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毎日快晴時折曇天4 京都伏見暮らし

関西系、食い意地blog /スイカ小太郎。

田舎の大鵬@綾部

2023
23
JR二条駅近くにある人気四川料理店「中國菜 大鵬」。そちらの息子さんが、どういうわけだか綾部ののどかな田舎にある農園で、昼夜1組限定の中華料理店を始められたのが昨年12月。「蓮ヶ峯農場」という農場兼養鶏場内にあるお店で、雨風が強い時は営業停止になるキャンプのようなお店だ!という情報。

で、好き者且つ食い意地FB友からそれは絶対行きたいよなあ!とご提案がありまして、ハンドルキーパーのTJさんにお願いし、6名で大人の遠足だ!ということに。毎月1日から次月の1か月分を予約受付ということで、1か月半前に無事予約を入れて、わくわくと楽しみにしていたわけで。(例:11月1日に12月分の予約が取れる仕組み)

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前日が雨模様でやきもきしていたのですが、当日はなんだかいいお天気になり、正に遠足日和。京都縦貫自動車道を北へ北へ。京丹波わちICから小浜綾部線に入り、25分少々でこういうのどかな、正に田舎に到着。京都市内から2時間は見ておく必要がありそう。前に見えるのが蓮ヶ峯農場。TJさんの見事なハンドルさばきで予約時間の3分前にお店に到着。既にご店主はお店でスタンバってくれていて、今日はよろしくお願いいたします~ということに。

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こちらがそのお店になります。現在はビニールの風よけに囲まれているのですが、夏の間は正に簡単な屋根があるだけのキャンプのようなお店なのだ。コンセプトは地産地消。できるだけこの農場や周辺の土地で取れる鶏や豚、川魚、それに御主人自ら育てている野菜をメイン食材に使い、コース仕立てで出してくれる仕組み。調味料の多くも自家製という徹底度。でも、そんな気合が過剰に入っている感じはない、おおらかな気分になれるお店です。

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こちらの農場で育てられ、玉子を生んでいた雌鶏をその場で絞めて、お湯につけて羽を毟るところからお料理が始まるのだ。食とは、命を頂くということだと改めて気づかされます。 鶏モツでも腸は非常に足が速いので、市場には出回っていないのですが、こちらは〆てから口に入るまで3時間以内なので、余さずお料理に使えるわけで。(食い意地のみの私は「この子にきんかんが入っていないのは超残念!」と思いつつ・・・汗汗)

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丸鶏を下ごしらえしている間に、御店主自ら農場内の案内をしてくれるのですが、正に大人の社会見学。しかしまあ、馬までいる農場とは思いませんでした。

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御店主は、元々畑で野菜を作りたい!と思っておられて、2年前にこちらの農場に見学に来てすっかり気に入ってしまい、気が付いたら、こんなことになっていたのです!とのこと。農場内には雑草を綺麗にしてくれるヤギや羊、それに

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綺麗に残飯を処理してくれる、体重が200kgもある豚さんなど人間以外の住人も。鶏は鶏舎で平飼いされていて、軍鶏や烏骨鶏なども飼われているようです。で・・・

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御店主自らが丹精されている、小さくてもなんだか色々な実りがある畑も見学。季節季節の野菜の出来具合でメニューが決まるので、どんなお料理ができるかは当日のお楽しみ、という仕組みなのも楽しいですな。お料理で決まっているのは税込み¥11000でコースで出す!ということのみ。 

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お天気が良いので風よけテントの中は、ポカポカと春のような。こちらがご店主が腕を振るうキッチンで、調理風景は丸見え状態。

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小一時間の農園ツアーのあと、いよいよお料理が始まるのだ。当初はもっと殺風景だったのですが、御店主が植木をされたり、小物を置いたりして、当初写真で見たよりも、雰囲気のある空間に変わっているように思えました。

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ハンドルキーパーのTJさんにはありがとうございます!とお礼を述べつつ、他の5名は呑む気満々。野生酵母のビールがありますよ~、他にも色々!いうことで、オススメのビールは出して貰いました。缶ビールも全てクラフトビールで、左2本がスエーデン、黒いのがベルギーという、どこから持ってきているんですか!的な。

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TJさんはノンアルの黒ビールを、残り5名は、ワインボトルサイズのオランダ産のWeide(ヴァイデ) なるローアルコールワイルドエールでカンパーイ!なのだ。太陽の下、昼間っから呑むには非常にイイ感じの酸味、爽やかさ。

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一品目。かぶら蒸しのような一品なのですが、上に乗っているのは大根間引き菜の古漬け(当然自家製)、更にまわりにかけてあるのは国産の辛子オイル。そもそも国産辛子は国内流通の0.0・・・%というような超マイナーな食材のようなのですが、綾部で辛子の圧搾オイルを作っておられる工房があるとのこと。非常~に優しいお味で、そんなに強い辛味はなく、古漬けの塩味とイイ感じで調和しますな。これとデザートのみ一人一皿で、あとは大皿でばばーんと!という形。

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二品目。干しずいきを戻して、醤油甘スッパ系な味付けにし、超濃厚胡麻ソースをたっぷり。上に乗っているのは先ほど畑で咲いているのを見た「つるむらさき」の花で、プチプチした食感が良いアクセントに。

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三品目。盛り付けが秋ですな~。菊芋の揚げ物に黒酢餡を掛けてあるのですが、これが一々マニアック。刺さっている小枝は自生している山椒で、自家製のびわ酢に玉ねぎを黒くなるまで炒めたものを合わせて黒酢に仕立ててあるようです。甘味が自然な感じで美味しいのだ。

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四品目。うわー、これは美味いやと思った、黒豆の枝豆。先に豆を下茹でし、油炒めしてあるのですが、味付けがエスニック調で超旨。御店主曰く、ニンニクにクミン、自家製のなまず!のナンプラー、愛媛産の醤油、味醂で甘味を付けているようです。豆のさやをちゅーちゅーといつまでも吸っていたくなるお味。この豆のさやも、農園の豚さんが全部食べてくれるのですわ!と御店主。

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白ワインはどんなものが?と確認したらこの2本が登場。右側の仏ロアールの白、「Pierre-Olivier BONHOMME KURA Blanc 2022」をチョイス。これまた昼間っから呑むのに良さそうな感じでした。

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五品目にタンパク質系が登場するのですが、野菜料理は全て力のあるお味なので、肉が無いのを忘れているほど。が、これがやっぱり旨い。先ほどの鶏モツは中華醤油と熱々の油をじゃじゃじゃじゃーと回し掛けて仕上げてあるのですが、しんなりした青ネギを合わせて、くにくにシコシコとした食感の腸やコリコリのスナズリ、レバーと頂くと、これが正に超ウマ!でした。いやー、健康健全!

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六品目は、茹で里芋と自家製の茄子のしば漬け、それに青ネギの炒め物。これも塩と醤油、ナンプラーぐらいのシンプルな味付けなのですが、田舎の大鵬的ポテサラでしょうな。これもワインのアテにしっかりなるという。

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七品目は再びお肉系。豚レバーと葉ニンニクの炒めもの。通常はニラを使うのだそうですが、この季節ニラが無いので~とのこと。が、これまたしこしこサクサクと歯ごたえの良い豚レバーがなんだかいい感じでした。

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軽やか系の赤を!とお願いしたらスペイン産の赤を出してくれました。「Clos Lentiscus Kikiriki Black 2017」なり。この酒蔵を営むマネルさんがご店主とご縁があり、お友達だそうです。お日様の下でもさらーっと呑みやすいのに、味わいはそこそこしっかり系でウマー!でした。更に、何気に1000ccボトルでした汗

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いよいよキッチンが佳境に。クコの実や銀杏、それにササゲインゲンが入った薬膳的なスープで先ほどの鶏を茹で上げてから、一度鍋から取り出し、鶏をばらすのですな。

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まずは鶏出汁が超濃厚な鶏の身が入った薬膳スープを頂いたうえで・・・ (お腹からじんわり温まります)

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そちらの仕上がりに合わせて、でっかい土鍋で日本米とインディカ米を混ぜた白ご飯を炊きあがるのだ。

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で、解した鶏の身を先ほどのスープに投入し、あとはご飯とスープを合わせて頂く趣向。

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骨の周りの肉も余さずに。鶏は2歳半のひね鶏ですので、ま、それなりに身はしっかり固めなのですが、旨味は超満載。皆さん無心にお料理を頂くわけで。 

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ベースの味付けはかなりあっさりしているのですが、添えてある自家製の腐乳(中華チーズのような)や、残しておいたおかず類(鶏モツ)のタレを、これでもか!とぶっかけて頂くと、なんだかしみじみと美味し~なのだ。いやはや大満足。土鍋のおこげご飯も旨かった!

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デザートは温かいぜんざいのような感じで、赤色は小豆では無く古代米(伊根満開の原料と同じような)由来のきび糖で作ったアンコで、むちむち白玉に絡めると美味しい。ほんのり柚子の香りがする優しいお味でした。

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なんだか超色々入っている系の自家製野草茶(はちみつ添え)を頂いて、〆て農園ツアーを含めて3時間10分!という長丁場でした。いやー、なんだか超ノンビリした上に、食について考えることもあって楽しい時間になりました。

冬の間は基本〆ておられるようなのですが、雪中キャンプをしてしまうようなマニアなお客様から営業希望がある場合は特別に開けることもあるとのこと。(相当、運転技術が無いとたどり着けないような・・・汗)参加メンバーで、実はこの会の発起人のDHさんは、御店主と昔からのお知り合い。御店主曰く、次回はぜひ、山野草類が旨い春に来てください!とのこと。いやはや、ぜひ機会を作って伺いたいと思います~。御馳走様でした!



◆田舎の大鵬
住所:京都府綾部市八津合町別当2-1 蓮ヶ峯農場
営業時間:春・秋 : 昼と夜 夏 : 夜のみ 冬 : 昼のみ スタート時間は予約時に調整。
TEL:非開示。 連絡はInstagramのメッセージで。


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1 Comments

さやか姫  

おはようございます😊

どれもボリューム満点ですねぇ

2023/11/24 (Fri) 06:58 | EDIT | REPLY |   

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