千登利亭@団栗橋東詰

刀剣乱舞、なるアニメ作品とのコラボ展示があるので、やってくるとえげつない行列(それも半数が30歳以下の女性!)ができていて、入館まで160分!という表示が! が、並んでみると60分ほどで館内に。んー、刀剣の美術的価値や歴史的価値に文句を言うつもりはありませんが、博物館の照明の下でぎらぎらと艶めかしく輝く鋭い刃物を眺めつつ、これは基本、殺人兵器なのだよなあ、と思うと、なかなか微妙な心持ちですな。 で、相方はもう1回平日の空いているときに見に来る!という結論で、1時間も並んでいたのに、結局1時間半ほどで速攻で出てきたのだ汗汗(朝御飯も食べずに出てきたので超!腹が減っていたので・・)
で、京阪七条からとりあえず四条まで出てきて、某餃子店に行こうと四条通から大和大路を下がっていたら、途中でいきなり鯖鮨!が食いたいよね、と相方と意見一致。そう、久々にこのお店前を通ったから。

お店の名前は千登利亭。お店の風情は街のお寿司屋さんという気軽な感じなのですが、ご店主は小泉総理時代に黄綬褒章を頂いた現代の名工。そうだそうだ、今日はここにしようよ!ということに。

以前はカウンター5、4人掛けテーブルが2、というミニマム店だったのですが、テーブル席が2人席×3、4人席×1になってぐっと綺麗になりました。1年ほど前、お店を改装されてから久々の訪問。

中瓶ビール¥700をお願いすると、さっとこういう煮物が突き出しで出てくるのが嬉しいですな。¥2000前後のセットメニューが豊富になっているのですが、我々はついつい単品で食べたいものを食べたいだけ!という作戦。鯖鮨と京風の押し寿司、それに鉄火巻を注文。残念ながら、冬限定メニューの蒸し寿司は来週末から、ということでした。
ご近所の常連さんが飛び込んできて、鯖寿司持ち帰りで2本!とか、どんどんお客様がやってくるのですが、ご夫婦2人で回されているまったり営業。ビールを呑みつつノンビリ待つ楽しみよ。

で、我々の鯖寿司もじゃじゃーんと登場。6貫でハーフサイズ、¥2100なり。久々!なのですが、ついつい頬が緩みます。。

鯖が一番美味しい、脂が乗り切ったシーズン!ではまだありませんが(あと1、2か月ほどですかねえ)、程よい固さで甘味が少々強い寿司飯が絶妙に〆られた鯖と一体化。味付けははっきりで、フレッシュ感のある感じ。いやはや旨い、間違いなく。

これは熱燗のほうが合うよね!と、お願いする。佐々木酒造の古都でした。¥1合¥800なり。

で、じゃじゃんと登場、オリジナルな盛り合わせ。押し寿司が¥1500、鉄火巻が¥930なり。笹の葉を手切り!したと思われるバランで飾られているのが流石ですなあ。

鉄火巻アップ。太巻というほど太くはありませんが、なかなかのしっかり量。

で、押し寿司アップ。茶色いのが超!柔らかい~あなご。それに鯛と木の芽、海老と伊達巻(巻いてないですが)という構成。なんだか、懐かしい中にも旨さが~!的な完璧な布陣。 確実に過去、どこかで食べたような味なのですが超ウマいです。

相方が帰りの支払い中に、壁に掲げているご主人の成果をパチリ。笹の葉を包丁で見事な飾りに仕立てているのだ。非常に細かい仕事にびっくり。
以上、久々の京寿司に大堪能。あまりに旨かったので相方に「今年の冬は、また蒸し寿司巡りする?」と提案してしまう好き度なのですな。(京都で冬に蒸し寿司を出すお店が、私が知る限り10か所+αほどあるのですが、以前、一通り回って紹介した旧blogが消えてしまったので。。) また、蒸し寿司の季節になったら来る予定です~。
◆千登利亭 (ちどりてい)
住所:京都市東山区団栗通大和大路西入ル六軒町203
営業時間:11:00~20:00 木休
TEL:075-561-1907
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