イル・キャンティ 京都河原町三条店@河原町通三条下ル・
2018
05
1960年代初め、東京麻布台に「キャンティ」なるイタリア料理店がオープン。イタリア料理店がまだ珍しい時代に深夜3時までの営業で、遅い夕食を摂る放送・芸能関係者や政財界人、連れられて赤坂・銀座のホステスが来店し大賑わい。バブル華やかな1980年代にはお店に集まる芸能関係者が「キャンティ族」と呼ばれるような、ま、伝説のお店。(このあたりの話は、林真理子氏の著書「アッコちゃんの時代」に詳しい)
で、1980年代、バブルではまったく何のご利益も役得もなかった私ですが(滝汗)、このキャンティという人気レストランの話は、多分、当時常連客だった伊丹十三氏のエッセイやブルータス(滝汗)あたりで読んでいて、いいなー!と思っていたのだ。このお店を参考にしたイタリアンレストランは多分、日本中に存在するはずだ。
で、話は30年以上ワープするのですが、一週間ほど前に6/1にホテルリソル河原町三条がオープンするという情報をGET。そのホテルのメインダイニングを兼ねたレストランが今回ご紹介する「イル・キャンティ」なのだ。 こちらのお店も、もともとキャンティに居られたシェフが1972年に独立されて渋谷区笹塚の水道通り沿いに開かれたお店が起源で、経営は先のキャンティとは全く別なのですが、こちらは「イタリア式食堂」を名乗るぐっと気軽なお店。
店名が同じなので、その昔、本家分家騒動もあった模様で、こちらの支店は騒動以来、キャンティの前に、「イル」がくっ付いているようです。(ま、キャンティなんて一般名詞を店名にしてしまうと、色々ややこしいことが起こりますな。王将と同じ。。)、で、元祖キャンティのほうは夜¥12500コースから、という高級店なので、我々はこちらのほうがお世話になりそうだと覗きに来てみたのだ。 以上、余談満載でお送りしております。

で、やってきた日曜日、ランチ開店時間の11:30。ホテルの北側にホテルとは別の入り口あり。お店は地下1F。予約無しだったのですが、まだ、それほどアナウンスされていないので、すんなり席確保。

カウンター席の向かい側、入り口わきのボックス風4人掛けテーブルに入れてもらう。この手のレストランとしては超大規模店に入るでしょうな。スタッフは総勢10名近く動かれていそう。キッチンが部屋の中央にあるので、全体は窺い知れないのですが、社長のblogに寄りますと、10人入れる個室的ブースなどもある模様。ホテルの朝御飯会場も兼ねているので、50席以上は楽々ありそう。

メニューはこういう手書き風なフォントで、4人掛けテーブルが1/3は隠れてしまう超でかいものでびっくり。こういう感じの手書きメニューって、昔イタリアンでよく見かけたよねえ、と暫し懐かしモードに突入する中年2名。 あまりにでかいので全体を写すと字が読めませんので、一部拡大のパスタ版。

更にピッツア版。前菜やサラダ類だけで30種類近く、メインメニューも10種類はあるので、ざっと60種類ほどはありますかねえ。更に日替わりの黒板メニューも完備。 九条ネギを使った京都限定メニューもある模様。ランチセットは¥1500で、前菜にサラダ、パスタやグラタンにお茶を合わせたセットも完備。が、昼からアラカルト注文OK!なので、当然呑む気満々な我々だ。

ワインメニューを見せてください!とお願いすると、これまたA3見開きサイズぐらいの巨大なリストを渡される。(写真割愛。。。ま、見て笑ってください。)表紙には「京都一安いイタリアワイン!」との文字が躍る。ハウスワインはボトルで¥1500から、赤白とも30種類以上リストアップされているのが凄いですな。 ¥3000以下で30種類以上から、イタリアワインをチョイスできるお店は初めてかも。 我々は500ccのカラフェ(トスカーナだったような)¥1200でゆるゆるとスタートなり。。。 (向こうに見えているのがその10名入れる個室ブースのようですな・・)

で、「イルキャンティ」で検索すると、100%、このサラダとドレッシングが美味しい!にHITする一押しメニュー、カリブサラダMサイズで¥860なり。ムール貝にアサリ、イカに小エビ、それに飛びっこをあしらっているのですが、確かにドレッシングが美味しい。多分、刻まれた香味野菜類に卵黄とお醤油がポイントだと見た。 どことなく、過去類似のものを食べたことがある懐かしいお味。

本日のアンティパストミストは¥500~、と黒板に大書きしてあったので、盛り合わせは可能ですか?と確認したら¥1230なりでした。多分、ランチセットの前菜もこれと類似メニューだと見た。丸い器に入っているのはトリッパ煮込み。鱧!のエスカベッシュに、ラタトゥイユ、それにキャロットラペ。この人参がどことなく昆布茶的な隠し味がついていて美味しい。

トリッパ用のパンが足らないぜ!と、つい速攻割り込み注文したガーリックトーストで¥380なり。オイルべったべたなのですが、背徳的な旨さですな汗汗。 こういうメニューが、このお店やご本家筋から広がったのなあと思いつつ。

で、先の白が無くなったので、泡ボトルからアスティスプマンテのハーフサイズは¥1900なり。かなりの甘口だったのでも少し辛めのほうが料理には合わせやすいかも!なのですが、泡も4・5種類からチョイス可能だったように記憶。ま、呑み助には選択肢ありすぎ・・。

開店記念で、本日はピッツア半額です!とお聞きして速攻で追加した、桜海老のマルゲリータMサイズで正価¥1100なり。当然ホテルの地下1Fにあるレストランですので、薪窯ではないと思いますが(滝汗)、ちゃんと焼きたてむちむち生地! ニンニクの効いたハバネロソースが添えてあるのが辛いもの好きには嬉しい。

パスタはバジリコMサイズで¥940なり。バジルが日本で手に入れにくいかった時代のレシピでオイル乳化を目指していなくて、ツユだく系なのですが、これもどことなく和のエッセンスを感じる味付けで、これもほのぼの美味しい家庭的な感じ。いやー、お腹パンパンなりでした。
で、ピッツアが半額だったので、以上で¥7624!という超納得価格。いやはや使いやすいですな、こちら。梯子酒の1軒目にも使い良さそうな感じ。カップルで色々食べてみたい人は間違ってもLサイズメニューを注文しないほうが吉!なのですが、運動部系の大学生なら、ぜひLサイズミートソース¥1490一気食いに挑戦してみてくだされ。 (だはは)
基本、小さなお子様が居られるご家族連れに大推薦な一軒なのですが、色々食べてみたいメニューがあるので、またちょくちょく寄らせてもらう予定です。
あ、ちなみに、8月に四条室町にももう一軒、ホテル形態で出店されるようです。 攻めてますな~。こちらで〇曜会の開催予定はないのかなあ、と思った日曜日、でした。(滝汗)
◆イルキャンティ 京都河原町三条店
住所:京都市中京区河原町通三条下ル大黒町59-1
営業時間:6:00〜23:00(予定) 無休 ランチは11:30から
TEL:050-5595-6593
で、1980年代、バブルではまったく何のご利益も役得もなかった私ですが(滝汗)、このキャンティという人気レストランの話は、多分、当時常連客だった伊丹十三氏のエッセイやブルータス(滝汗)あたりで読んでいて、いいなー!と思っていたのだ。このお店を参考にしたイタリアンレストランは多分、日本中に存在するはずだ。
で、話は30年以上ワープするのですが、一週間ほど前に6/1にホテルリソル河原町三条がオープンするという情報をGET。そのホテルのメインダイニングを兼ねたレストランが今回ご紹介する「イル・キャンティ」なのだ。 こちらのお店も、もともとキャンティに居られたシェフが1972年に独立されて渋谷区笹塚の水道通り沿いに開かれたお店が起源で、経営は先のキャンティとは全く別なのですが、こちらは「イタリア式食堂」を名乗るぐっと気軽なお店。
店名が同じなので、その昔、本家分家騒動もあった模様で、こちらの支店は騒動以来、キャンティの前に、「イル」がくっ付いているようです。(ま、キャンティなんて一般名詞を店名にしてしまうと、色々ややこしいことが起こりますな。王将と同じ。。)、で、元祖キャンティのほうは夜¥12500コースから、という高級店なので、我々はこちらのほうがお世話になりそうだと覗きに来てみたのだ。 以上、余談満載でお送りしております。

で、やってきた日曜日、ランチ開店時間の11:30。ホテルの北側にホテルとは別の入り口あり。お店は地下1F。予約無しだったのですが、まだ、それほどアナウンスされていないので、すんなり席確保。

カウンター席の向かい側、入り口わきのボックス風4人掛けテーブルに入れてもらう。この手のレストランとしては超大規模店に入るでしょうな。スタッフは総勢10名近く動かれていそう。キッチンが部屋の中央にあるので、全体は窺い知れないのですが、社長のblogに寄りますと、10人入れる個室的ブースなどもある模様。ホテルの朝御飯会場も兼ねているので、50席以上は楽々ありそう。

メニューはこういう手書き風なフォントで、4人掛けテーブルが1/3は隠れてしまう超でかいものでびっくり。こういう感じの手書きメニューって、昔イタリアンでよく見かけたよねえ、と暫し懐かしモードに突入する中年2名。 あまりにでかいので全体を写すと字が読めませんので、一部拡大のパスタ版。

更にピッツア版。前菜やサラダ類だけで30種類近く、メインメニューも10種類はあるので、ざっと60種類ほどはありますかねえ。更に日替わりの黒板メニューも完備。 九条ネギを使った京都限定メニューもある模様。ランチセットは¥1500で、前菜にサラダ、パスタやグラタンにお茶を合わせたセットも完備。が、昼からアラカルト注文OK!なので、当然呑む気満々な我々だ。

ワインメニューを見せてください!とお願いすると、これまたA3見開きサイズぐらいの巨大なリストを渡される。(写真割愛。。。ま、見て笑ってください。)表紙には「京都一安いイタリアワイン!」との文字が躍る。ハウスワインはボトルで¥1500から、赤白とも30種類以上リストアップされているのが凄いですな。 ¥3000以下で30種類以上から、イタリアワインをチョイスできるお店は初めてかも。 我々は500ccのカラフェ(トスカーナだったような)¥1200でゆるゆるとスタートなり。。。 (向こうに見えているのがその10名入れる個室ブースのようですな・・)

で、「イルキャンティ」で検索すると、100%、このサラダとドレッシングが美味しい!にHITする一押しメニュー、カリブサラダMサイズで¥860なり。ムール貝にアサリ、イカに小エビ、それに飛びっこをあしらっているのですが、確かにドレッシングが美味しい。多分、刻まれた香味野菜類に卵黄とお醤油がポイントだと見た。 どことなく、過去類似のものを食べたことがある懐かしいお味。

本日のアンティパストミストは¥500~、と黒板に大書きしてあったので、盛り合わせは可能ですか?と確認したら¥1230なりでした。多分、ランチセットの前菜もこれと類似メニューだと見た。丸い器に入っているのはトリッパ煮込み。鱧!のエスカベッシュに、ラタトゥイユ、それにキャロットラペ。この人参がどことなく昆布茶的な隠し味がついていて美味しい。

トリッパ用のパンが足らないぜ!と、つい速攻割り込み注文したガーリックトーストで¥380なり。オイルべったべたなのですが、背徳的な旨さですな汗汗。 こういうメニューが、このお店やご本家筋から広がったのなあと思いつつ。

で、先の白が無くなったので、泡ボトルからアスティスプマンテのハーフサイズは¥1900なり。かなりの甘口だったのでも少し辛めのほうが料理には合わせやすいかも!なのですが、泡も4・5種類からチョイス可能だったように記憶。ま、呑み助には選択肢ありすぎ・・。

開店記念で、本日はピッツア半額です!とお聞きして速攻で追加した、桜海老のマルゲリータMサイズで正価¥1100なり。当然ホテルの地下1Fにあるレストランですので、薪窯ではないと思いますが(滝汗)、ちゃんと焼きたてむちむち生地! ニンニクの効いたハバネロソースが添えてあるのが辛いもの好きには嬉しい。

パスタはバジリコMサイズで¥940なり。バジルが日本で手に入れにくいかった時代のレシピでオイル乳化を目指していなくて、ツユだく系なのですが、これもどことなく和のエッセンスを感じる味付けで、これもほのぼの美味しい家庭的な感じ。いやー、お腹パンパンなりでした。
で、ピッツアが半額だったので、以上で¥7624!という超納得価格。いやはや使いやすいですな、こちら。梯子酒の1軒目にも使い良さそうな感じ。カップルで色々食べてみたい人は間違ってもLサイズメニューを注文しないほうが吉!なのですが、運動部系の大学生なら、ぜひLサイズミートソース¥1490一気食いに挑戦してみてくだされ。 (だはは)
基本、小さなお子様が居られるご家族連れに大推薦な一軒なのですが、色々食べてみたいメニューがあるので、またちょくちょく寄らせてもらう予定です。
あ、ちなみに、8月に四条室町にももう一軒、ホテル形態で出店されるようです。 攻めてますな~。こちらで〇曜会の開催予定はないのかなあ、と思った日曜日、でした。(滝汗)
◆イルキャンティ 京都河原町三条店
住所:京都市中京区河原町通三条下ル大黒町59-1
営業時間:6:00〜23:00(予定) 無休 ランチは11:30から
TEL:050-5595-6593
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