cenci (チェンチ)@平安神宮北西側
2016
03
土曜日のランチネタ。
梅雨の晴れ間で、またまた35℃まで気温急上昇な京都、今年初めての蝉の声を聞いた日。FB友のMさんから推薦されていて何回か予約チャレンジしていたイタリアン、チェンチの12:30予約が取れた日なのだ。(というか、Mさんがチェンチに行った日に我々分の予約をとってくれたのだ、ありがとうございます~)

場所は、平安神宮の北西角近く。観光客はあまり近寄らなさそうな場所、且つ思いっきり目立たない外観ですな。オープンして1年半ほどだが、既に京都イタリアンではダントツに食通の人気を集めているお店だと聞いてわくわくとやってきたのだ。
入り口にウエイティングがあって、一段下がったところに2人掛けテーブルを中心にしたフロアが広がっており、天井が非常に高い。一段高いところにキッチンがあり、その前にカウンター席が数席。フロアを挟んで向かいの一段高いところにもグループ客用の8人席が。個室を含め全26席。ゆったり、までは行かないが良い感じのタイト感。お若いシェフに、サービス担当含めスタッフは全8名かな。シェフを含め皆さんお若い。低いフロア側の2人掛けテーブルに案内される。既にほぼ満席だったので店内写真は1枚もありませんが、これは驚くべきスタイリッシュな装置ですな。雰囲気は食べログ等で確認くだされ。
ランチメニューは基本1種類¥5000のみ。前菜が2に、パスタ類が2、メイン1に甘いものが2、というコース構成。とりあえずボーナスも出ましたし(汗)、今日はお昼から呑んじゃうよ~!ということに。

嫁チョイスはBrut Nature Interrotto Furlaniなる泡もの。なんだかふんわりしたデザインのエチケットですが、きりっと辛口で塩気の強そうなものにもシッカリ合いそうな。グラスワインは¥1200~という感じですが、種類はかなり豊富な模様。

私は、最近あちこちで見かける箕面ビールのピルスナー¥800を。あまりに暑かったのでつい。するすると呑めてしまう、嬉しい休日。

で、まずは一皿目。フロマージュブランで和えた細切りヤリイカに合わせるのは、小さく切ったスナップエンドウ・アスパラガス・枝豆・上に乗っかっているのはナマコの卵巣「このこ」をおせんべい状に焼いた的な。全体的に押さえた味わいで、それぞれがちゃんとバランスできていて美味しい。これは冷えた泡とナイスマッチだなぁと、嫁ニコニコ。

シェフご出身のイルギオットーネ的な皿だな、と思ったカルパッチョ。下に敷いてあるのはキュウリとミントをミキシングしたもので、脂ののったツバス(ハマチの小さいの)、それに高知産の小夏みかん、更に上賀茂でとれた叩いたあさかぜ胡瓜を合わせて、という一皿。小夏の果汁をビネガー的に使っていると思うのだが、初夏を思わせる爽やかなお味。美味しいですな。

次は白!と推薦してもらった3本。結局左のChardonnay Petrussa 2013( ヴェネチア産。ややにごり系でコクがあるタイプ)と、まんなかのTufjano I.G.T. Puglia 2014(プーリア産。柑橘系を感じるさらりと呑みやすいタイプ)を頂いた。両方とも¥1200なり。

あー、これは美味しい!と思ったスパゲティ。あさりと三つ葉を使ったオイル系ですが、そこに新ショウガの千切りを加えると、新たな味の地平線が。見た目に花は無いですが(滝汗)、これは二重丸。

で、嫁が私が呑んだのと違うのでしっかり目の白がありますか~!とお願いする。Campania Fiano IGT “Gaia” 2013なり。ご覧のように更ににごり系でしっかりコクのあるタイプで¥1600。

テーブル周りの写真とかを見事に忘れてきた(お隣のテーブルの人が映り込みそうなので・・)のですが、パンも自家製。ソースが良くなじむフォカッチャ、それに写真のライ麦系。

で、これも面白い一品。鮎だしでとったスープがかかっている丸いものは、炊いたもち米、丸麦、トウモロコシの焼きおにぎり的なもので、上に稚鮎で作ったバーニャカウダソース的なものが乗っていて、更に上から炭焼き鮎が乗っかっているというもの。おにぎりを突き崩してリゾットとして頂く趣向。まんま香ばしさ抜群の鮎茶漬け的なものですが、楽しい一皿。

メインは豚なので、軽めからややしっかりまで赤を推薦してください~とお願いしたら、これだけ出てきました汗。嫁はアリアニコが好き!と一番左の、Gioviano Irpinia Aglianico Il Cancelliere を。(カンパーニャ産、コスパ良好、こんど見かけたら買おう)私は、白も呑んだPetrussa Schioppettino di Prepotto2011を。スキオペッティーノなる品種、そんなに甘味の無い感じで呑みやすくて美味しかった。

メインの皿は京都産の高原豚ロースト。大ぶりに切った上賀茂産焼きトマトに万願寺、賀茂ナスを合わせてしっかりトマトソース的に頂く趣向。今までの皿が全部押さえた味だったのに、これは打って変わって塩もしっかり乗せたママン!な味。いやー、これも美味しかったです。皿数があるのに1皿ボリュームが結構しっかりあるので、超~お腹一杯なのだ。(ま、しっかり呑んでいるのもありますが・・・・だはは)

が、当然甘いものは別腹! アーモンド風味のマスカルポーネクリームにアメリカンチェリー、ざくざくクッキー生地的なものを合わせたもの。緑色のはピスタチオ。普通、グラニテ的なさらっとしたものを出しそうに思うのですが、ほんの一口ですが、意外にしっかり味のケーキを食べた感覚。

で、最後に冷たいもので〆る作戦。マンゴープリンに合わせるのは、はっと!目が覚めそうに酸味があるパッションフルーツのソース、それにまろやか~なココナッツのソルベ。しかし最後まで量しっかり! 驚きですな。

で、〆はエスプレッソ。添えられているのが、店名にもなっているチェンチ、なるクッキー的な素朴なお菓子。最後まで大充実でした。
カトラリーを含め食器類が全部国産だったり、色々と拘りバリバリ!なのですが、正統派京野菜イタリアン、という感じで、ある種非常にオーソドックスで安心感アリ。
嫁共々、このスタイリッシュな箱で、¥5000でこの料理が出てきたらそりゃ流行るだろう、と言う感想。んで、我々の場合は呑み代が計¥8400で税サ別なので、〆て¥22000ちょい割れという納得価格。ま、我々が頻繁に来るようなお店ではありませんが、2か月前から予約を受け付けておられるようなので、記念日使いでまた来たいと思います。いやー、よかったなり!
◆cenci (チェンチ)
住所:京都市左京区聖護院円頓美町44-7
営業時間:12:00~15:30(L.O.13:30) 18:00~23:00(L.O.20:00) 月休
TEL:075-708-5307
梅雨の晴れ間で、またまた35℃まで気温急上昇な京都、今年初めての蝉の声を聞いた日。FB友のMさんから推薦されていて何回か予約チャレンジしていたイタリアン、チェンチの12:30予約が取れた日なのだ。(というか、Mさんがチェンチに行った日に我々分の予約をとってくれたのだ、ありがとうございます~)

場所は、平安神宮の北西角近く。観光客はあまり近寄らなさそうな場所、且つ思いっきり目立たない外観ですな。オープンして1年半ほどだが、既に京都イタリアンではダントツに食通の人気を集めているお店だと聞いてわくわくとやってきたのだ。
入り口にウエイティングがあって、一段下がったところに2人掛けテーブルを中心にしたフロアが広がっており、天井が非常に高い。一段高いところにキッチンがあり、その前にカウンター席が数席。フロアを挟んで向かいの一段高いところにもグループ客用の8人席が。個室を含め全26席。ゆったり、までは行かないが良い感じのタイト感。お若いシェフに、サービス担当含めスタッフは全8名かな。シェフを含め皆さんお若い。低いフロア側の2人掛けテーブルに案内される。既にほぼ満席だったので店内写真は1枚もありませんが、これは驚くべきスタイリッシュな装置ですな。雰囲気は食べログ等で確認くだされ。
ランチメニューは基本1種類¥5000のみ。前菜が2に、パスタ類が2、メイン1に甘いものが2、というコース構成。とりあえずボーナスも出ましたし(汗)、今日はお昼から呑んじゃうよ~!ということに。

嫁チョイスはBrut Nature Interrotto Furlaniなる泡もの。なんだかふんわりしたデザインのエチケットですが、きりっと辛口で塩気の強そうなものにもシッカリ合いそうな。グラスワインは¥1200~という感じですが、種類はかなり豊富な模様。

私は、最近あちこちで見かける箕面ビールのピルスナー¥800を。あまりに暑かったのでつい。するすると呑めてしまう、嬉しい休日。

で、まずは一皿目。フロマージュブランで和えた細切りヤリイカに合わせるのは、小さく切ったスナップエンドウ・アスパラガス・枝豆・上に乗っかっているのはナマコの卵巣「このこ」をおせんべい状に焼いた的な。全体的に押さえた味わいで、それぞれがちゃんとバランスできていて美味しい。これは冷えた泡とナイスマッチだなぁと、嫁ニコニコ。

シェフご出身のイルギオットーネ的な皿だな、と思ったカルパッチョ。下に敷いてあるのはキュウリとミントをミキシングしたもので、脂ののったツバス(ハマチの小さいの)、それに高知産の小夏みかん、更に上賀茂でとれた叩いたあさかぜ胡瓜を合わせて、という一皿。小夏の果汁をビネガー的に使っていると思うのだが、初夏を思わせる爽やかなお味。美味しいですな。

次は白!と推薦してもらった3本。結局左のChardonnay Petrussa 2013( ヴェネチア産。ややにごり系でコクがあるタイプ)と、まんなかのTufjano I.G.T. Puglia 2014(プーリア産。柑橘系を感じるさらりと呑みやすいタイプ)を頂いた。両方とも¥1200なり。

あー、これは美味しい!と思ったスパゲティ。あさりと三つ葉を使ったオイル系ですが、そこに新ショウガの千切りを加えると、新たな味の地平線が。見た目に花は無いですが(滝汗)、これは二重丸。

で、嫁が私が呑んだのと違うのでしっかり目の白がありますか~!とお願いする。Campania Fiano IGT “Gaia” 2013なり。ご覧のように更ににごり系でしっかりコクのあるタイプで¥1600。

テーブル周りの写真とかを見事に忘れてきた(お隣のテーブルの人が映り込みそうなので・・)のですが、パンも自家製。ソースが良くなじむフォカッチャ、それに写真のライ麦系。

で、これも面白い一品。鮎だしでとったスープがかかっている丸いものは、炊いたもち米、丸麦、トウモロコシの焼きおにぎり的なもので、上に稚鮎で作ったバーニャカウダソース的なものが乗っていて、更に上から炭焼き鮎が乗っかっているというもの。おにぎりを突き崩してリゾットとして頂く趣向。まんま香ばしさ抜群の鮎茶漬け的なものですが、楽しい一皿。

メインは豚なので、軽めからややしっかりまで赤を推薦してください~とお願いしたら、これだけ出てきました汗。嫁はアリアニコが好き!と一番左の、Gioviano Irpinia Aglianico Il Cancelliere を。(カンパーニャ産、コスパ良好、こんど見かけたら買おう)私は、白も呑んだPetrussa Schioppettino di Prepotto2011を。スキオペッティーノなる品種、そんなに甘味の無い感じで呑みやすくて美味しかった。

メインの皿は京都産の高原豚ロースト。大ぶりに切った上賀茂産焼きトマトに万願寺、賀茂ナスを合わせてしっかりトマトソース的に頂く趣向。今までの皿が全部押さえた味だったのに、これは打って変わって塩もしっかり乗せたママン!な味。いやー、これも美味しかったです。皿数があるのに1皿ボリュームが結構しっかりあるので、超~お腹一杯なのだ。(ま、しっかり呑んでいるのもありますが・・・・だはは)

が、当然甘いものは別腹! アーモンド風味のマスカルポーネクリームにアメリカンチェリー、ざくざくクッキー生地的なものを合わせたもの。緑色のはピスタチオ。普通、グラニテ的なさらっとしたものを出しそうに思うのですが、ほんの一口ですが、意外にしっかり味のケーキを食べた感覚。

で、最後に冷たいもので〆る作戦。マンゴープリンに合わせるのは、はっと!目が覚めそうに酸味があるパッションフルーツのソース、それにまろやか~なココナッツのソルベ。しかし最後まで量しっかり! 驚きですな。

で、〆はエスプレッソ。添えられているのが、店名にもなっているチェンチ、なるクッキー的な素朴なお菓子。最後まで大充実でした。
カトラリーを含め食器類が全部国産だったり、色々と拘りバリバリ!なのですが、正統派京野菜イタリアン、という感じで、ある種非常にオーソドックスで安心感アリ。
嫁共々、このスタイリッシュな箱で、¥5000でこの料理が出てきたらそりゃ流行るだろう、と言う感想。んで、我々の場合は呑み代が計¥8400で税サ別なので、〆て¥22000ちょい割れという納得価格。ま、我々が頻繁に来るようなお店ではありませんが、2か月前から予約を受け付けておられるようなので、記念日使いでまた来たいと思います。いやー、よかったなり!
◆cenci (チェンチ)
住所:京都市左京区聖護院円頓美町44-7
営業時間:12:00~15:30(L.O.13:30) 18:00~23:00(L.O.20:00) 月休
TEL:075-708-5307
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