郷土料理と地酒の店 川京@2017.08島根鳥取旅行(2)
2017
17
で、島根鳥取旅行記、その2です。
出雲を後にし、やってきたのは松江。現在の職場に3年前変わってからご縁ができた土地で、今回4回目の訪問。実は今回山陰めぐりを計画したのは、今晩予約したお店に来たかったから。お店の名前は川京(かわきょう)。宍道湖に接した松江で、宍道湖の珍味を頂けるお店なのだ。

こちらで晩御飯にしようと、宿はお店から徒歩1分30秒圏内のルートイン松江に自動的に決定されたのですな。で、予約時間の19:00ピタリにお店に到着。

お店は非常~にせまっ苦しいL字型カウンター15席のみ。ごらんのようになんだか超雑然としている、正に居酒屋さん、なのですが、仕事はなんだかフォーカスピタリ!なのだ。大将ご夫婦と娘さんの3人で回されている。

で、宍道湖で取れる珍味を一通り味わえる、お得なコース料理が2種。そりゃBコースをお願いするでしょう!ということに。で、品数が非常~に多いので、結果、このネタは写真全22枚の超大作になっております(汗汗)。

暑かったので2人とも焼酎の水割りでスタートなり。お酒を注文すると、こういう可愛らしい山野草が器に飾られているのが何気にオシャレ。お酒の種類はかなり多く、地元産の地酒も色々。生酒は¥650、常温保存のものは¥550という均一価格。量はモノによって違い、5~7勺ぐらい。ちなみにお料理・お酒はすべて税別価格です。

突き出しはパリパリのわかめ、枝豆は鰹節と胡麻油で合えているのが面白い。それに柔らかいおじゃこ。あまり他では見ないラインナップですなあ。突っつきつつお料理を待つ幸せ。

まずは宍道湖の七珍を代表するしじみから。「おたすけしじみ」なるお料理で、ガーリックをほんのり利かせて酒蒸ししたしじみに、とろみのある醤油だれを絡めた、というような一皿。おかみさんから「たれは雑炊に使いますので残して下さいね~」とガイドされる。いやはや、これはなかなかお酒が進むお味。

嫁はすかさず日本酒にスイッチ。せっかくなので松江のものを!と李白をチョイス。グラスに活けたねこじゃらしが可愛らしい。

お次は貝尽くしの皿。奥は大きな白バイ貝、右はニナ貝(我が故郷、和歌山ではガンガラ)、それと亀の手。亀の手はそういう形に見えますが、海の波打ち際の岩場に張り付いている生き物で、貝ではなく甲殻類(エビカニの仲間)なのだ。どれも乙なお味です。

今日は焼酎で通そう!と、変態一直線でお願いした「しじみ割り焼酎」なり。しじみ入りのぬる燗なのですが、激しく肝臓によさそうですなあ。アリです!

宍道湖七珍からうなぎで、初めていただた「うなぎのたたき」なり。どういう調理法だろう、白焼きを叩いているのか香ばしいうなぎに、甘口ポン酢系なタレとネギなどの薬味というような不思議なお味なのだが、これまた確実に呑める一品。
大将がおもちゃのハンドマイクを片手に、カウンターに並んだお客さんに、流暢に料理の説明をしてくれるのだが既に忘却の彼方(滝汗) 実は、本日一がこれですな。旨いです!

更に面白いお酒を!と、隠岐特産の海藻エキスが入った焼酎「いそっこ」をお願いする。これも隠岐ではレギュラーな逸品だそうな。おかみさんにどこかで売ってませんか!と質問し、松江城駐車場向かいにある島根県物産観光館にありますよ~!と教えてもらう。わさび焼酎も美味しいのでぜひ!とお勧めいただいた。(次の朝、買いに行きました)

嫁は日本酒一直線で、これまた松江市内の酒蔵、國輝(こっき)をチョイス。しかし盛り付けは色々考えておられますなあ。(塩も何気に嬉しい)

お刺身3種盛り。右からコシビマグロは柚子胡椒でいただく趣向。さらにカンパチ、それにさざえという布陣。これまた鮮度バッチリ。

宍道湖七珍からスズキの奉書焼。焼いた際にスズキに紙の良い香りが移って、泥臭いスズキが上等なお味に化けるのだ。

ポン酢&紅葉卸しでなんとも上品に頂けるのですなあ。これも一押し!ですな。

地元ではレギュラーらしい、魚のすり身の天ぷらで「赤天」なり。試験前に食べるのは縁起が悪そうなネーミング(微汗)
この赤い色は赤唐辛子由来だそうで、パン粉をつけて揚げてあるのが松江流、ですかね。そんなに辛くはないですが、これもなかなか乙なお味ですな。マヨネーズとサンドイッチにしたら面白そう。

更に宍道湖七珍から「川エビのから揚げ」でお料理は終了。まだまだ夜は長いので、もう少しだけお酒とアテが欲しい!と厳選2品を追加する。

でお酒はこちらの奥出雲のどぶろくと、地元の米焼酎「どじょうすくい」を追加したのだ。
過去このお店を舞台に1992年、サスペンスドラマ「夕映えの松江・鰻たたき」(小林棯侍主演)が製作されていて、大将が先のミニミニハンドマイクで解説してくれたり、なんだかサービス精神満点なのですな。。

まずはウナギの燻製で¥800なり。なんの木だろう、甘い香りが着いていてなんだか元気になれそうなお味ですなあ。どういう手法なのか、味が濃ゆいのだ。

島根のすごーい豆腐はこれまた柚子胡椒で。しっかり濃くて甘くて美味しい豆腐ですな。GOOD!です。

で、締めの雑炊は先にでてきた「おたすけしじみ」のダシで作ったもの。しじみのお味しっかりで美味しい。自家製の漬物もキュウリに、ゴーヤー、それにそうめん瓜という面白い構成で最後まで大満足でした。

甘いスイカと、香ばしいほうじ茶で〆。いやー食いも食ったり呑みも呑んだり。確か日本酒が4杯、焼酎6杯だったように思いますので、これで¥15000なんて安すぎなんじゃないの~、という感想。
その土地の食材を使った郷土料理店で、ホスタビリティを含めて繁盛する各種条件をクリアしてそうな見事なお店でした。食材の宝庫、宍道湖のおかげなのですが、日本の各所にこういうようなお店ができることを希望したいですな。確実、また冬の時期に来ます!
◆郷土料理と地酒の店 川京
営業時間:島根県松江市末次本町65
営業時間:18:00~22:30 日休
TEL:0852-22-1312
出雲を後にし、やってきたのは松江。現在の職場に3年前変わってからご縁ができた土地で、今回4回目の訪問。実は今回山陰めぐりを計画したのは、今晩予約したお店に来たかったから。お店の名前は川京(かわきょう)。宍道湖に接した松江で、宍道湖の珍味を頂けるお店なのだ。

こちらで晩御飯にしようと、宿はお店から徒歩1分30秒圏内のルートイン松江に自動的に決定されたのですな。で、予約時間の19:00ピタリにお店に到着。

お店は非常~にせまっ苦しいL字型カウンター15席のみ。ごらんのようになんだか超雑然としている、正に居酒屋さん、なのですが、仕事はなんだかフォーカスピタリ!なのだ。大将ご夫婦と娘さんの3人で回されている。

で、宍道湖で取れる珍味を一通り味わえる、お得なコース料理が2種。そりゃBコースをお願いするでしょう!ということに。で、品数が非常~に多いので、結果、このネタは写真全22枚の超大作になっております(汗汗)。

暑かったので2人とも焼酎の水割りでスタートなり。お酒を注文すると、こういう可愛らしい山野草が器に飾られているのが何気にオシャレ。お酒の種類はかなり多く、地元産の地酒も色々。生酒は¥650、常温保存のものは¥550という均一価格。量はモノによって違い、5~7勺ぐらい。ちなみにお料理・お酒はすべて税別価格です。

突き出しはパリパリのわかめ、枝豆は鰹節と胡麻油で合えているのが面白い。それに柔らかいおじゃこ。あまり他では見ないラインナップですなあ。突っつきつつお料理を待つ幸せ。

まずは宍道湖の七珍を代表するしじみから。「おたすけしじみ」なるお料理で、ガーリックをほんのり利かせて酒蒸ししたしじみに、とろみのある醤油だれを絡めた、というような一皿。おかみさんから「たれは雑炊に使いますので残して下さいね~」とガイドされる。いやはや、これはなかなかお酒が進むお味。

嫁はすかさず日本酒にスイッチ。せっかくなので松江のものを!と李白をチョイス。グラスに活けたねこじゃらしが可愛らしい。

お次は貝尽くしの皿。奥は大きな白バイ貝、右はニナ貝(我が故郷、和歌山ではガンガラ)、それと亀の手。亀の手はそういう形に見えますが、海の波打ち際の岩場に張り付いている生き物で、貝ではなく甲殻類(エビカニの仲間)なのだ。どれも乙なお味です。

今日は焼酎で通そう!と、変態一直線でお願いした「しじみ割り焼酎」なり。しじみ入りのぬる燗なのですが、激しく肝臓によさそうですなあ。アリです!

宍道湖七珍からうなぎで、初めていただた「うなぎのたたき」なり。どういう調理法だろう、白焼きを叩いているのか香ばしいうなぎに、甘口ポン酢系なタレとネギなどの薬味というような不思議なお味なのだが、これまた確実に呑める一品。
大将がおもちゃのハンドマイクを片手に、カウンターに並んだお客さんに、流暢に料理の説明をしてくれるのだが既に忘却の彼方(滝汗) 実は、本日一がこれですな。旨いです!

更に面白いお酒を!と、隠岐特産の海藻エキスが入った焼酎「いそっこ」をお願いする。これも隠岐ではレギュラーな逸品だそうな。おかみさんにどこかで売ってませんか!と質問し、松江城駐車場向かいにある島根県物産観光館にありますよ~!と教えてもらう。わさび焼酎も美味しいのでぜひ!とお勧めいただいた。(次の朝、買いに行きました)

嫁は日本酒一直線で、これまた松江市内の酒蔵、國輝(こっき)をチョイス。しかし盛り付けは色々考えておられますなあ。(塩も何気に嬉しい)

お刺身3種盛り。右からコシビマグロは柚子胡椒でいただく趣向。さらにカンパチ、それにさざえという布陣。これまた鮮度バッチリ。

宍道湖七珍からスズキの奉書焼。焼いた際にスズキに紙の良い香りが移って、泥臭いスズキが上等なお味に化けるのだ。

ポン酢&紅葉卸しでなんとも上品に頂けるのですなあ。これも一押し!ですな。

地元ではレギュラーらしい、魚のすり身の天ぷらで「赤天」なり。試験前に食べるのは縁起が悪そうなネーミング(微汗)
この赤い色は赤唐辛子由来だそうで、パン粉をつけて揚げてあるのが松江流、ですかね。そんなに辛くはないですが、これもなかなか乙なお味ですな。マヨネーズとサンドイッチにしたら面白そう。

更に宍道湖七珍から「川エビのから揚げ」でお料理は終了。まだまだ夜は長いので、もう少しだけお酒とアテが欲しい!と厳選2品を追加する。

でお酒はこちらの奥出雲のどぶろくと、地元の米焼酎「どじょうすくい」を追加したのだ。
過去このお店を舞台に1992年、サスペンスドラマ「夕映えの松江・鰻たたき」(小林棯侍主演)が製作されていて、大将が先のミニミニハンドマイクで解説してくれたり、なんだかサービス精神満点なのですな。。

まずはウナギの燻製で¥800なり。なんの木だろう、甘い香りが着いていてなんだか元気になれそうなお味ですなあ。どういう手法なのか、味が濃ゆいのだ。

島根のすごーい豆腐はこれまた柚子胡椒で。しっかり濃くて甘くて美味しい豆腐ですな。GOOD!です。

で、締めの雑炊は先にでてきた「おたすけしじみ」のダシで作ったもの。しじみのお味しっかりで美味しい。自家製の漬物もキュウリに、ゴーヤー、それにそうめん瓜という面白い構成で最後まで大満足でした。

甘いスイカと、香ばしいほうじ茶で〆。いやー食いも食ったり呑みも呑んだり。確か日本酒が4杯、焼酎6杯だったように思いますので、これで¥15000なんて安すぎなんじゃないの~、という感想。
その土地の食材を使った郷土料理店で、ホスタビリティを含めて繁盛する各種条件をクリアしてそうな見事なお店でした。食材の宝庫、宍道湖のおかげなのですが、日本の各所にこういうようなお店ができることを希望したいですな。確実、また冬の時期に来ます!
◆郷土料理と地酒の店 川京
営業時間:島根県松江市末次本町65
営業時間:18:00~22:30 日休
TEL:0852-22-1312
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