宮津アチェートへ大人の遠足(1)@2019/4/13
2019
15
昨年12月、宮津のイタリアン「aceto」 (アチェート)にYZRさんの紹介&運転で行ったネタはこちらに書いたのですが、 これは凄いお店だ!と残りのメンバーも大納得し、再訪しようという作戦を立て始めた12月。で、どうせならマイクロバスを借りて大勢で行けないかな?!と言い出したMNさん。で、いつものように相方と一緒に副幹事をお引き受けしたのだ。
日本酒会でお世話になっている某観光会社勤務のTZさんに、マイクロバスの運転をお願いできませんか!と相談したら、面白いですね!と速攻で快諾頂けて、実現する運びに。結局、1月からバスのレンタルやらの準備を開始し、京都市内でマイクロバスが借りられそうなレンタカー屋さんに見積もりを取りまくって結局、京都駅八条口側にある日産レンタカーにお願いすることに。
当日は朝から快晴! 我々とMNさんの声掛けで集まった好き者は21名。 この2週間ほど朝夕、冷え込んでいるおかげで、桜もまだ見ごろという絶好の遠足日和に。 Kyotopiには移植できなさそうな、三部作のやたら大作になるネタですので、宜しくお願いいたします。 (また、今後こういうのをやりそうなので、覚書代わりなのですが汗)

バスのレンタルは朝10:00から夜10:00までのジャスト12時間。で、折角なのでバスをフル活用しよう!ということで、MNさんに見学場所への交渉をお願いし、こういうコースになったのだ。まさに遠足ですな汗。

日産レンタカーでバスを借り、10:10には無事京都駅を出発。こちらが今回レンタルしたマイクロバス、日産「シビリアン」ガソリンエンジン仕様。 21人なら補助席不使用でOK。当然ナビ・ETC付き。四合瓶が6本入りそうな冷蔵庫はあるのですが、バスガイドごっこが出来るマイクが無いのが少々残念。帰ってきて確認したらリッター4kmほどでした。(レンタカーショップでは、燃費は3kmという話だったので、某観光会社で安全指導員までやられている優良ドライバー、TZさんの運転技術のおかげですな)

うららかな春の陽気の中、京都縦貫自動車道を北へ北へ。1時間ほどで第一チェックポイント、京丹波にある「味夢の里」なる道の駅でトイレ休憩。京丹波のおみやげ物が非常に充実しているので、私は非常に好きな道の駅。それと・・・

パーキングエリアではなく道の駅なので、自動車道にあるのにアルコールの販売がOKなんだそうです。(TZさん談)。早速、京丹波地ビール¥500でまったりモードになるメンバー。(私もですが汗汗) 野菜類の販売もあり、丁度旬の筍が激安だったりするので、激お土産購入モード!の人も多数。

10分ほど予定よりも早めに、第二チェックポイントの舞鶴港とれとれセンターに到着。高速道路が繋がったおかげで、舞鶴まで2時間足らずでやってこれるのだ。こちらも道の駅ですが、名前の通り、魚介類のおみやげ物が非常に豊富な人気の市場的施設ですな。

帰りのバス中で予算残額でビンゴをするので、それに使う用の景品を買って、あと、この次の工程に「日本酒試飲」があるので、その前に軽く何かお腹に入れておこうということに。

海鮮丼やら、寿司など魅惑のメニューが並ぶのですが、何せアチェートで超ボリューム大ディナー!になるのが明白なので、皆さんには「あまり沢山食べてはいけない!」と釘を刺しているだ。軽めに炙りものでも食べようということに。季節の海産物が並んでいてとても美味しそう。

FKOさんが挑戦したらしい、京丹後の春の風物詩、イサザの踊り食いが¥500なり。(流石に、これは日本酒ですよねえ)
この季節、京都市内の割烹や居酒屋でも出されているお店がありますな。

で、MDRさんと一緒に、こういうものとビール少々(汗)で、大人の遠足気分大満喫! 時間待ちのダレなく50分で次の工程に。

第三チェックポイントに向かう途中で、車中から撮影出来た奇跡の一枚。 由良川に掛かる京丹後鉄道宮舞線の鉄橋「由良川橋梁」なり。電車が走っていれば更に絵になりますが、電車の運行が1時間に数本なので、それに出くわすのは無理がありますな汗汗。しかしまあ、見事にいいお天気になったのだ。

で、第三チェックポイント、ハクレイ酒造なり。10分前倒しで到着したので、停車時間は50分。酒蔵見学は本来は30分はかかるそうなのですが、店員さんにMNさんが「買い物の時間を多くしたいので、酒蔵見学は短縮版でお願いします!」と無理を言ったので、15分ほどの超爆速見学になるのだ汗汗。店員さん、かなりイラっと来ている模様。で、ショップの建物内(真裏)が酒蔵になっているのに驚きますな。

既に仕込みは終わっているので、御覧のホーロー引き鉄タンクでじわじわと日本酒が醸されている。エアコン無しなのにひんやりと涼しい酒蔵。タンクには酒造りの神様、松尾大社のお札が貼ってある。 昭和30年代の鉄タンクがほとんどで、「タンクに振動を与えないでください」と書いてあるのに、ガーンと叩いてしまう人が係の人に超怒られる(滝汗)

で、試飲販売に群がるメンバー。香田や酒呑童子は京都市内でもメジャーな宮津の地酒ですが、通常の販売ルートでは出していない、ここだけのお酒が沢山ある酒蔵なので、皆さん色々と買われていたようです。我々以外のお客さんも結構沢山来られている。

皆さん、沢山買われていたので先ほどの件でカリカリしていた係の人のご機嫌も治ったかな汗汗。で、いよいよ本日のメインイベント「アチェート」を経営する御酢蔵「飯尾醸造」に向かうのだ。

想像以上に立派な建物でびっくり。こちらが第四チェックポイント、富士酢で有名な飯尾醸造。米酢を作るために自社生産で無農薬のコシヒカリ栽培から手掛けている、昔ながらの製造方法でお酢を生産している、日本でも稀有な御酢蔵なのだ。

中に入っても想像以上に立派。儲かっておられますな。この奥でプロジェクターを使って蔵人頭さん自ら説明して頂いたのだ。2チームに分かれて御酢蔵見学・試飲ツアーということに。

自社生産の無農薬コシヒカリは、田植えや刈り取りの際にボランティアの参加を呼び掛けておられるのですが、今回お邪魔したメンバーに、その刈り取りに家族で参加された方!が居られて、プレゼンの動画でドローンで空撮されているのを発見し、大盛り上がりになる我々。

で、御酢蔵を見学。見学通路でも、香りの濃度の濃いところは鼻の奥にぐっと刺さるようなお酢の香りが。蔵人頭さんは「もう我々は慣れてしまっているので見学通路ではわからないですね」とのこと。とは言え、嫌な臭いではありませんが。
米酢製造プロセスの前半は、日本酒造りと全く同じ。違いは米を磨かない(吟醸酒ではない)こと。玄米を削らないので、体に良い商品にするためには自然と無農薬米を使う、という発想になったそうです。
で、日本酒を醸して出来たアルコールに酢酸菌を働かせて酢酸発酵させて、アルコールを酢酸に置換するのですな。特に種菌があるわけでなく、他のタンクから網で菌をすくってきて、新しいタンクに移すのだそうです。自家製ヨーグルトのような手法。

で、これは前回ネタでも書いたのですが、通常、米を原料とするお酢に「米酢」と表示するには、JAS規格では酢1リットルで最低40gの米を使えば良いらしいのですが、富士酢赤ラベルはその5倍の200g、プレミアムは8倍の320g!も使っているそうです。その見てわかる説明教材がこちら。飯尾醸造の重要な企業方針の一つが「良いものを作るためには良い材料をケチらないで使う」なんでしょうな。そういう気配が説明のあちこちから感じられました。

国内の高級鮨店で使われている富士酢ですが、紫芋を使った「紅芋酢」も最近の一押し商材のようで、その生産プロセスも見せてもらいました。

巨大な搾槽で、お酢が正に搾られ中。しとしととステンレスのボールに落ちるお酢がなんだか尊いのだ。

で、御酢蔵見学の後は、初めに入った部屋で飯尾醸造会長が自ら試飲ナビゲーションをして頂ける。会長の御歳は70才を少々オーバーされているのですが、セーターに細身のジーンズをしゃらっと履いているラフなスタイルで、有りえないほどお若くて、これが紅芋酢の効果か!?と思ってしまうほど。

味見したアイテム。やはり現在の一押しは紅芋酢。抗酸化作用がある成分「アントシアニン」が非常に豊富で、8倍に薄めて飲むと、血中コレステロールが正常値になったり、内臓脂肪が減少したり効能があるとのご説明でした。(病院や医療系研究所とタイアップして、色々データを取られているのが凄いです)
で、会長は、平日会社に出社するとかならず紅芋酢を希釈したものを呑まれているそうで、お肌つやつや、髪つやつや!で、正に動く広告塔状態。で、これは何か効果がありそうだなあ!と帰りに併設されたショップで買ってしまう人多数(我々も。。。すのもの酢も買いました汗)。説明トークも非常にお上手ですな。ちなみに紅芋酢は、京都市内では八百一、藤井大丸でも販売されています。
で、MNさんの事前交渉のおかげで、興味深い工程を色々見せて頂けて一同大満足。お次はここから車で15分、本日のメインイベント!「アチェート」に出発なのだ。その2に続きます!
日本酒会でお世話になっている某観光会社勤務のTZさんに、マイクロバスの運転をお願いできませんか!と相談したら、面白いですね!と速攻で快諾頂けて、実現する運びに。結局、1月からバスのレンタルやらの準備を開始し、京都市内でマイクロバスが借りられそうなレンタカー屋さんに見積もりを取りまくって結局、京都駅八条口側にある日産レンタカーにお願いすることに。
当日は朝から快晴! 我々とMNさんの声掛けで集まった好き者は21名。 この2週間ほど朝夕、冷え込んでいるおかげで、桜もまだ見ごろという絶好の遠足日和に。 Kyotopiには移植できなさそうな、三部作のやたら大作になるネタですので、宜しくお願いいたします。 (また、今後こういうのをやりそうなので、覚書代わりなのですが汗)

バスのレンタルは朝10:00から夜10:00までのジャスト12時間。で、折角なのでバスをフル活用しよう!ということで、MNさんに見学場所への交渉をお願いし、こういうコースになったのだ。まさに遠足ですな汗。

日産レンタカーでバスを借り、10:10には無事京都駅を出発。こちらが今回レンタルしたマイクロバス、日産「シビリアン」ガソリンエンジン仕様。 21人なら補助席不使用でOK。当然ナビ・ETC付き。四合瓶が6本入りそうな冷蔵庫はあるのですが、バスガイドごっこが出来るマイクが無いのが少々残念。帰ってきて確認したらリッター4kmほどでした。(レンタカーショップでは、燃費は3kmという話だったので、某観光会社で安全指導員までやられている優良ドライバー、TZさんの運転技術のおかげですな)

うららかな春の陽気の中、京都縦貫自動車道を北へ北へ。1時間ほどで第一チェックポイント、京丹波にある「味夢の里」なる道の駅でトイレ休憩。京丹波のおみやげ物が非常に充実しているので、私は非常に好きな道の駅。それと・・・

パーキングエリアではなく道の駅なので、自動車道にあるのにアルコールの販売がOKなんだそうです。(TZさん談)。早速、京丹波地ビール¥500でまったりモードになるメンバー。(私もですが汗汗) 野菜類の販売もあり、丁度旬の筍が激安だったりするので、激お土産購入モード!の人も多数。

10分ほど予定よりも早めに、第二チェックポイントの舞鶴港とれとれセンターに到着。高速道路が繋がったおかげで、舞鶴まで2時間足らずでやってこれるのだ。こちらも道の駅ですが、名前の通り、魚介類のおみやげ物が非常に豊富な人気の市場的施設ですな。

帰りのバス中で予算残額でビンゴをするので、それに使う用の景品を買って、あと、この次の工程に「日本酒試飲」があるので、その前に軽く何かお腹に入れておこうということに。

海鮮丼やら、寿司など魅惑のメニューが並ぶのですが、何せアチェートで超ボリューム大ディナー!になるのが明白なので、皆さんには「あまり沢山食べてはいけない!」と釘を刺しているだ。軽めに炙りものでも食べようということに。季節の海産物が並んでいてとても美味しそう。

FKOさんが挑戦したらしい、京丹後の春の風物詩、イサザの踊り食いが¥500なり。(流石に、これは日本酒ですよねえ)
この季節、京都市内の割烹や居酒屋でも出されているお店がありますな。

で、MDRさんと一緒に、こういうものとビール少々(汗)で、大人の遠足気分大満喫! 時間待ちのダレなく50分で次の工程に。

第三チェックポイントに向かう途中で、車中から撮影出来た奇跡の一枚。 由良川に掛かる京丹後鉄道宮舞線の鉄橋「由良川橋梁」なり。電車が走っていれば更に絵になりますが、電車の運行が1時間に数本なので、それに出くわすのは無理がありますな汗汗。しかしまあ、見事にいいお天気になったのだ。

で、第三チェックポイント、ハクレイ酒造なり。10分前倒しで到着したので、停車時間は50分。酒蔵見学は本来は30分はかかるそうなのですが、店員さんにMNさんが「買い物の時間を多くしたいので、酒蔵見学は短縮版でお願いします!」と無理を言ったので、15分ほどの超爆速見学になるのだ汗汗。店員さん、かなりイラっと来ている模様。で、ショップの建物内(真裏)が酒蔵になっているのに驚きますな。

既に仕込みは終わっているので、御覧のホーロー引き鉄タンクでじわじわと日本酒が醸されている。エアコン無しなのにひんやりと涼しい酒蔵。タンクには酒造りの神様、松尾大社のお札が貼ってある。 昭和30年代の鉄タンクがほとんどで、「タンクに振動を与えないでください」と書いてあるのに、ガーンと叩いてしまう人が係の人に超怒られる(滝汗)

で、試飲販売に群がるメンバー。香田や酒呑童子は京都市内でもメジャーな宮津の地酒ですが、通常の販売ルートでは出していない、ここだけのお酒が沢山ある酒蔵なので、皆さん色々と買われていたようです。我々以外のお客さんも結構沢山来られている。

皆さん、沢山買われていたので先ほどの件でカリカリしていた係の人のご機嫌も治ったかな汗汗。で、いよいよ本日のメインイベント「アチェート」を経営する御酢蔵「飯尾醸造」に向かうのだ。

想像以上に立派な建物でびっくり。こちらが第四チェックポイント、富士酢で有名な飯尾醸造。米酢を作るために自社生産で無農薬のコシヒカリ栽培から手掛けている、昔ながらの製造方法でお酢を生産している、日本でも稀有な御酢蔵なのだ。

中に入っても想像以上に立派。儲かっておられますな。この奥でプロジェクターを使って蔵人頭さん自ら説明して頂いたのだ。2チームに分かれて御酢蔵見学・試飲ツアーということに。

自社生産の無農薬コシヒカリは、田植えや刈り取りの際にボランティアの参加を呼び掛けておられるのですが、今回お邪魔したメンバーに、その刈り取りに家族で参加された方!が居られて、プレゼンの動画でドローンで空撮されているのを発見し、大盛り上がりになる我々。

で、御酢蔵を見学。見学通路でも、香りの濃度の濃いところは鼻の奥にぐっと刺さるようなお酢の香りが。蔵人頭さんは「もう我々は慣れてしまっているので見学通路ではわからないですね」とのこと。とは言え、嫌な臭いではありませんが。
米酢製造プロセスの前半は、日本酒造りと全く同じ。違いは米を磨かない(吟醸酒ではない)こと。玄米を削らないので、体に良い商品にするためには自然と無農薬米を使う、という発想になったそうです。
で、日本酒を醸して出来たアルコールに酢酸菌を働かせて酢酸発酵させて、アルコールを酢酸に置換するのですな。特に種菌があるわけでなく、他のタンクから網で菌をすくってきて、新しいタンクに移すのだそうです。自家製ヨーグルトのような手法。

で、これは前回ネタでも書いたのですが、通常、米を原料とするお酢に「米酢」と表示するには、JAS規格では酢1リットルで最低40gの米を使えば良いらしいのですが、富士酢赤ラベルはその5倍の200g、プレミアムは8倍の320g!も使っているそうです。その見てわかる説明教材がこちら。飯尾醸造の重要な企業方針の一つが「良いものを作るためには良い材料をケチらないで使う」なんでしょうな。そういう気配が説明のあちこちから感じられました。

国内の高級鮨店で使われている富士酢ですが、紫芋を使った「紅芋酢」も最近の一押し商材のようで、その生産プロセスも見せてもらいました。

巨大な搾槽で、お酢が正に搾られ中。しとしととステンレスのボールに落ちるお酢がなんだか尊いのだ。

で、御酢蔵見学の後は、初めに入った部屋で飯尾醸造会長が自ら試飲ナビゲーションをして頂ける。会長の御歳は70才を少々オーバーされているのですが、セーターに細身のジーンズをしゃらっと履いているラフなスタイルで、有りえないほどお若くて、これが紅芋酢の効果か!?と思ってしまうほど。

味見したアイテム。やはり現在の一押しは紅芋酢。抗酸化作用がある成分「アントシアニン」が非常に豊富で、8倍に薄めて飲むと、血中コレステロールが正常値になったり、内臓脂肪が減少したり効能があるとのご説明でした。(病院や医療系研究所とタイアップして、色々データを取られているのが凄いです)
で、会長は、平日会社に出社するとかならず紅芋酢を希釈したものを呑まれているそうで、お肌つやつや、髪つやつや!で、正に動く広告塔状態。で、これは何か効果がありそうだなあ!と帰りに併設されたショップで買ってしまう人多数(我々も。。。すのもの酢も買いました汗)。説明トークも非常にお上手ですな。ちなみに紅芋酢は、京都市内では八百一、藤井大丸でも販売されています。
で、MNさんの事前交渉のおかげで、興味深い工程を色々見せて頂けて一同大満足。お次はここから車で15分、本日のメインイベント!「アチェート」に出発なのだ。その2に続きます!
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