ジビエ食堂でワイン会(8)@西洞院蛸薬師下ル
2023
05
前回、西院のメーカーの会でお世話になったワイン王子(汗)主催で、今回は「ジビエ食堂」でワイン会をやるので来ませんか~!とお声掛け頂いたテレワーク後金曜日。ジビエ食堂は結構ご無沙汰で、このネタ以来の概ね丸1年半ぶり。行きます!行きます!と速攻でお願いしたわけで。

で、業務終了後やってきた西洞院蛸薬師下ル。提灯のライトが点いていないのは今日は貸し切りだから。予定時間の10分前なのに相方を含め、既に3名ほど集まっている状況。知った顔ばかりなので、よろしくお願いします~!と店内に。

キッチン前のカウンター席も含めると、12名は入れるお店なのですが、本日は7名でのセッティング。シェフにお久しぶりです~!とご挨拶し、着席。開始時間にはきっちり全員が集まる訳で。

今日のお料理は¥8500で、コースをお願いしているのですが、通常メニューがこちら。お値段が入っていないのも結構あるのですが、当日の仕入れ状況で色々出してくれる趣向。とはいえ、種類は控えめで、どれも間違いなく美味しい!というセッティング。開店当初から定点観測しているお店なのですが、ま、お料理は間違いないわけで。

とりあえずカンパーイ!ということに。酒代はシェフにも1杯は呑んでもらう、という趣向なので書かないのですが、今回のテーマは「失われた産地」。ロワールとブルゴーニュの境界線辺りにある産地で、2011年に復活したA.O.C「コート ド ラ シャリテ」産のワインをしこたま味わおうという趣向。詳細は、ワイン王子に聞いて!(超滝汗)なのですが。

で、一杯目がこちら。「Domaine Montaillant La Demarante Chardonnay 2020」なり。コルクでは無く、キャップは王冠の微発泡。なんだか元気な感じの自然派泡で11.5という呑みやすいもの。イイ感じのコクもありグビグビとイケます。実は今日一番旨い!と思ったのがこちら。とはいえ、この後のワインもウメー!わけで。次々とワインが開くので、吞んだワイン写真は後程一括でご紹介。

まずは一品目。生ハムと桃、それにブッラータなのですが、一々情報量が多い一品。
最近、生ハムスライサー界のフェラーリ、ベルケルのスライサーを入れられたので、18か月熟成スペイン産生ハムは鰹節のような超絶薄切り。口に入れるとフワン!と消える感覚で、それに合わせるカワバ農園のブッラータは柔らかくて保水量しっかり、超絶ミルキー。いやー、旨いですな。 甘い桃も旨いのですが、ま、季節的にはそろそろ終わりかけかな。(和歌山人は、桃の季節は8月末まで・・・なので・・汗)

お次は、鮎のコンフィなのですが、茹で素麺を巻きつけたあと、更にオイルでじんわり揚げてある一品。ちょっと鮎が縛られて苦しそうに見えるのですが(汗)、お味はワタの苦みもありいの、ワインのお供にイイ感じ。更に定番の蝦夷鹿パテドカンパーニュという組み合わせ。しっとりした食感でこれまた美味しい。この辺りで赤ボトルも開いているのですが、いやー、幸せですな。

最近、貸し切りのときは大きな自家製ブリオッシュを作られている模様。バターとイイ玉子で練ったリッチなパンなのですが、このパンに負けないソースが出てくるので、ついついパンを食べてしまうわけで。(相方の分もほぼ食べました・・汗)

お次の料理にこれを使いますので~!と脂びっしりなお肉を見せに来てくれるのですが、ツキノワグマ!でしたので、OSO18(ヒグマ)ではないと思います! 実はみっちりとした脂が全然癖が無く、火を入れると非常~に美味しいわけで。

ワイン会というのをすっかり忘れて超絶いい気分(汗)。とはいえ、出てくるワインも間違いなし。このあたりで赤がポンポンポンと3本ほど空いたような。こちらはそのうちの一本、「les Montees de Saint Lay Serge Daguneneau Pinot Noir 2018」なり。同じ蔵で、シャルドネ、それにピノ・ブーロ版も頂いた模様。(後程のボトル写真で判明するわけで・・・汗)

で、シェフ曰く、「オニオングラタンスープ」です!なのですが、ほぼメイン料理。蝦夷鹿に七谷鴨やツキノワ熊などもメイン料理で出されているのですが、調理中に出た脂はこういうスープに余さず再利用されるのですな。はっきり言って、スープと言いつつデミグラスソース系のシチューぐらいの濃度感なのだ。先ほどの、ブリオッシュを漬けて頂くとたまらんわー!という。前のスプーンに乗っているのが、そのツキノワグマと椎茸をざっと炒めたもので、スープの具には高級すぎ!。

メインその2は、その七谷鴨がこの火入れ。見事ですな。奥の付け合わせの春巻きの具材は、北海道産の細目のアスパラなのですが、これまたしゃきしゃきで美味しい。春巻きの横に添えてある味噌みたいなのが、鴨、それに春巻きにも良く合うので、これはなんですのん?と質問したら・・・・

ネタ晴らししてくれました。山形は山一醤油謹製「あけがらし」なる付け味噌の類。米麹に辛子や唐辛子等を混ぜて発酵させた、山一醤油でしか作られていない一品のようです。いやー、探せば色々とありますなあ。

メイン料理その3!かも、という、またまたこの火入れで出てくる蝦夷鹿、それに玉ねぎのロースト。いやー、やっぱり火入れお上手。お腹、超パンパン!

〆は初めの蔵に戻って「Domaine Montaillant Montaillant Chardonnay 2020」なり。こちらは白ですが、ワイン王子お勧めのお椀吞みで頂いたので、なんだか非常に本割した味わいでニッコリ。 こちらの蔵は、今年日本初上陸! のようです。
相方がこの1つ前の皿で既に少々沈没気味で、そろそろお暇しようかと思うのですが・・・・

以前は一台だったように思う、でっかいワインセラーが2台に増えていて、笑顔満開のシェフからこんなものありますよ~と色々見せてもらうのですが、誰に売る気やねん!という良いお値段のアイテムばかり。目の保養!でした。ウン十万クラスのボトルがごろごろとありますので、記念日など、なにか良いことがあったら是非。
で、酒代は諸事情で示せない!のですが、結局7人+シェフで・・・

お店で在庫だった「雪の茅舎」もグラスで頂いて、以上ワインボトル9本が空いた模様。いやはや、大満足の一日でした。いやー、いきなりこのお店に来てこういう状況になれるか?というと難しいと思うのですが、黙って出てくるものを食べるより、こういうものが食べたい!と色々とリクエストしたほうが良いお店でしょうな。また、機会がありましたら参加させてもらいます~。
◆ジビエ食堂
住所:京都市中京区西洞院蛸薬師下ル古西町441
営業時間:12:00~14:00 17:00~23:00 不定休
TEL:075-7480-1389

ジビエ食堂で使っておられたワインオープナーが使いやすい!とワイン王子に大好評。自宅で使っている某リカマンで¥300ぐらいで買ってきた(汗)ダブルアクションがそろそろ曲がってきたので、良いものだったら!とその場でAmazonでポチっと。次の日の朝に到着してビックリでした。確かに力要らずで開けやすいです~。

で、業務終了後やってきた西洞院蛸薬師下ル。提灯のライトが点いていないのは今日は貸し切りだから。予定時間の10分前なのに相方を含め、既に3名ほど集まっている状況。知った顔ばかりなので、よろしくお願いします~!と店内に。

キッチン前のカウンター席も含めると、12名は入れるお店なのですが、本日は7名でのセッティング。シェフにお久しぶりです~!とご挨拶し、着席。開始時間にはきっちり全員が集まる訳で。

今日のお料理は¥8500で、コースをお願いしているのですが、通常メニューがこちら。お値段が入っていないのも結構あるのですが、当日の仕入れ状況で色々出してくれる趣向。とはいえ、種類は控えめで、どれも間違いなく美味しい!というセッティング。開店当初から定点観測しているお店なのですが、ま、お料理は間違いないわけで。

とりあえずカンパーイ!ということに。酒代はシェフにも1杯は呑んでもらう、という趣向なので書かないのですが、今回のテーマは「失われた産地」。ロワールとブルゴーニュの境界線辺りにある産地で、2011年に復活したA.O.C「コート ド ラ シャリテ」産のワインをしこたま味わおうという趣向。詳細は、ワイン王子に聞いて!(超滝汗)なのですが。

で、一杯目がこちら。「Domaine Montaillant La Demarante Chardonnay 2020」なり。コルクでは無く、キャップは王冠の微発泡。なんだか元気な感じの自然派泡で11.5という呑みやすいもの。イイ感じのコクもありグビグビとイケます。実は今日一番旨い!と思ったのがこちら。とはいえ、この後のワインもウメー!わけで。次々とワインが開くので、吞んだワイン写真は後程一括でご紹介。

まずは一品目。生ハムと桃、それにブッラータなのですが、一々情報量が多い一品。
最近、生ハムスライサー界のフェラーリ、ベルケルのスライサーを入れられたので、18か月熟成スペイン産生ハムは鰹節のような超絶薄切り。口に入れるとフワン!と消える感覚で、それに合わせるカワバ農園のブッラータは柔らかくて保水量しっかり、超絶ミルキー。いやー、旨いですな。 甘い桃も旨いのですが、ま、季節的にはそろそろ終わりかけかな。(和歌山人は、桃の季節は8月末まで・・・なので・・汗)

お次は、鮎のコンフィなのですが、茹で素麺を巻きつけたあと、更にオイルでじんわり揚げてある一品。ちょっと鮎が縛られて苦しそうに見えるのですが(汗)、お味はワタの苦みもありいの、ワインのお供にイイ感じ。更に定番の蝦夷鹿パテドカンパーニュという組み合わせ。しっとりした食感でこれまた美味しい。この辺りで赤ボトルも開いているのですが、いやー、幸せですな。

最近、貸し切りのときは大きな自家製ブリオッシュを作られている模様。バターとイイ玉子で練ったリッチなパンなのですが、このパンに負けないソースが出てくるので、ついついパンを食べてしまうわけで。(相方の分もほぼ食べました・・汗)

お次の料理にこれを使いますので~!と脂びっしりなお肉を見せに来てくれるのですが、ツキノワグマ!でしたので、OSO18(ヒグマ)ではないと思います! 実はみっちりとした脂が全然癖が無く、火を入れると非常~に美味しいわけで。

ワイン会というのをすっかり忘れて超絶いい気分(汗)。とはいえ、出てくるワインも間違いなし。このあたりで赤がポンポンポンと3本ほど空いたような。こちらはそのうちの一本、「les Montees de Saint Lay Serge Daguneneau Pinot Noir 2018」なり。同じ蔵で、シャルドネ、それにピノ・ブーロ版も頂いた模様。(後程のボトル写真で判明するわけで・・・汗)

で、シェフ曰く、「オニオングラタンスープ」です!なのですが、ほぼメイン料理。蝦夷鹿に七谷鴨やツキノワ熊などもメイン料理で出されているのですが、調理中に出た脂はこういうスープに余さず再利用されるのですな。はっきり言って、スープと言いつつデミグラスソース系のシチューぐらいの濃度感なのだ。先ほどの、ブリオッシュを漬けて頂くとたまらんわー!という。前のスプーンに乗っているのが、そのツキノワグマと椎茸をざっと炒めたもので、スープの具には高級すぎ!。

メインその2は、その七谷鴨がこの火入れ。見事ですな。奥の付け合わせの春巻きの具材は、北海道産の細目のアスパラなのですが、これまたしゃきしゃきで美味しい。春巻きの横に添えてある味噌みたいなのが、鴨、それに春巻きにも良く合うので、これはなんですのん?と質問したら・・・・

ネタ晴らししてくれました。山形は山一醤油謹製「あけがらし」なる付け味噌の類。米麹に辛子や唐辛子等を混ぜて発酵させた、山一醤油でしか作られていない一品のようです。いやー、探せば色々とありますなあ。

メイン料理その3!かも、という、またまたこの火入れで出てくる蝦夷鹿、それに玉ねぎのロースト。いやー、やっぱり火入れお上手。お腹、超パンパン!

〆は初めの蔵に戻って「Domaine Montaillant Montaillant Chardonnay 2020」なり。こちらは白ですが、ワイン王子お勧めのお椀吞みで頂いたので、なんだか非常に本割した味わいでニッコリ。 こちらの蔵は、今年日本初上陸! のようです。
相方がこの1つ前の皿で既に少々沈没気味で、そろそろお暇しようかと思うのですが・・・・

以前は一台だったように思う、でっかいワインセラーが2台に増えていて、笑顔満開のシェフからこんなものありますよ~と色々見せてもらうのですが、誰に売る気やねん!という良いお値段のアイテムばかり。目の保養!でした。ウン十万クラスのボトルがごろごろとありますので、記念日など、なにか良いことがあったら是非。
で、酒代は諸事情で示せない!のですが、結局7人+シェフで・・・

お店で在庫だった「雪の茅舎」もグラスで頂いて、以上ワインボトル9本が空いた模様。いやはや、大満足の一日でした。いやー、いきなりこのお店に来てこういう状況になれるか?というと難しいと思うのですが、黙って出てくるものを食べるより、こういうものが食べたい!と色々とリクエストしたほうが良いお店でしょうな。また、機会がありましたら参加させてもらいます~。
◆ジビエ食堂
住所:京都市中京区西洞院蛸薬師下ル古西町441
営業時間:12:00~14:00 17:00~23:00 不定休
TEL:075-7480-1389

ジビエ食堂で使っておられたワインオープナーが使いやすい!とワイン王子に大好評。自宅で使っている某リカマンで¥300ぐらいで買ってきた(汗)ダブルアクションがそろそろ曲がってきたので、良いものだったら!とその場でAmazonでポチっと。次の日の朝に到着してビックリでした。確かに力要らずで開けやすいです~。
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