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毎日快晴時折曇天4 京都伏見暮らし

関西系、食い意地blog /スイカ小太郎。

岡村本家に酒蔵見学@23/6/3滋賀ドライブ

2023
06
久々お出かけネタを1つ。
週末になると結構ちょこちょことあちこちにお出かけはしているのですが、今回はFB友をお誘いして、滋賀にドライブついでに美味しいもの&買い物三昧ツアー!ということで企画。美味しいお店はもう5年ほど前から機会があったら行こう~と狙っていたお店で、2人で行くのはもったいないので4人集めよう!と思ったのがきっかけ。決行日は朝8:30に近鉄・地下鉄竹田駅に集合!し、名神高速で一路、滋賀県東近江市を目指すのだ。 

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で、そのランチ場所に行く前にやってきたのがこちら。第一チェックポイント、岡村本家なり。京都祇園の切通しにある人気日本酒居酒屋「遊亀」を経営されている酒蔵として、「金亀」ブランドで京都市民にも人気の酒蔵。観光バスが4、5台停められそうな巨大駐車場に車を停め、酒蔵前に。

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今回のツアーを企画している時に、酒蔵見学が復活していることにネットで気が付いて、10:00予約でお願いしておいたのだ。5分ほど前に到着して、周辺の写真を撮っていると、白塗りのアルフォードがやってきて、降りてこられたのが今回、酒蔵案内してくれる社長!でした。びっくり。(看板に「灘一番之酒」、とあるのですが、大正時代に灘に進出されていたようです。)

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見学の方ですね、どうぞどうぞ、と酒蔵内に。二階だけの巨大な建物で、入り口前が商品が並ぶショップと唎酒コーナーで、奥が正に今、お酒を仕込んでいる真っ最中の酒蔵なのだ。

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ずらっと並ぶ、フルラインナップが壮観。最近の日本酒はワインのようなデザインが増えて、金亀のように同じデザインのラベルでラベルの型番表記や色違いだけで出しておられる酒蔵は、今どき逆に珍しいよねえと以前から思っていたのですが、最近、一升瓶のリサイクル入手が難しくなっている状況(他の酒蔵でも同じようなことを仰っておられました)で、色付き瓶にすると仕入れが難しくなるので、変える予定とのこと。

と言うようなお話もお聞きしつつ、酒蔵の中に。いやー、見学者は我々4名だけで申し訳ないぐらいなのですが、45分みっちり!超丁寧に説明頂きました。

岡村本家_2306_04

で、ショップのすぐ後ろが酒蔵。社長も自ら杜氏として酒造りに関わっておられるようですが、「働き方改革」のために、労働体系を普通の会社のようなシステムに見直しされている最中とのこと。見学中も、社員さんが酒米の蒸しなどの製造作業中でした。

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中には入れないのですが、扉を開けてチラ見せして頂いた麹屋(こうじむろ)なり。30度前後に温度調整してあり、蒸した酒米に麹菌をまぜて概ね48時間で麹を作る部屋ですな。酒造りの肝ともいえる部屋なのですが、隠し事なく丸見え状態。

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仕込みタンク(1つで900kgの仕込み量)が10個チョイずらっと並んでいて壮観。室内にはもう空調が入っていて多分20℃少々ぐらいの感じで、ちょっと涼しいくらい。で・・

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梯子が掛かっているタンクに、どうぞ覗いてみてくださいね~と案内頂いて、覗いてみるわけで。表面の泡がぐつぐつと想像以上に活発に動いていて、麹菌が活動しているのが解るのだ。

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なんでも30年前、日本酒が安売りの価格競争になっていた時代、実際に丁寧に作っているところを見てもらって、お客様に買ってもらおう!という方針でこの見学ツアーを始められたようです。 社長はまだ50代そこそこにお見受けし、先代も御存命のようですが代替わりの際は大変だったようですな。 詳しくは書けないのですが(汗)、ま、気になる方は是非ご見学を。

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現社長の代から始められ、まだ商品化はされていない古酒の貯蔵場所。こちらの棚は火入れ酒で、別に生酒の古酒も仕込まれている模様ですな。買えるようになったら、絶対に買いますので!とお伝えしつつ。

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二階は、バスツアー客の見学受け入れ用に100席楽勝の巨大な会場があり、コロナ渦中は使用されていなかったようですが、ボチボチ復活予定とのこと。来年、丁度創業170周年になるので酒蔵や見学コースなどの建て替えなどを計画されているとのことでした。何せ、今回見た酒蔵と同等の建物が周辺に5つ!もあるそうで、往時はどんな規模なのか!とびっくりでした。

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で、予約はしていなくても、ショップの真上にある昔の酒造りの説明コーナーは自由に見学可能で・・・

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昔の酒屋さんとお客さんが使われていた酒瓶やら・・・

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お客様から頂いたり、社長が自ら買ったりしてどんどん増殖中の亀の置物の展示が。社長曰く、全部で数千個はあるようで、亀の個人コレクターでは日本3位です!とのこと。(ほんまかいな汗) で、「金亀」ブランドの由来は、彦根城の別名、金亀城(きんきじょう)から頂いているそうで、流石にお城と同じ名前は、ということで「きんかめ」としたそうです。

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で、最後のお楽しみは唎酒タイム! 4人ともお土産に買う気満々。普段金亀ブランドの日本酒には火入れに出会う確率が高いようで、あまり過去呑んだ事が無い生酒が一通り吞めて良かったです! 特に8割磨きが白ワイン系で旨かったので人気でした。(コスパも良いので全員、購入) 現在、更に米を磨き込んだ「1割磨き」と「十割+α」(籾殻付を醸す)というチャレンジも計画されているそうです。

社長自らご説明頂いて、以上大満足の1時間少々。今回ツアーで大きな収穫の1つでした。また、近日、改装後にやってくる気満々ですな。ドライブついでにオススメ!です。(呑まないドライバーが必要ですが汗)



◆岡村本家
住所:滋賀県犬上郡豊郷町吉田100
営業時間:16:00~21:30 日休
TEL:0749-35-2538



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岡村本家のショップで見つけた記念品。ま、なんだかお目出度いわけで。
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