京料理 かじ@丸太町通小川東入ル南側
2019
31
相方と週末の食べ歩きを始めてざっと17年ほどになるのですが、当初はイタリアンやフレンチに洋食店など、ワインを呑みにいけるお店が中心で、和食はうどん蕎麦鰻にお安い寿司などお手頃店ばかりだった我が家。どうも、和食店は肩が凝るというか敷居が高くて、お値段もそれなりにという印象。
8年前に、和食の国京都に越してきて、歳相応にちゃんとした和食店も覗いてみよう!ということに。で、予算の関係(滝汗)で大体¥5000ランチを出されている正統派和食店制覇(いや、無理なのですが汗)を目指したのですが、2年で20軒ほど回ったところで、なんだか妙に納得してしまい、それ以来また和食店から疎遠に。(居酒屋っぽいところや、数軒出来たお気に入り店には再訪しておりますが。)
で、先日の宴会で、スイカさん!ミシュラン店の山○○とか行かれないのですか!という話になったのですが、客単価¥3万の店に1回行くなら、¥1万の店に3回行きたい!という行動原理で動いている(単に予算が無いのですが汗)ので必然的にミシュラン星付き店は避ける傾向になりますよね~、と説明したのだ。(ミシュランより先に、評判が高まりそうなお店を鼻で探し当てたい、というのもあります。)
とはいえ、京都では最近、加速度的に新しい和食店が増えてきているのと、前回和食ランチめぐりで行けていない定番店が気になっていたので、今年は再び¥5000ぐらいの和食ランチ巡りをしようと思い付いたのですな。
既に以前の和食店書き込みはほぼ消えておりますので、前回のお店巡りではミシュランに基準がなかったビブグルマン的なお店を集中的に回ってみようと考えております。宜しくお付き合い下さい~。(長い前説汗汗)

その第一段、やってきたのは丸太町通を烏丸通から随分西に。「京料理店 かじ」が、今回のターゲット。旅行雑誌にも良く紹介されている有名店。とは言え、ランチは¥3900からというお手軽価格で頂ける60席もある大きな店。当日朝、上に書いてあるようなことを思い付いてから電話し席確保。開店時間ほぼピタリに到着。

靴を脱いで店内に。一階はキッチンに向かうカウンター席が8席ほど。ゆったりした空間ですな。カウンター内に板前さんが一人黙々と、鉢を並べて手際良く刺身の盛りつけ中。眺めていると鉢の総数からざっと計30名、うち¥3900以上のコースを注文されていたのが8名、というところ。
カウンター席の後ろが個室に向かう通路になっていて、ご家族なのかご年輩者を含む数名のグループが奥へ奥へ。前日夜、久々の雪模様だった京都ですが、そんな日でも人気なのだ。

まずは、柚を使った食前酒からスタートなり。ハッとする!刺激的な酸っぱ甘さですな。

いつものパターンで直ぐ、日本酒メニューを見せて頂く。なかなか種類豊富。県外から来られた方用に京都産が半分、残りの半分が人気の県外産というラインナップ。(字が小さいので、詳細は我がFBページまでどうぞ汗)

で、京都産はいつでも飲めるので、富山の勝駒大吟醸¥1300からスタートなり。グラスも切子で可愛らしいのをお使いで。するるとと喉の奥に落ちていく滑らかで雑味の少ないお酒なのだ。

まずは八寸。テーマは節分ですね。右手にはクワイに金時にんじんの厚焼き卵、梅花を象った酒粕と伸し梅、柚椀に白キクラゲ、サーモンホソ巻きに、白身魚の南蛮漬け的なものなどが。

左の小鉢には海苔風味の寄せ豆腐に数の子海苔餡、丸い豆鉢には海鼠みぞれ合え、おかめの豆鉢を開けると、煎り大豆とそら豆、それに鰯の旨煮。んー、これは日本酒!という感じ。先程の板前さんの説明が非常~に丁寧なのですが、情報量が大杉で付いていけません汗。

お次は椀物で、四角い黄色い豆腐状のものは蛤しんじょう。旨味濃厚! それに千切りかぶらを合わせて薄くず仕立てにしているのですが、柚子が効いたはんなりした良いお味。

お刺身は、鰆の焼き霜、鯛、鰤、甘海老、汲み上げ湯葉という布陣。小さなキューブは、タマに和食店でお見かけしますが、天草を固めたもので邪気を払う意味があるそうな。(名前失念。)お味はこれは凄い!では無いのですが、普段使いの美味しさ。

お次は、真鱈から揚げと蒸し白菜のポン酢卸しあんかけ。かなり酸っぱい目の味付けで小洒落た居酒屋で出てきそうな一品ですな。美味しいです!。

お次はグッと正統派和食にシフト。蟹みそ豆腐に蟹身をしっかり乗せて上から生姜風味のジュレという間違いない一品。茹で三ツ葉の風味とシャキシャキした食感がアクセント。

炊き合わせは、聖護院大根ゆず味噌、九条ネギ、蓮根、金時人参なり。これもはんなりしたお出汁が京都だな~という感じ。九条ネギがいい味を出しております。

最後に食事で、少な目にお願いした炊き立て白ご飯と香の物、それに歯ごたえの良い海藻入り赤出汁で〆。いやーちゃんとしておりますなあ。

で、つい、こんな事をしてみたりとか。汗汗

甘いものもちゃんとスタンバイ。三種類からチョイス出来て、私は柿のシャーベットを。上から林檎ジャムのエスプーマが掛けてあるのがお洒落。下に見える、まるでこんにゃくのような物は黒豆ゼリー。最後までチャンとしておりました。
二人で二合呑んで、量的にも多すぎもせず、程良い感じ。(若い人にはちょい少ない?)
が、これで¥9900という非常に使いやすい一軒。京都御苑南西角から徒歩10分ほどと観光地にも近く、和食店に行きなれている人には、新たな感動は無いかも?ですが、高いコース程お得らしいですな。 ランチは和食初心者でも気軽に行けるのは二重丸。たまのしっかり目和食ランチには良いかもです。ご馳走さまでした~!
◆京料理 かじ
住所:京都市中京区丸太町通小川東入ル南側
営業時間:12:00~14:00まで入店:17:30~21:00まで入店 水休
TEL:050-5595-0238

食後は京都御苑まで散歩。梅園の早咲きの梅がもう満開! 京都御苑の中に無料で入れることに気が付いて、1時間ほどかけ見学してまったり~(週末は、ほぼ無料見学解放中のようです) 良き休日になりました。
8年前に、和食の国京都に越してきて、歳相応にちゃんとした和食店も覗いてみよう!ということに。で、予算の関係(滝汗)で大体¥5000ランチを出されている正統派和食店制覇(いや、無理なのですが汗)を目指したのですが、2年で20軒ほど回ったところで、なんだか妙に納得してしまい、それ以来また和食店から疎遠に。(居酒屋っぽいところや、数軒出来たお気に入り店には再訪しておりますが。)
で、先日の宴会で、スイカさん!ミシュラン店の山○○とか行かれないのですか!という話になったのですが、客単価¥3万の店に1回行くなら、¥1万の店に3回行きたい!という行動原理で動いている(単に予算が無いのですが汗)ので必然的にミシュラン星付き店は避ける傾向になりますよね~、と説明したのだ。(ミシュランより先に、評判が高まりそうなお店を鼻で探し当てたい、というのもあります。)
とはいえ、京都では最近、加速度的に新しい和食店が増えてきているのと、前回和食ランチめぐりで行けていない定番店が気になっていたので、今年は再び¥5000ぐらいの和食ランチ巡りをしようと思い付いたのですな。
既に以前の和食店書き込みはほぼ消えておりますので、前回のお店巡りではミシュランに基準がなかったビブグルマン的なお店を集中的に回ってみようと考えております。宜しくお付き合い下さい~。(長い前説汗汗)

その第一段、やってきたのは丸太町通を烏丸通から随分西に。「京料理店 かじ」が、今回のターゲット。旅行雑誌にも良く紹介されている有名店。とは言え、ランチは¥3900からというお手軽価格で頂ける60席もある大きな店。当日朝、上に書いてあるようなことを思い付いてから電話し席確保。開店時間ほぼピタリに到着。

靴を脱いで店内に。一階はキッチンに向かうカウンター席が8席ほど。ゆったりした空間ですな。カウンター内に板前さんが一人黙々と、鉢を並べて手際良く刺身の盛りつけ中。眺めていると鉢の総数からざっと計30名、うち¥3900以上のコースを注文されていたのが8名、というところ。
カウンター席の後ろが個室に向かう通路になっていて、ご家族なのかご年輩者を含む数名のグループが奥へ奥へ。前日夜、久々の雪模様だった京都ですが、そんな日でも人気なのだ。

まずは、柚を使った食前酒からスタートなり。ハッとする!刺激的な酸っぱ甘さですな。

いつものパターンで直ぐ、日本酒メニューを見せて頂く。なかなか種類豊富。県外から来られた方用に京都産が半分、残りの半分が人気の県外産というラインナップ。(字が小さいので、詳細は我がFBページまでどうぞ汗)

で、京都産はいつでも飲めるので、富山の勝駒大吟醸¥1300からスタートなり。グラスも切子で可愛らしいのをお使いで。するるとと喉の奥に落ちていく滑らかで雑味の少ないお酒なのだ。

まずは八寸。テーマは節分ですね。右手にはクワイに金時にんじんの厚焼き卵、梅花を象った酒粕と伸し梅、柚椀に白キクラゲ、サーモンホソ巻きに、白身魚の南蛮漬け的なものなどが。

左の小鉢には海苔風味の寄せ豆腐に数の子海苔餡、丸い豆鉢には海鼠みぞれ合え、おかめの豆鉢を開けると、煎り大豆とそら豆、それに鰯の旨煮。んー、これは日本酒!という感じ。先程の板前さんの説明が非常~に丁寧なのですが、情報量が大杉で付いていけません汗。

お次は椀物で、四角い黄色い豆腐状のものは蛤しんじょう。旨味濃厚! それに千切りかぶらを合わせて薄くず仕立てにしているのですが、柚子が効いたはんなりした良いお味。

お刺身は、鰆の焼き霜、鯛、鰤、甘海老、汲み上げ湯葉という布陣。小さなキューブは、タマに和食店でお見かけしますが、天草を固めたもので邪気を払う意味があるそうな。(名前失念。)お味はこれは凄い!では無いのですが、普段使いの美味しさ。

お次は、真鱈から揚げと蒸し白菜のポン酢卸しあんかけ。かなり酸っぱい目の味付けで小洒落た居酒屋で出てきそうな一品ですな。美味しいです!。

お次はグッと正統派和食にシフト。蟹みそ豆腐に蟹身をしっかり乗せて上から生姜風味のジュレという間違いない一品。茹で三ツ葉の風味とシャキシャキした食感がアクセント。

炊き合わせは、聖護院大根ゆず味噌、九条ネギ、蓮根、金時人参なり。これもはんなりしたお出汁が京都だな~という感じ。九条ネギがいい味を出しております。

最後に食事で、少な目にお願いした炊き立て白ご飯と香の物、それに歯ごたえの良い海藻入り赤出汁で〆。いやーちゃんとしておりますなあ。

で、つい、こんな事をしてみたりとか。汗汗

甘いものもちゃんとスタンバイ。三種類からチョイス出来て、私は柿のシャーベットを。上から林檎ジャムのエスプーマが掛けてあるのがお洒落。下に見える、まるでこんにゃくのような物は黒豆ゼリー。最後までチャンとしておりました。
二人で二合呑んで、量的にも多すぎもせず、程良い感じ。(若い人にはちょい少ない?)
が、これで¥9900という非常に使いやすい一軒。京都御苑南西角から徒歩10分ほどと観光地にも近く、和食店に行きなれている人には、新たな感動は無いかも?ですが、高いコース程お得らしいですな。 ランチは和食初心者でも気軽に行けるのは二重丸。たまのしっかり目和食ランチには良いかもです。ご馳走さまでした~!
◆京料理 かじ
住所:京都市中京区丸太町通小川東入ル南側
営業時間:12:00~14:00まで入店:17:30~21:00まで入店 水休
TEL:050-5595-0238

食後は京都御苑まで散歩。梅園の早咲きの梅がもう満開! 京都御苑の中に無料で入れることに気が付いて、1時間ほどかけ見学してまったり~(週末は、ほぼ無料見学解放中のようです) 良き休日になりました。
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