旧山田家住宅@2017.5.21ポタリング日誌(1)
2017
27
久々のポタリング日誌です。
今日のお目当ては、久御山町にある国の登録有形文化財「旧山田家住宅」だ。久御山町は、明治時代までは平均深度90cm、周囲約16キロメートルの巨大な池があり「巨椋池(おぐらいけ)」と呼ばれた。巨椋池は、昭和8年から第一号国営事業として干拓、農地化され、その当時の面影は第二京阪道路のICの名前ぐらいにしか残っていないのだが、当時は蓮見の名所として、船で見物にくる酔狂な人が多かったという。
旧山田家は、京都難読地名で有名な東一口で、巨椋池の漁業権を統括し、苗字帯刀を許された大庄屋なのだ。旧山田家住宅は平成25年に山田家から久御山町に譲渡されている。2年ほど前一度,門の前まで見学に来て、当時は老朽化のために工事中だったのだが、工事も完了し、この4月から公開しているらしい。そういう歴史的建造物は大好きなので、見学できるタイミングを見計らっていたのですな。

丹波橋の自宅を飛び出た9:30過ぎ。いつものように桂川の自転車道に出て南下し、ちょっと遠回りして到着したのが約50分後。難読地名「東一口」(ひがしいもあらい)に到着だ。

おー、流石に立派なお屋敷ですな。18世紀末から19世紀初に建てられたものらしい。国指定の有形登録文化財になっている。

ちなみに見学できるのは月に3日間だけ、それも9:00~12:00と意外にハードルが高いのでお忘れなく。入館料は¥200なり。久御山町のはっぴを来たボランティアガイドのおじさんたちが説明してくれるのだ。

門をくぐってお屋敷の中に。入口右手に巨椋池由緒の説明ブースがあるので、まずはそれを見に行くことに。

パネル展示があり、この地図を頭に入れてからお庭に行くと良いでしょうな。しかしまあ、なんともでっかい池なのだ。基本埋立ではなく、水をポンプで排水しただけらしい。農地拡大という側面と、マラリア蚊の大発生予防、という目的だったのだと、軽く歴史のお勉強をしてから主屋に向かう。

普通の住宅なのでそんなに華美な設えはないのですが、その昔栄華を誇っていたのは、家の中のあちこちに見て取れるのだ。

鯉を象った欄間とか・・

鶴の釘隠しとか・・ で、メインイベントのお庭。

低い塀の向こうに干拓されてから建てられた大池神社が真正面に見える。

その向こうにはちいさく、ちいさく伏見桃山城が。ガイドのおじさんが「塀が低いのは大池(巨椋池の別称)が見えるようにですね。想像してみてくださいね。この庭の前から向こう側の伏見桃山城の麓までずーっと池だったのです」と言われて、目の前にずざざざーっと巨大な池と行きかう船を思い浮かべることが出来たのだ。
なんとも・・・雄大だったでしょうなあ。

最後にガイドさんにお茶とおせんべいのお接待まで頂けて、大満足で次のポイントに移動するのだ。次に続きます!
今日のお目当ては、久御山町にある国の登録有形文化財「旧山田家住宅」だ。久御山町は、明治時代までは平均深度90cm、周囲約16キロメートルの巨大な池があり「巨椋池(おぐらいけ)」と呼ばれた。巨椋池は、昭和8年から第一号国営事業として干拓、農地化され、その当時の面影は第二京阪道路のICの名前ぐらいにしか残っていないのだが、当時は蓮見の名所として、船で見物にくる酔狂な人が多かったという。
旧山田家は、京都難読地名で有名な東一口で、巨椋池の漁業権を統括し、苗字帯刀を許された大庄屋なのだ。旧山田家住宅は平成25年に山田家から久御山町に譲渡されている。2年ほど前一度,門の前まで見学に来て、当時は老朽化のために工事中だったのだが、工事も完了し、この4月から公開しているらしい。そういう歴史的建造物は大好きなので、見学できるタイミングを見計らっていたのですな。

丹波橋の自宅を飛び出た9:30過ぎ。いつものように桂川の自転車道に出て南下し、ちょっと遠回りして到着したのが約50分後。難読地名「東一口」(ひがしいもあらい)に到着だ。

おー、流石に立派なお屋敷ですな。18世紀末から19世紀初に建てられたものらしい。国指定の有形登録文化財になっている。

ちなみに見学できるのは月に3日間だけ、それも9:00~12:00と意外にハードルが高いのでお忘れなく。入館料は¥200なり。久御山町のはっぴを来たボランティアガイドのおじさんたちが説明してくれるのだ。

門をくぐってお屋敷の中に。入口右手に巨椋池由緒の説明ブースがあるので、まずはそれを見に行くことに。

パネル展示があり、この地図を頭に入れてからお庭に行くと良いでしょうな。しかしまあ、なんともでっかい池なのだ。基本埋立ではなく、水をポンプで排水しただけらしい。農地拡大という側面と、マラリア蚊の大発生予防、という目的だったのだと、軽く歴史のお勉強をしてから主屋に向かう。

普通の住宅なのでそんなに華美な設えはないのですが、その昔栄華を誇っていたのは、家の中のあちこちに見て取れるのだ。

鯉を象った欄間とか・・

鶴の釘隠しとか・・ で、メインイベントのお庭。

低い塀の向こうに干拓されてから建てられた大池神社が真正面に見える。

その向こうにはちいさく、ちいさく伏見桃山城が。ガイドのおじさんが「塀が低いのは大池(巨椋池の別称)が見えるようにですね。想像してみてくださいね。この庭の前から向こう側の伏見桃山城の麓までずーっと池だったのです」と言われて、目の前にずざざざーっと巨大な池と行きかう船を思い浮かべることが出来たのだ。
なんとも・・・雄大だったでしょうなあ。

最後にガイドさんにお茶とおせんべいのお接待まで頂けて、大満足で次のポイントに移動するのだ。次に続きます!
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