fc2ブログ

毎日快晴時折曇天4 京都伏見暮らし

関西系、食い意地blog /スイカ小太郎。

ハシヤとナカセで早めディナー(2)@東洞院松原下ル

2023
02
昨日のラーメンネタでちょっとネタ振りした、機会があれば再訪しまくりたい、居酒屋さんネタを1つ。
昨年6月に一度、訪問してから以降、チョコチョコ思いついて電話するもまったく予約が取れなかった「ハシヤとナカセ」。一応、居酒屋さん!ということになっているのですが、シェフとソムリエは、イル・ギオットーネに居られた経験もあるという、創作系アテ料理が素敵に美味しいお店。で、前回同様、16:00!という馬鹿早い時間のディナー予約をお願いし、やってきた土曜日。

ハシヤとナカセ_2305_01

やってきたのは東洞院松原下ルの路地奥。こういう角地に一軒屋リノベ物件なお店があるのだ。初めて来たときは開店して1か月くらいで、まだ看板も付いていなかったのですが・・・

ハシヤとナカセ_2305_02

このような品の良いミニミニ暖簾が目印にぶら下がっておりました。店内に。

ハシヤとナカセ_2305_03

天井が高く、気持ちの良いゆったり店内。カウンター席が8席ほど、4人掛けテーブルが2つで、二階にも8席ほどある模様。カウンター席の端っこに案内される。なんと1回しか来ていないのに、ソムリエが覚えていてくれて(予約表がちゃんとしている&検索可能な方式であろうかと想像するわけで)、今日も日本酒をがっちり飲みますので!と宣言するわけで。

ハシヤとナカセ_2305_05

手書きメニューには、お手軽価格の居酒屋さん的アテメニューから・・・

ハシヤとナカセ_2305_06

こういうちょっと捻りの効いた創作料理的且つ安全安心価格な一品物に・・・

ハシヤとナカセ_2305_07

揚げ物に炭火焼、正統派イタリアンのようなパスタからリゾットまで色々と豊富。結構しょっちゅう入れ替わっていると思われますのでご参考に!なのですが、ソソるメニュー多数。(もう1枚、あったような気がします汗)更に、前回はなかったこちらのメニューが!

ハシヤとナカセ_2305_08

多分このメニューを見て、こりゃいかないと!と思うFB友が多そうな予感(笑)。お若い男前ソムリエ氏に伺ったところ、一合¥2000もする純吟ではなくて、美味しくてお手頃でお料理に合わせやすいものを幅広く置きたい、という方針のようです。結構他店では見かけない珍しいものを中心に置かれているのがいいですな。お料理も肉魚野菜まんべんなく!なので、それに合わせてお酒も色々なタイプがあり、合わせて呑むのが面白いのだ~。

ハシヤとナカセ_2305_04

とはいえ、直前まで壬生のスーパー銭湯でだらだらしていて(汗)、歩いてやってきたので、とりあえず先に軽く水分補給を速やかに行うわけで。

ハシヤとナカセ_2305_09

突き出しが、温玉乗っけ&おろしチーズたっぷりの野菜サラダがお決まりのシステム。結構な量で、健康的にスタートできるのが良いのだ。ダイエットには野菜を食べる順番が大事だよねえということに。

ハシヤとナカセ_2305_10

で、お次の料理に合わせて日本酒をおねがいします!と、私はお料理に合わせて全部ソムリエ氏にお任せで、相方は気になるものを順次、と言う作戦で臨むわけで。こちらは私用一発目で、長野県は宮島酒店謹製「信濃錦 一瓢 生酒」なり。今日は種類が呑みたいので、全部半合グラスで¥500、大辛口となっているのですが、美山錦でリンゴ酸の爽やかな酸味があるので、するっと飲みやすい一杯だったような。

ハシヤとナカセ_2305_11

相方は、岡山は辻本店謹製「OZENSHU 9(NINE)ブルーボトル」から。天然の乳酸菌で醸す、菩提もとづくりで有名な酒蔵ですが、目にも涼しげな夏向けのボトルで良いですな。そこまで白ワインっぽい感じではないのですが、これもするっと行ける爽やか系。

ハシヤとナカセ_2305_12

で、これを食べに来た!このお店のスペシャリテかもしれない一品、よだれ鰹なり。この表現しにくいエスプーマ系ふわふわソースがたまらんですな。赤味噌+豆鼓系の味付けで、ピリッと花椒が!という実はソースは中華風な一品なのですが、肉厚の鰹の刺身と混然一体化!なのだ。出して頂いた日本酒にピッタリ。

ハシヤとナカセ_2305_13

お次も面白いお料理で、春巻きマルゲリータ2本¥800なり。タバスコを小皿で添えてあるのが居酒屋ですな。

ハシヤとナカセ_2305_14

割りましたの図。皮はサクサクなのですが、噛みしめるとふわっとピッツア生地のような食感もあるので、面白いですね!とお伝えすると、ソースと一緒にパン生地をちぎって巻き込んでいると教えてもらいました。子供さんのおやつに出すとオオウケでしょうな。

ハシヤとナカセ_2305_15

お次のお酒。長野県の諏訪酒造謹製「諏訪泉 純米酒 うさぎラベル」なり。このうさぎを見て、「AKIRA」を想起するのは昭和者ですな。ラベルの可愛らしい感じとは違っていて、グラスをご覧になると分かるように2夏越した古酒。しっかりコクがあり、こういう油物でも受け止めますよ!的な。

ハシヤとナカセ_2305_16

で、相方分。岐阜県は所酒造謹製「房島屋 兎心BLAC K微発泡うすにごり生酒」なり。にごり酒系が大好きな相方もにっこり、これも若干甘口ですが、後でキレてくる感じで旨かったような!

一緒にお隣のカウンターで食べておられた「ガリキュー」¥400がうらやましかったのでつい。こういうお酒とお酒の間の口直しに最適ですな。いやー、さっぱり。

ハシヤとナカセ_2305_17

更に野菜系から、新タマネギの美味しい季節なので新玉ロースト¥600を。バリ島の天然塩を使っているようなのですが、もう有りえないほどとろんとろんで美味しいのだ。

ハシヤとナカセ_2305_18

こういうのにはどういう酒ですかね?と出して貰った、愛媛県の成龍酒造謹製「成龍然 -SEIRYO ZEN- 特別純米 自然栽培米」なり。いやー、綺麗なのですが、腰もしっかりした感じで美味しいですな。燗酒用?

ハシヤとナカセ_2305_20

相方のお酒は、旭川は男山「男山ペンギンラベル純米生酒」。今調べまして、男山が北海道産だったことに少々びっくり。これも呑みやすいものだったような。

ハシヤとナカセ_2305_19

写真が多いので、次のお酒とセットで。高知は酔鯨酒造の「酔鯨 純米吟醸 吟麗summer」なり。これも夏の風物詩的な。呑み疲れてきた時のインターバルでするするするっと行ける、且つ度数はしっかり16°の危険な一杯。

一緒に出して貰ったお料理は、帆立の山葵海苔和え¥900なり。こういう、気の利いた小料理屋でアテに出てきそうな和の一品も、確実に旨いのですな。いやー、笑っちゃう旨さ。

ハシヤとナカセ_2305_21

お肉も食べたいねえ!と、炭火焼の豚¥1600をお願いしました。しかし、まあ、居酒屋でこの焼き加減のお肉が出てくるとちょっと感動しちゃいますな。この火入れ、このジューシーさ。黒い丸い粒は、最近よく見かける生胡椒。ま、控えめに表現しても滅茶ウマ。

最初に注文したのがここまでで、最後の日本酒と、〆を1つお願いしようということに。

ハシヤとナカセ_2305_22

で、私のラストの酒がこちら。これだけ初夏酒が次々出てくると楽しくなってしまいますな。新潟は頚城酒造謹製、「越路乃紅梅 かすみ酒 純米吟醸生原酒 」なり。ほぼ呑んだ記憶がないのですが、薄にごりで旨かったような!

ハシヤとナカセ_2305_24

相方のラスト酒が多分、今回の中で一番えええええ!と思った一品。富山は玉旭酒造謹製「玉旭 ECHOES エコーズ 酒母搾り 純米生原酒 」なり。ご存知です?

甘口且つスッキリとした酸味の白ワイン系。中途半端な白ワイン系ではなく、なんだかモモのような果実感があり、米とは思えないほど。アルコール度数は12度、且つ日本酒度は-55!、酸度8.0なのだ。 (ちなみに京都の甘口酒で有名な伊根満開は、日本酒度 -18で、酸度6.0!)何か色々なお料理に合わせてみたくなる一杯。〆になんだか非常に良かったです、はい。

ハシヤとナカセ_2305_23

で、激論が交わされた〆チョイスがこちら。また変わったものが出てきたのですが「豚ラグーと花山椒のリゾット」¥1500なり。誤解を恐れずに言うと、豚肉を炊き込んでホロホロに煮えたものをベースに作ったスープ雑炊、みたいな感じでした。これがまた花山椒の爽やかな香りを纏って旨いのですなあ。超変化球&好き嫌いはありそうですが、我々的にはアリ!と言う感想。

で、お客様が我々とは別にカップル2組とテーブル席4人だけでお料理もテンポよく出てきて、実は2:00かからない小気味よい進行。めくるめく美味しい時間でしたが、瓶ビール1に、グラス日本酒が合計9杯で3.5合とそこそこ呑んで〆て¥14000なり!という居酒屋価格。帰りがけに2階の予約方法を確認し、来たことが無い人を集めてノンビリ小宴会を企もうということに。(二階でやる時はボトルでワイン!になりそうですが。)

去年はあちこちで「今年はハシヤとナカセが来ますから!」と言いふらしていたのですが(汗)ようやく再訪でき、やっぱり美味しいわー!と大納得。酒呑みと特に親和性の高いお店ですので、日本酒呑みはぜひ。あ、当然、ワインやサワー系も色々置いておられていますので・・・汗


◆ハシヤとナカセ
住所:京都市下京区大江町547-8
営業時間:16:00~22:00 不定休
TEL:090-7452-7487


ハシヤとナカセ_2305_25

食後、まだ18:00前!と言う有りえない時間帯。ふらふらと京都駅まで散歩して帰るのだ~。
関連記事

0 Comments

Add your comment