イタリア食堂910でディナー会(3)@河原町通三条下ル
2017
01
日本酒と電車の会幹事メンバーで反省会をやろうということに。当然お酒&食べるの大好き派な我々ということで、会場選定担当の嫁が、最近お気に入りイタリアンのイタリア食堂910に予約を入れたのだ。泡・白・ロゼ・赤各1本込み+お料理はお任せ、1人¥7500で!ということで、お願いしたのですな。

で、当日、河原町通三条下ルから路地に入った雑居ビルの4F、それもエレベーター無し物件!に集う好き者5名。この階段を登って飛び込みでやってくる人は100%いないでしょうなあ。が、昨年初めてきた10月からいまだ食べログにも掲載されていないのですが、当日も近隣のおひとり様がいい感じでぽつぽつやってこられるのだ。

なにせ通常事務所&イベントスペースなので、空間は非常にゆったり。8人ほどが囲める大きなテーブルを2つくっつけて、通常は10名席ぐらいの超ゆったり席をセットされている。大人の秘密基地的な雰囲気ですな。

まずは泡からこのお店一押しのアイテム、Casa Martelletti Blanc de Noir Pinot Brutなる伊ピエモンテ州のピノノアール。(写真多すぎなので省略。以前ネタ参照) 過去3回ともこの泡からスタートなり。結構お気に入りです。自家製胡麻入りグリッシーニが塩味しっかりで、知らず知らずにワインが進んじゃうのですが、「今日は前菜が3皿、パスタが4皿とメイン2皿あります!ので、初めから飛ばさないでくださいね~!」と工藤シェフ。

前菜盛り合わせは1人1皿。後の皿は5人でシェアして調整する仕組み。工藤シェフは野菜ソムリエの資格をお持ちなので、こだわりの野菜料理が多い。 皿中央にあるのは立派なグリーンアスパラを生ハム巻したフリット、黒いカップに入っているのもアスパラの冷製スープで、風味付けのチーズが臭旨系なのが面白い。山羊のチーズでマティネなる種類だそうな。カリカリパンの上に乗っているのは鹿レバーのムース。一番右手がゴルゴンゾーラのクレームブリュレ。うわみずさくらの蜂蜜ジェラートが添えられている。んで、黒カップの奥にちらりと見えているのが、タンポポ入りのフリッタータ(卵焼き)に、完全に隠れている(汗)、越冬ジャガイモのポテサラ、ビーツのマスカルポーネチーズマリネ、という情報量大杉!な布陣。
そんなにひねくり回さず、素材の味で勝負!的な味付けで、且つオイル使用量は極少という方針な模様ですな。おいしいです。

うわこれはーと驚いた「アスリートトマト」のカプレーゼなる一品。アスリートのように育てられた、ということで命名されているようですが、なんだか非常に手を掛けて生産されていそうな印象。小さい青葉は名脇役な風味豊かなマイクロルッコラ、が、とにかく主役は超甘いトマト。高知県にあるakf久保農園で生産されたフルーツトマトなのですが、凝縮されたように味が濃くてびっくり! 果肉のぶりっとした食感、皮がまったく気にならないですなあ。後口が非常に爽やか。色々トマトも食べましたがこれは驚きでした。本日一番驚いた皿がこれ。

で、次の前菜は焼き上がり次第!ということなので、先に出てきた手打ちのタリアテッレ。鯛ほほ肉とタケノコのアーリオオーリオという趣向。アーリオオーリオなのにアブラギッシュ感ほぼ無しで、ちょっと頼りないほどなのですが、鯛ダシのうまみは満載。いやー、いいですな。

さらにパスタは、なんだか可愛らしいカッペレッティなる包み系パスタ。2トーンカラーになっているのは、トマト、それに玉子を練りこんでいるから。中は甘い越冬ポテトマッシュ入りで、そら豆とマスカルポーネのぽってりした優しいソースでいただく趣向。

で、焼きあがったのでようやく登場、前菜3皿目。ブランド筍で、どこぞの割烹でも扱っているとのお話だったが、もうかなり酔っぱらっているので忘却の彼方なのだ~。

で、筍の皮で蒸し焼きになったものと、さらに表面を焼いたものの2種を食べ比べ。フキノトウを練りこんだバーニャカウダソースで頂くのですが、このソースがむちゃ日本酒が呑めそうな大人向けなお味。

さらにパスタで、超甘ジャガイモの「インカのめざめ」を練りこんだニョッキですが、なんと2015年に採れた2年越冬物という。フォンティーナチーズを使ったクリームソースで。1人4個ぐらいなのですが、もうお腹がはちきれそう~!と嫁。

で、パスタラストは蕎麦粉を打ち込んだ「ブレーキ」なるラヴィオリ的平麺。ぶりんぶりんとした食感のそれを猪とポルチーニ茸を使ったミートソースでいただく趣向。本日一好きだった皿がこれ。

メインの皿その1は、鹿ロース肉のカツレツ。肉をたたいて薄く伸ばしたローマ風カツレツの鹿版という感じで、香ばしくっていいですな。鹿をこういう形でいただいたのは初めてでしたが、トマトソースを合わせたカツサンドとかにすると地方名物料理になりそうな予感ですな。GOODです!

で、〆は鹿ロース肉のタリアータ。普通に焼いたものと、白味噌に付け込んだものの2種。普通に焼いたのはちょっと独特の匂いが出ていて残念でしたが、白味噌に漬け込むと食感が柔らかくなって面白いですな。付け合わせは、ネギ坊主の子供みたいなのと、つぼみ菜のソテーという最後まで色々面白い野菜が出てきて楽しいのだ。しかし、本当に、皆大満腹なり。
ワインも結局1本追加して、計5本。写真が多すぎなので、銘柄だけ書いておくと、
・泡:Casa Martelletti Blanc de Noir Pinot Brut 伊ピエモンテ ピノノアール100%
・白:Cadibon Bontaj Friulano 伊ヴェネティア フリウラーノ100%
・ロゼ:Cantine La Pergola Valtènesi 伊ロンバルディア グロッペッロ60%
・白:Belisario Cambrugiano 伊マルケ ヴェルディッキオ100%
・赤:Peri Casale Gabbadeo Gobbo 伊ロンバルディア メルロー40%、カベルネ40%
という布陣。2本目のマルケ白を追加したら¥5000/本で、合計¥8500/人というお支払い。いやはや、よく呑みよく食べました。。このお店に来ると、皿数が多いので、どうもネタが大作になりがちですな。。汗汗。
くどくないサラッと系パスタや、ワインに合うおいしい野菜料理を食べたいと思ったら覚えておくと良いかもです。ご馳走様でした、また来ます~。
◆イタリア食堂 910
住所:京都市中京区河原町通三条下ル南車屋町282 MORITAビル4F
営業時間:18:00~0:00 日休&不定休 お店の営業はFBをチェック
TEL:050-3696-0910

で、当日、河原町通三条下ルから路地に入った雑居ビルの4F、それもエレベーター無し物件!に集う好き者5名。この階段を登って飛び込みでやってくる人は100%いないでしょうなあ。が、昨年初めてきた10月からいまだ食べログにも掲載されていないのですが、当日も近隣のおひとり様がいい感じでぽつぽつやってこられるのだ。

なにせ通常事務所&イベントスペースなので、空間は非常にゆったり。8人ほどが囲める大きなテーブルを2つくっつけて、通常は10名席ぐらいの超ゆったり席をセットされている。大人の秘密基地的な雰囲気ですな。

まずは泡からこのお店一押しのアイテム、Casa Martelletti Blanc de Noir Pinot Brutなる伊ピエモンテ州のピノノアール。(写真多すぎなので省略。以前ネタ参照) 過去3回ともこの泡からスタートなり。結構お気に入りです。自家製胡麻入りグリッシーニが塩味しっかりで、知らず知らずにワインが進んじゃうのですが、「今日は前菜が3皿、パスタが4皿とメイン2皿あります!ので、初めから飛ばさないでくださいね~!」と工藤シェフ。

前菜盛り合わせは1人1皿。後の皿は5人でシェアして調整する仕組み。工藤シェフは野菜ソムリエの資格をお持ちなので、こだわりの野菜料理が多い。 皿中央にあるのは立派なグリーンアスパラを生ハム巻したフリット、黒いカップに入っているのもアスパラの冷製スープで、風味付けのチーズが臭旨系なのが面白い。山羊のチーズでマティネなる種類だそうな。カリカリパンの上に乗っているのは鹿レバーのムース。一番右手がゴルゴンゾーラのクレームブリュレ。うわみずさくらの蜂蜜ジェラートが添えられている。んで、黒カップの奥にちらりと見えているのが、タンポポ入りのフリッタータ(卵焼き)に、完全に隠れている(汗)、越冬ジャガイモのポテサラ、ビーツのマスカルポーネチーズマリネ、という情報量大杉!な布陣。
そんなにひねくり回さず、素材の味で勝負!的な味付けで、且つオイル使用量は極少という方針な模様ですな。おいしいです。

うわこれはーと驚いた「アスリートトマト」のカプレーゼなる一品。アスリートのように育てられた、ということで命名されているようですが、なんだか非常に手を掛けて生産されていそうな印象。小さい青葉は名脇役な風味豊かなマイクロルッコラ、が、とにかく主役は超甘いトマト。高知県にあるakf久保農園で生産されたフルーツトマトなのですが、凝縮されたように味が濃くてびっくり! 果肉のぶりっとした食感、皮がまったく気にならないですなあ。後口が非常に爽やか。色々トマトも食べましたがこれは驚きでした。本日一番驚いた皿がこれ。

で、次の前菜は焼き上がり次第!ということなので、先に出てきた手打ちのタリアテッレ。鯛ほほ肉とタケノコのアーリオオーリオという趣向。アーリオオーリオなのにアブラギッシュ感ほぼ無しで、ちょっと頼りないほどなのですが、鯛ダシのうまみは満載。いやー、いいですな。

さらにパスタは、なんだか可愛らしいカッペレッティなる包み系パスタ。2トーンカラーになっているのは、トマト、それに玉子を練りこんでいるから。中は甘い越冬ポテトマッシュ入りで、そら豆とマスカルポーネのぽってりした優しいソースでいただく趣向。

で、焼きあがったのでようやく登場、前菜3皿目。ブランド筍で、どこぞの割烹でも扱っているとのお話だったが、もうかなり酔っぱらっているので忘却の彼方なのだ~。

で、筍の皮で蒸し焼きになったものと、さらに表面を焼いたものの2種を食べ比べ。フキノトウを練りこんだバーニャカウダソースで頂くのですが、このソースがむちゃ日本酒が呑めそうな大人向けなお味。

さらにパスタで、超甘ジャガイモの「インカのめざめ」を練りこんだニョッキですが、なんと2015年に採れた2年越冬物という。フォンティーナチーズを使ったクリームソースで。1人4個ぐらいなのですが、もうお腹がはちきれそう~!と嫁。

で、パスタラストは蕎麦粉を打ち込んだ「ブレーキ」なるラヴィオリ的平麺。ぶりんぶりんとした食感のそれを猪とポルチーニ茸を使ったミートソースでいただく趣向。本日一好きだった皿がこれ。

メインの皿その1は、鹿ロース肉のカツレツ。肉をたたいて薄く伸ばしたローマ風カツレツの鹿版という感じで、香ばしくっていいですな。鹿をこういう形でいただいたのは初めてでしたが、トマトソースを合わせたカツサンドとかにすると地方名物料理になりそうな予感ですな。GOODです!

で、〆は鹿ロース肉のタリアータ。普通に焼いたものと、白味噌に付け込んだものの2種。普通に焼いたのはちょっと独特の匂いが出ていて残念でしたが、白味噌に漬け込むと食感が柔らかくなって面白いですな。付け合わせは、ネギ坊主の子供みたいなのと、つぼみ菜のソテーという最後まで色々面白い野菜が出てきて楽しいのだ。しかし、本当に、皆大満腹なり。
ワインも結局1本追加して、計5本。写真が多すぎなので、銘柄だけ書いておくと、
・泡:Casa Martelletti Blanc de Noir Pinot Brut 伊ピエモンテ ピノノアール100%
・白:Cadibon Bontaj Friulano 伊ヴェネティア フリウラーノ100%
・ロゼ:Cantine La Pergola Valtènesi 伊ロンバルディア グロッペッロ60%
・白:Belisario Cambrugiano 伊マルケ ヴェルディッキオ100%
・赤:Peri Casale Gabbadeo Gobbo 伊ロンバルディア メルロー40%、カベルネ40%
という布陣。2本目のマルケ白を追加したら¥5000/本で、合計¥8500/人というお支払い。いやはや、よく呑みよく食べました。。このお店に来ると、皿数が多いので、どうもネタが大作になりがちですな。。汗汗。
くどくないサラッと系パスタや、ワインに合うおいしい野菜料理を食べたいと思ったら覚えておくと良いかもです。ご馳走様でした、また来ます~。
◆イタリア食堂 910
住所:京都市中京区河原町通三条下ル南車屋町282 MORITAビル4F
営業時間:18:00~0:00 日休&不定休 お店の営業はFBをチェック
TEL:050-3696-0910
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