プチポワソンでしっかりディナー(3)@高倉通仏光寺上ル
2023
24
また日記代わりの余談から・・・
大阪の大東市から伏見に越してきて、早丸12年になろうかとしているのですが、京都市内を中心に週末食べ歩いて、その間に回ったお店を調べますとざっと2500軒弱。(当駄blogを立ち上げた2004年から、大阪で回った件数とほぼ同数。累積5000軒ほど訪問・・・)
これは!と思った特に大好きなお店はちょこちょこ再訪したいなあ!と思っているのですが、そういうお店が200軒ほどありまして(汗)、既に予約が取れない人気店。再訪するにもなかなかタイミングが合わないわけで。で、以前から再訪を狙っている魚料理が美味しいビストロの予約がようやく取れて昨年3月以来の再訪を。またまた非常~にイイ感じでしたのでご報告です。

やってきたのは高倉通仏光寺上ル。イイ感じの飲食店が立ち並ぶ京都市内でも好きな地域。その中にこういう可愛らしいビストロがある訳で。お店の名前は「プチポワソン」、京都市内に海鮮系な料理店を数店展開する「雑魚やグループ」で、唯一のフレンチレストランなのだ。店名は、フランス語で「ちいさな魚」の意なので、すなわち雑魚というわけで。

お店前看板をパチリ。お店の入り口わきの小窓からカヌレも販売中。左側の看板にあるように看板料理が「甘鯛のブイヤベース」なのですが、過去二回食べたコースには含まれていなかったので、今日はそれを食べに来たのだ。店内。

カウンター席が7席、奥に6人程入れる個室があるこじんまり店。渡仏経験のある女性シェフ、それにお酒担当のお兄さんの2名体制。奥の個室に3人組、カウンターには女性カップルと我々と言う状況。
前回、コロナ緊急事態宣言明けに奥の個室でブイヤベース鍋!を頂いたので、シェフは覚えてくれていて、お久しぶりです~ということに。

とりあえずドリンクメニューを確認し・・・・

ワタシはスーパードライの小瓶¥660を、相方はフレンチサワーの「自家製ジンジャー」¥750を頂きつつ、さぁ、何を食べようか!と黒板を見つめるわけで。 雑魚や系列なので魚の目利きはバッチリで、いつもデッカイ甘鯛を入れておられるようなのですが、小さな看板にはお肉料理も数種スタンバイ。お料理の種類は多くは無いのですが、今日は、魚・肉を一品づつ含めてコース風に、アラカルトでお願いすることに。

開業されたのが20年10月なのでそろそろ3周年。が、店内は女性らしい可愛らしい感じで、スッキリですな。キッチンに置いてある大きなステンレスバットに焼きたてのカヌレが並んでいて、帰りに買って帰ろう!と思いつつ・・・・

まずは前菜を適当に盛り合わせて頂けますかねえ?とお願いしたら、お隣の女性カップルも同じリクエストだったようで、結局30分近くお待ちしましたかねえ。待ったかいがある盛り込みレベル! ゼロ時の方向から時計回りで、タップリ量の卸しチーズを振りかけたグリーンサラダ、自家製鯖のスモーク、鴨ロースのバルサミコ、キャロットラペ、レバー成分しっかり目のパテ・ド・カンパーニュ、真鯛のマリネとラタトゥイユという布陣。
全般的にアルコールが進むしっかり目の味付けでどれも旨い!のですが、多分超しっかり煮込んでいて、まるで野菜で出来たクリームのようなラタトゥイユを生鯛に合わせると美味しい!という発見。 これは白ワインだよ~と即断即決。

ボトルメニュー完備なのですが、しっかり目の白ボトルでオススメは!と3種類ほど見せて頂いて、チョイスしたのがこちら。仏ボルドー、「Ch. Roquefort Roquefortissime Blanc 2020」なり。カベルネソーヴィニオン主体で、樽熟成感ありなのですが、そこまで重くはなくどちらかというと軽快なほう。美味しく頂きました。多分¥6000ほどだったような。

無花果好き相方が速攻で反応した、「無花果とカマンベールの揚げ春巻き」¥900なり。こういうのも置いておられます。どことなく、旨い焼き菓子を食っているような感覚ですが、これまた白ワインと素敵に合うわけで。
で、今日はこれを頂きにきた!が登場。

このお店のスペシャリテその1、「甘鯛のブイヤベース」¥1700なり。人数分注文が必要なので×2で。
初回来た時はお手軽コースでお願いし、甘鯛では無く鰆だったのですが、これが超肉厚! 皮は鱗がはてしなくパリッパリ、身は今、火が入りましたぐらいの絶妙な半レア感! で、このお料理に凄みを加えているのがこのスープ。シェフ曰く、魚ダシで甲殻類とか全然入っていないのですよ~とのことなのですが、オマールが入っているような濃厚さ。魚の旨味濃縮感は半端なく、えぐ超濃厚! これを食べにくる価値あり!ですな。

この超ウマスープを残さず頂くためには、パンは必須。ふわふわ系で大きめのなかなか美味しいパンでした。

で、メインは京都産鴨胸肉ロースト¥3600をお願いしたのですが、これがまたブイヤベースに負けないハイレベル感。添えてある赤いものは、フライパン焼きした鴨から出る油で、表面をざっと焼いて仕上げる茹でビーツ。これまた超ウマ。

鴨はフライパンで焼いて・休ませを繰り返して出しておられるのですが、いやー、文句のつけようのない見事な火入れ。噛み締めると溢れる肉汁! やっぱりこちらのシェフは、お料理が丁寧でお上手だ~を実感。雑魚や系列なので魚料理だけで帰ってしまいそうなのですが、間違いなくお肉類も美味しいです。

これは赤が欲しいと、グラスをお願いしたら二種類見せてもらうのですな。ボトルにぶら下げてある説明書がなんだか超丁寧。結局相方と一杯づつお願いする。¥1200/杯なのでボトルでお願いする方がお得なのだ。

いやはや、最後まで大充実の大満足。甘いものが胃袋に入る余地なく、カヌレは2個お持ち帰り!ということに。
以上で〆て¥22000ほど。お安くはないのですが、この内容なので、文句無し!という感想。これから寒くなりますと、奥の個室で食べられる、このお店のスペシャリテその2「ブイヤベース鍋」コースが大人気。ご予定されている方は早めに動かれたほうが良さそうですので、お忘れなく。御馳走様でした。
◆ブイヤベースのお店 プチポワソン (Petit Poisson)
住所:京都市下京区高倉通仏光寺上ル西前町374-1
営業時間:17:00~23:00 月休
(最新の営業状況は、お店にご確認を)
TEL:075-365-3358
大阪の大東市から伏見に越してきて、早丸12年になろうかとしているのですが、京都市内を中心に週末食べ歩いて、その間に回ったお店を調べますとざっと2500軒弱。(当駄blogを立ち上げた2004年から、大阪で回った件数とほぼ同数。累積5000軒ほど訪問・・・)
これは!と思った特に大好きなお店はちょこちょこ再訪したいなあ!と思っているのですが、そういうお店が200軒ほどありまして(汗)、既に予約が取れない人気店。再訪するにもなかなかタイミングが合わないわけで。で、以前から再訪を狙っている魚料理が美味しいビストロの予約がようやく取れて昨年3月以来の再訪を。またまた非常~にイイ感じでしたのでご報告です。

やってきたのは高倉通仏光寺上ル。イイ感じの飲食店が立ち並ぶ京都市内でも好きな地域。その中にこういう可愛らしいビストロがある訳で。お店の名前は「プチポワソン」、京都市内に海鮮系な料理店を数店展開する「雑魚やグループ」で、唯一のフレンチレストランなのだ。店名は、フランス語で「ちいさな魚」の意なので、すなわち雑魚というわけで。

お店前看板をパチリ。お店の入り口わきの小窓からカヌレも販売中。左側の看板にあるように看板料理が「甘鯛のブイヤベース」なのですが、過去二回食べたコースには含まれていなかったので、今日はそれを食べに来たのだ。店内。

カウンター席が7席、奥に6人程入れる個室があるこじんまり店。渡仏経験のある女性シェフ、それにお酒担当のお兄さんの2名体制。奥の個室に3人組、カウンターには女性カップルと我々と言う状況。
前回、コロナ緊急事態宣言明けに奥の個室でブイヤベース鍋!を頂いたので、シェフは覚えてくれていて、お久しぶりです~ということに。

とりあえずドリンクメニューを確認し・・・・

ワタシはスーパードライの小瓶¥660を、相方はフレンチサワーの「自家製ジンジャー」¥750を頂きつつ、さぁ、何を食べようか!と黒板を見つめるわけで。 雑魚や系列なので魚の目利きはバッチリで、いつもデッカイ甘鯛を入れておられるようなのですが、小さな看板にはお肉料理も数種スタンバイ。お料理の種類は多くは無いのですが、今日は、魚・肉を一品づつ含めてコース風に、アラカルトでお願いすることに。

開業されたのが20年10月なのでそろそろ3周年。が、店内は女性らしい可愛らしい感じで、スッキリですな。キッチンに置いてある大きなステンレスバットに焼きたてのカヌレが並んでいて、帰りに買って帰ろう!と思いつつ・・・・

まずは前菜を適当に盛り合わせて頂けますかねえ?とお願いしたら、お隣の女性カップルも同じリクエストだったようで、結局30分近くお待ちしましたかねえ。待ったかいがある盛り込みレベル! ゼロ時の方向から時計回りで、タップリ量の卸しチーズを振りかけたグリーンサラダ、自家製鯖のスモーク、鴨ロースのバルサミコ、キャロットラペ、レバー成分しっかり目のパテ・ド・カンパーニュ、真鯛のマリネとラタトゥイユという布陣。
全般的にアルコールが進むしっかり目の味付けでどれも旨い!のですが、多分超しっかり煮込んでいて、まるで野菜で出来たクリームのようなラタトゥイユを生鯛に合わせると美味しい!という発見。 これは白ワインだよ~と即断即決。

ボトルメニュー完備なのですが、しっかり目の白ボトルでオススメは!と3種類ほど見せて頂いて、チョイスしたのがこちら。仏ボルドー、「Ch. Roquefort Roquefortissime Blanc 2020」なり。カベルネソーヴィニオン主体で、樽熟成感ありなのですが、そこまで重くはなくどちらかというと軽快なほう。美味しく頂きました。多分¥6000ほどだったような。

無花果好き相方が速攻で反応した、「無花果とカマンベールの揚げ春巻き」¥900なり。こういうのも置いておられます。どことなく、旨い焼き菓子を食っているような感覚ですが、これまた白ワインと素敵に合うわけで。
で、今日はこれを頂きにきた!が登場。

このお店のスペシャリテその1、「甘鯛のブイヤベース」¥1700なり。人数分注文が必要なので×2で。
初回来た時はお手軽コースでお願いし、甘鯛では無く鰆だったのですが、これが超肉厚! 皮は鱗がはてしなくパリッパリ、身は今、火が入りましたぐらいの絶妙な半レア感! で、このお料理に凄みを加えているのがこのスープ。シェフ曰く、魚ダシで甲殻類とか全然入っていないのですよ~とのことなのですが、オマールが入っているような濃厚さ。魚の旨味濃縮感は半端なく、えぐ超濃厚! これを食べにくる価値あり!ですな。

この超ウマスープを残さず頂くためには、パンは必須。ふわふわ系で大きめのなかなか美味しいパンでした。

で、メインは京都産鴨胸肉ロースト¥3600をお願いしたのですが、これがまたブイヤベースに負けないハイレベル感。添えてある赤いものは、フライパン焼きした鴨から出る油で、表面をざっと焼いて仕上げる茹でビーツ。これまた超ウマ。

鴨はフライパンで焼いて・休ませを繰り返して出しておられるのですが、いやー、文句のつけようのない見事な火入れ。噛み締めると溢れる肉汁! やっぱりこちらのシェフは、お料理が丁寧でお上手だ~を実感。雑魚や系列なので魚料理だけで帰ってしまいそうなのですが、間違いなくお肉類も美味しいです。

これは赤が欲しいと、グラスをお願いしたら二種類見せてもらうのですな。ボトルにぶら下げてある説明書がなんだか超丁寧。結局相方と一杯づつお願いする。¥1200/杯なのでボトルでお願いする方がお得なのだ。

いやはや、最後まで大充実の大満足。甘いものが胃袋に入る余地なく、カヌレは2個お持ち帰り!ということに。
以上で〆て¥22000ほど。お安くはないのですが、この内容なので、文句無し!という感想。これから寒くなりますと、奥の個室で食べられる、このお店のスペシャリテその2「ブイヤベース鍋」コースが大人気。ご予定されている方は早めに動かれたほうが良さそうですので、お忘れなく。御馳走様でした。
◆ブイヤベースのお店 プチポワソン (Petit Poisson)
住所:京都市下京区高倉通仏光寺上ル西前町374-1
営業時間:17:00~23:00 月休
(最新の営業状況は、お店にご確認を)
TEL:075-365-3358
- 関連記事
-
-
ジビエ食堂でワイン会(8)@西洞院蛸薬師下ル 2023/10/05
-
移転したル・ピックアシエット@伏見桃山 2023/09/26
-
プチポワソンでしっかりディナー(3)@高倉通仏光寺上ル 2023/09/24
-
Bistrot MANKAIでディナー(4)@中書島 2023/09/18
-
Vie d’été (ヴィデテ)@滋賀県高島市 2023/08/04
-