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毎日快晴時折曇天4 京都伏見暮らし

関西系、食い意地blog /スイカ小太郎。

セジールでクリスマスランチ(2)@滋賀県 南草津

2018
29
夏にご縁があり、呑み友になったTNKさん。現在米国在住で、長期休みは京都に帰って来るので、またどこかでご飯しましょうね!と約束していたら、私同様食い意地が張った人なので(汗)、クリスマス休み前にメールで30軒以上あるレストランリストと、どこか予約お願いします~!のメッセが送られてきたのだ。

そのリストの中に、今年行った飲食店で印象に残っている!また行きたい!と思っているお店を3軒挙げよ、と言われたら確実に思い出すお店を発見。お店の名前はセジール。近江牛の熟成肉を扱う精肉店、サカエヤの肉フレンチレストラン。予約取れるのかなあ、と電話したら、12月の夜は全滅だったのですが、クリスマスイブのランチタイムが空いていて、更に夜のアラカルト注文OK!と聞き、速攻で予約をお願いします!と言うことに。ちなみに前回ネタがこちら

セジール1

で、JR南草津駅からタクシーで新興住宅街を横切る緩やかな坂を登っていく。10分ほど、¥1000で到着。10台以上楽々停められるPA完備!ですが、我々はマイカーで来る可能性は非常~に低いですな。向かって左手がレストラン、右手が精肉店のサカエヤになっているのだ。

セジール2

店内に。広々としたお店で、大きな窓から太陽が差し込み、郊外にあるお洒落レストランな雰囲気ですが、以前はなかった針金アートの牛さんの飾り付けがカッコ良いな。ランチ時で8割ほどの入り。クリスマスイブ、という特異日で、当然夜は満席。

セジール3

ランチメニューに目もくれず、食べる気満々な3人。まずはお肉を見て、メインの皿を決めましょうか?とお願いする。

セジール5

いやあ~、凄いプレゼンテーションですな。なんともダイナミック! シェフ自ら説明頂けるのですが、今日は仏産リムーザン牛が売り切れということで、鹿児島の熟成牛、北海道産十勝若牛を各300gということに。

セジール4

で、まずは再会に乾杯!とプロセッコをボトルで貰う。たまに見かける、CANTINE REGIE PROSECCO EXTRA DRYなり。確か¥4500ぐらいだったかな。甘味もありいの、お料理に合わせやすい感じですな。

セジール6

直ぐに先程のお肉をカットし、再度プレゼンテーションしてくれる。右が熟成肉のほう。
で、お肉が焼けるまで時間がかかるので、その間に美味しいお肉系前菜を頂く趣向なのだ。そんなにメニュー数は多くは無いのですが、考えつくされた、肉好きのツボを押さえた構成。 お肉も美味しいのですが、今回、前菜を食べたくてやってきたと言っても過言ではない!のだ。

セジール7

まずは!牛肉のタルタルステーキで¥2200なり。前回頂いて、これは凄いや~!と驚いた一皿。味付けは塩・胡椒に何か香草類、レモン、オリーブオイルぐらいではないかと思うのですが、人肌よりは冷たいのに有り得ない円やかさ。牛脂の処理が多分ポイントではないかと想像するのですが、間違いなく美味しい。もしかして一番合うお酒は日本酒?とか思いますが。。

セジール8

更に、自家製シャルキュトリー盛り合わせは¥2300なり。一番奥がフロマージュ・ド・テッド(豚の煮凝り的な)、時計回りで鶏レバーテリーヌ(非常~に円やか。盛り合わせにのみ登場)、ブータン・ノアール(豚の血と玉ねぎのテリーヌ)、ジャンボン・ブラン(豚ももハム)、パテ・ド・カンパーニュ(豚と鶏レバーテリーヌ)、愛農ナチュラルポークのリエット(塩豚バター的な)という布陣。いやはや、情報量大杉!なのですが、どれも美味しい。個人的には鶏レバーテリーヌにリエットを推薦! 
どれもしっかりした味付けでワインに合うのですが、間違いなくパンとも相思相愛メニューですよねえ。

セジール9

で、パンをお願いすると、熱々がこういう袋に入って出てくるのですな。両方とも重量感のあるしっとり、もっちり系パンでこれまた美味しい。量もしっかりで2つ頼んでしまったので一部お持ち帰りに汗

セジール10

実はセジールでもう一度食べたかったのがこれ。近江牛のステークアッシュで¥1600なり。フランス風ハンバーグということになっているのですが、先ほどのタルタルステーキのような超粗挽き牛肉を練らないでぎゅっと固め、そっと表面だけ焼き色を付けてみました!的な一皿。マッシュポテトの上に鎮座していて、ソースは茸系クリームソース的なもの、という他に類を見ない構成。

セジール11

取り分けた図。回りしか火を入れておらず、それも高温でじゅじゅっと焦げがつくよう瞬間的に、という感じで、中はほんのり温かいぐらい。ここまで一皿の中で温度域の異なる肉が盛られている料理は他に知らない。
「半生のハンバーグなんか食べられないよ!」というような人は100%ダメだと思いますが、なんとも超えげつなく旨しです。こういうのが美味しく食べられる嗜好でよかった!的な。 (余談ですが、個人的には以前ハンバーグに添えていた青粒胡椒は有ったほうが好きです!)
 
 セジール12

で、勿論、赤ワインにスイッチ。熟成牛に合わせたというハウスワインとして出されている一本。スペインの「Venta Las Vacas」なるティンタ・デル・パイス(テンプラニーリョ)100%で、タンニンがつんつんなしっかり濃厚系。確かに肉!肉!という感じ。

で、いよいよあの皿が登場!なのだ。

セジール13

じゃじゃーんと登場、牛肉の炭火焼。滋賀の野菜類もしっかり盛り込まれているのが嬉しい。実は前回訪問は2月で、野菜は様々なジャガイモ類、それにゆり根がしっかり盛り込まれていたので、野菜は食べられずにギブアップ!状態だったのですが(かなりの量お持ち帰りに・・・汗)、今回は様々なカラー大根類や蕪に、焼き色が付かない程度に火を入れている。 塩だけ!というシンプルな味付けなのですが、野菜の自然の甘味を感じられ非常に美味しい。野菜も一切れも残さず頂けました。

セジール14

お肉も塩・胡椒だけ!という超シンプル、且つ焼き手の腕が問われるレシピなのですが、ま、御覧の通り!なのだ。右手は熟成肉で、肉のお味濃密、脂身も好きだ~! いやー、旨くないわけがないわけで。こちらが¥2400/100gですな。

セジール15

こちらはミルキーで若牛!的なフレッシュさを感じるお味ですが、これもまた違った方向性・食感で美味しい。¥2300/100gなり。いやはや、お腹パンパン!、流石の満足感!。

セジール16

が、デザートは別腹。¥1800で盛り合わせがあったので注文したら、こんな状態。クリスマスメニューですかねえ。どれも素朴で美味しいのだ。やりますな~!
 
セジール17


で、私は珈琲、2人は紅茶で超重量級、充実ランチ完了(滝汗)。 いやはや、お腹ははち切れんばかり! 以上でボトル2本あけて1人¥12000ほどという大納得価格。流石に晩御飯は不要でした。 また機会を作って何回もやってきたいなあ、という感想。ご馳走様でした!


◆セジール(SAISIR)
住所:滋賀県草津市追分南5-11-13
営業時間:11:30~14:00(L.O) 18:00~21:00(L.O) 月休・最終火休
TEL:077-561-3329


おまけネタ。結局、我々が最終のランチ客で(夜メニューを食べていたのが我々だけだったので)、折角なのでお隣で何かお土産を買おうということに。

セジール18

高級精肉店なのですが、我々が買えるものも沢山あります。まずは・・

セジール19

FB友が食べていてこれは食べてみたいな~なる「ホルソバ」なる、牛ホルモン入り焼きそばキットを。焼肉タレのような味付けなのですが、茹でるところから調理する存在感バリバリの太麺が超ウマです。¥1980とお安くは有りませんが、4人前あるのでご家族でどうぞ。

セジール20

で、牛スジを発見したので速攻購入。¥250/100gなので、良心的~! あるだけ買おうと思ったら2kg以上あったので、1/3ほど購入。当日中に円やかな、高級牛スジカレーに化けました。明日の年末恒例の某会に持ち込む予定です!。
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