して貰い、おちょこで色々呑み比べしましょうと言う作戦。二階席なので、ボトルをプレゼンするようなサービスはないのですが、ま、とりあえずお酒の種類が多いので、お酒は気になる、呑みたいものを酒バルご夫婦に選んで頂くことに。

おゝ杉_2302_09

で、まずは焼き河豚のセッティング。圧縮炭が程よくいこった七輪がデーンと登場し・・・

おゝ杉_2302_10

4人前ですが、結構な量の河豚切り身がばばーん。お店の方から「初めに、じっくり両面が焦げるくらいに焼いてから、漬けダレに2回潜らせて焼いてくださいね。タレを付けると焦げやすいので気を付けて!」とガイドあり。過去食べた焼き河豚は事前にタレに漬け込んであるものがほとんどだったので、どんな感じになるのかなと思いつつ。・・・」

おゝ杉_2302_12

ちなみに河豚皮は三層構造になっているのですが、皿の端っこに盛り付けてある皮は「とおとうみ」という外皮と身についている薄皮の中間層で、ほぼコラーゲン!というお味で、なかなかの珍味なのだ。

おゝ杉_2302_13

他店のタレを事前につけてある焼き河豚は、タレが焦げやすいので、骨の周りの身には火が入っていないのに外は真っ黒!などの失敗をしがちなのですが、この方法は誰でも上手に焼けるでしょうな。しっかり火を入れると、身がほこほこした食感になり、軽く噛むだけでほろりと崩れ、ニンニクが効いたチョイピリ辛味のタレが、これまた日本酒にピタリ!という。過去、そんなに他のお店の焼き河豚を食べ歩いたわけではないのですが、少なくとも我々の経験では断トツに美味しい!と思った一品。

結構な量があるので、途中で七輪の入れ替えまでしてくれて、ノンビリ楽しめるのですが・・・

おゝ杉_2302_15

ダブルメインのコースなので、河豚を食べ終わったいいタイミングでお次の「うなしゃぶ」のセッティングがスタンバイ。事前に鍋に野菜や豆腐を投入し、あらかた火が入ったものがすっと出てくるダンドリの良さ。

おゝ杉_2302_16

で、我々は4年ぶりにうなしゃぶとご対面~!なのだ。これまた想像以上にしっかり量な4人前! 鰻は、鱧と同じように開いて丁寧に骨切したものが登場。で、これまたお店のおねえさんから、非常に丁寧に食べ方の解説アリ。これが非常に理に適った調理方法なのだ。

おゝ杉_2302_17

あらかた野菜に火が入った段階で、出汁が沸き立たないように極々弱火に調整。で、嵩が減った野菜の上に、皮を下にしてそっとうなぎの切り身を乗せ、熱をじわじわと入れるのですな。御覧のように、厳密に言うと、「超火力を落とした鱧の落とし」のような鍋で、しゃぶしゃぶではない(汗)のですが。

おゝ杉_2302_19

最初はお店の方が面倒を見てくれるのだ。ゆるゆると鰻に火が入り、中心部まで火が通って骨切りした身の華が鍋の中でふわん!と咲いたら食べ頃。お店のお姉さん曰く「こう、鰻を持ち上げて、鰻の身が折れるぐらいになったら大丈夫ですね!」とのこと。

おゝ杉_2302_18

で、ポン酢と、山葵、それにお醤油、別に塩がセットされるので、後は喰うべし!喰うべし!ですな。

おゝ杉_2302_20

山葵醤油も旨いのですが、ポン酢も捨てがたく旨し。鰻の脂がどんどん鍋ダシに溶け出して、ダシが白濁してくるのですが、そのダシで炊かれる野菜類も美味しい。いやー、こちらのご店主オリジナルレシピのようですが、相変わらず美味しい。

おゝ杉_2302_21

で、あらかた野菜も頂き終わったころに鍋を引き上げてくれて、雑炊として再びババーンと登場。もう結構呑んでいるのですが、これはするっと食べちゃいますな。

おゝ杉_2302_22

これぐらいの感じで1人2杯見当なのですが、ペロッと完食。全然濃い味では無く、どことなく川魚系のほのぼのとした味わいで、シミジミウマー!なのだ。いやはや、超絶お腹ポンポコリンになりました。

おゝ杉_2302_23

当然、日本酒はキチンと呑んでいるのですが、注文するたびに違う片口で出してくれるのがお洒落。最後のほうの片口3種類がこちら。で、自分の記録のために吞んだ順で書いておきますと・・


・浪乃音酒造「浪乃音 ええとこどり 純米吟醸」
・北島酒造「北島 純米吟醸」
・平井商店「浅茅生 純米吟醸」
・松瀬酒造「松の司 純米吟醸 楽」
・富田酒造「七本槍 純米吟醸」
・福井弥平商店「萩の露 純米吟醸 辛口」
・喜多酒造「喜楽長 純米吟醸 辛口」
・上原酒造「不老泉 山廃 純米吟醸」
・笑四季酒造「笑四季 センセーション 黒ラベル 生酒」
・瀬古酒造「忍者 無濾過生原酒」

というような進行。4人で各1合づつなので、種類が呑めるのが嬉しいですな。こういう呑む酒毎にリアルタイムでコメントが聴ける人と呑むのは、自分の酒表現ボキャブラリー増強のためにも有りがたい&面白いのです。

おゝ杉_2302_24

最後の最後にさっぱり系ミルクアイスで〆!という進行でした。いやはや、超絶お腹ポンポコリンになったのですが、お酒も1人2合半ほどですし、消化のよいものばかりなので、次の朝に全然響かずに良かったです(滝汗)

以上で〆て¥15000/人という大大大大納得のお支払い。いやー、久々の訪問だったのですが、お値段が上がったのに滋賀県民の人気が相変わらず維持できているのは、ま、当然であろうかと。今回は某酒バルご夫婦とご一緒できて、楽しいお酒も楽しめましたので満足度大MAX!でした。
今年3回目のミニ呑み会だったのですが、4人ぐらい集めたほうが幸せ度MAX!になるお店をさらに追及したく思います。また来ます、ご馳走様でした~。




◆おゝ杉 (おおすぎ)

住所:滋賀県大津市中央3-4-30
営業時間:17:00~翌0:00 日・祝休
TEL:077-526-3824
 
関連記事

1 Comments

さやか姫  

おはようございます。

鰻しゃぶ、めちゃくちゃ美味しそうですね。

お店のフインキもいいね。

一度行ってみたいです。

2023/02/25 (Sat) 10:01 | EDIT | REPLY |   

Add your comment