日本料理 藤井でお昼ご飯(2)@鹿ケ谷通
2019
28
2019年は最近ご無沙汰気味の和食店巡りをしよう!と決めて、¥5000ぐらいランチ巡りネタ2019年版を開始したのですが、その1がかじ、その2が観山、更にその3がいいもり、それにその4が悠々、その5がさかい、その6は藤井、で、ラストがその7の花鏡まで行って3月になり、そこから出張やらなにやらで一時休止状態に。
で、久々に何店か覗いてみたいお店が堪ってきたので電話するのですが、これが見事にことごとく1週間前予約ではNG。流石4月~8月のオンシーズンの和食店は予約が取れないな!と恐れ入ったのだ。で、思いついて上記でもう一度行ってみたいお店は!と相方に聞いてみたら、一軒目が観山で、前回お得ですよ!と勧めて頂いた¥8000のを食べる!だったのですが、見事にNG(微泣)。で、次に思いついた藤井の予約がスパーン!と取れたのだ。 ミシュラン★付き店ですが、タイミングはあるわけで。

こちらの席が取りやすいのは、やはり足の問題でしょうな。哲学の道まですぐそばの立地。我々は京阪出町柳からタクシーでほぼ¥1000。 前回訪問は3月初旬で、そろそろ早咲きの桜のつぼみが膨らむ少々寒い季節だったので、どういう献立かなあと、わくわくと店内に。

カウンターが6席、それ以外に個室が2つあり、先客は女性カップル2人、それに奥の個室に常連さんが3名、かな。すっきりとした清々しい雰囲気の店内をしゃきしゃきと動く和久傳ご出身の御店主。奥の調理場にも何人か、と言う状況。カウンター席に入れて頂く。非常に話しかけやすいタイプの御店主ですので、カウンターでも緊張感なくくつろげるのだ。

前回は桜だったのですが、今回も見事な生け花。唐辛子? なのか赤くて丸いのが可愛らしいですな。
ちなみにお昼は¥4500と¥6000の二種で、前回と同じなのは面白くないなあと、¥6000のをお願いしました。10/1から価格改定されるようで、お昼が¥5000と¥7000になるようです。

で、前回同様、このお店のスタートは湯呑みに入った一番出汁。ほっこりと味わうのだ。

当然昼間から呑みます!ので、暑い中移動してきて、2人とも冷え冷えのお酒が良いよね!と玉川のアイスブレーカーをお願いする。ロックで頂ける京都では結構夏の定番になっている日本酒ですが、グラス¥800なり。氷が解けるにつれて味わいの変化を楽しめるのが面白いですな。

まずはぐっと冷たい御料理が2品。右手は鱧の煮凝りで、白い部分はほろほろと崩れるほど柔らかい鱧の身。左手は、そうめん南京とクラゲ、甘いプチトマト、焼き万願寺(赤・青)を土佐酢ジュレで合わせたもの。シャキシャキとしたそうめん南京と、こりこりとしたクラゲの食感のハーモニー。それと飲み乾せる酸味。

お次は、奥の調理場から出てきた椀物。鱧落としと焼き生麩。先ほどの一番だしベースだと思われる、滋味あふれるお味なのですが、鱧も生麩も大きくてしっかり食べ応えあり。

日本酒の種類がかなり豊富なお店で定番が10種、季節代わりが8種ほどはスタンバイしていて、メニューに書いていないのも数種。季節代わりはこのようなカードがメニューになっているのですが、そこから我が故郷、和歌山の紀土カラクチをお願いするのだ。

一合で¥800とお手頃価格!。酒器もお洒落で、鉢に氷を入れてくれるので、いつまでも冷え冷えで頂けるのもこの季節、非常~に嬉しいのだ。。

で、キッチン内は何もカバーするものが無い、御店主の手元まで丸見えの状態で、その中、お料理が進んでいくのを見学。お次は、じゃきじゃきじゃきじゃきと見事な手業で骨切りされているのを眺めつつ、更に鱧だ~!とワクワクと待つ。

鱧は落としと炙りの二種を食べ比べる趣向。落としは氷水で〆ないで、そのままほんわりと温かい状態なのだ。炙りも今まさに炙ったところで切り身が大きい。 京都では夏の間に散々食べる機会がある鱧ですが、これはいやはや見事です。

当然、お酒も進み、更にこういうのを。確か、陽子先生ところや中書島でも頂いた記憶が。。日本酒度+25とは、たしかに弩辛口!ですな。

天ぷら盛り合わせ。メインは、茄子・オクラ・南京など夏野菜の裏側に隠れている「胡麻豆腐」の天ぷらなのですが、これが良い味だしているのだ。火傷しそうに熱々ですが、蕩ける旨味で、冷酒と合わないわけがない!という。

お次は、目の前でぴちぴちと跳ねる小鮎に串を打ち、炭火で焼くのですな。。。いやー!涎!

女性から大きい鮎は食べにくいと不評なので、頭から全部食べてしまえる小さいものをあえて選んでいるそうです。蒸し米でぽってりとしたとろみを加えた蓼酢が良く合い、ほろ苦くも美味しいのだ~。

次はお決まりの食事になるのですが、それでも日本酒が呑める!のが分かっているので、半合だけ追加。地元の月の桂ですが、「柳」というブランドは初めてかもですなあ。伏見らしい柔らかな味わいで。

〆は、あ!和久傳!と思ってしまう、胡麻味噌ダレで合えた鯛の薄造り乗っけご飯。最後にこれが出てくるのは超嬉しいですな。非常に美味しい赤だしと共に。見たまんま、非常に美味しいです。自家製のお漬物の作り方を教えて頂いたりして(胡瓜と茄子・冥加・大葉)まったりなのだ。

で、水菓子は梨とパイン。梨は自然な旨味、パインは、え!と思うほど味が濃く美味しい。

最後に熱いほうじ茶と、「ひやしあめのお菓子です」と言って出てきたれんこん餅。京都らしくて良いですな。いやー、最後まで大充実! これで¥6000とは破格設定ですな、大満足でした。
以上で結局4合チョイほど呑み、〆て¥17000チョイ、と言う納得価格。お酒がお安いので¥6000コースでもこれぐらいで収まるのが嬉しい~。夜は¥15000とかになってしまうので、2人で来るには気合が必要なのですが、また季節変わりにランチでお邪魔する気は満々。また、哲学の道をそぞろ歩きたくなったら、やってくることにします。ご馳走様でした。
◆日本料理 藤井
住所:京都市左京区浄土寺上南田町91
営業時間:11:30~13:30 17:00~20:00 水休
TEL:075-771-2500
で、久々に何店か覗いてみたいお店が堪ってきたので電話するのですが、これが見事にことごとく1週間前予約ではNG。流石4月~8月のオンシーズンの和食店は予約が取れないな!と恐れ入ったのだ。で、思いついて上記でもう一度行ってみたいお店は!と相方に聞いてみたら、一軒目が観山で、前回お得ですよ!と勧めて頂いた¥8000のを食べる!だったのですが、見事にNG(微泣)。で、次に思いついた藤井の予約がスパーン!と取れたのだ。 ミシュラン★付き店ですが、タイミングはあるわけで。

こちらの席が取りやすいのは、やはり足の問題でしょうな。哲学の道まですぐそばの立地。我々は京阪出町柳からタクシーでほぼ¥1000。 前回訪問は3月初旬で、そろそろ早咲きの桜のつぼみが膨らむ少々寒い季節だったので、どういう献立かなあと、わくわくと店内に。

カウンターが6席、それ以外に個室が2つあり、先客は女性カップル2人、それに奥の個室に常連さんが3名、かな。すっきりとした清々しい雰囲気の店内をしゃきしゃきと動く和久傳ご出身の御店主。奥の調理場にも何人か、と言う状況。カウンター席に入れて頂く。非常に話しかけやすいタイプの御店主ですので、カウンターでも緊張感なくくつろげるのだ。

前回は桜だったのですが、今回も見事な生け花。唐辛子? なのか赤くて丸いのが可愛らしいですな。
ちなみにお昼は¥4500と¥6000の二種で、前回と同じなのは面白くないなあと、¥6000のをお願いしました。10/1から価格改定されるようで、お昼が¥5000と¥7000になるようです。

で、前回同様、このお店のスタートは湯呑みに入った一番出汁。ほっこりと味わうのだ。

当然昼間から呑みます!ので、暑い中移動してきて、2人とも冷え冷えのお酒が良いよね!と玉川のアイスブレーカーをお願いする。ロックで頂ける京都では結構夏の定番になっている日本酒ですが、グラス¥800なり。氷が解けるにつれて味わいの変化を楽しめるのが面白いですな。

まずはぐっと冷たい御料理が2品。右手は鱧の煮凝りで、白い部分はほろほろと崩れるほど柔らかい鱧の身。左手は、そうめん南京とクラゲ、甘いプチトマト、焼き万願寺(赤・青)を土佐酢ジュレで合わせたもの。シャキシャキとしたそうめん南京と、こりこりとしたクラゲの食感のハーモニー。それと飲み乾せる酸味。

お次は、奥の調理場から出てきた椀物。鱧落としと焼き生麩。先ほどの一番だしベースだと思われる、滋味あふれるお味なのですが、鱧も生麩も大きくてしっかり食べ応えあり。

日本酒の種類がかなり豊富なお店で定番が10種、季節代わりが8種ほどはスタンバイしていて、メニューに書いていないのも数種。季節代わりはこのようなカードがメニューになっているのですが、そこから我が故郷、和歌山の紀土カラクチをお願いするのだ。

一合で¥800とお手頃価格!。酒器もお洒落で、鉢に氷を入れてくれるので、いつまでも冷え冷えで頂けるのもこの季節、非常~に嬉しいのだ。。

で、キッチン内は何もカバーするものが無い、御店主の手元まで丸見えの状態で、その中、お料理が進んでいくのを見学。お次は、じゃきじゃきじゃきじゃきと見事な手業で骨切りされているのを眺めつつ、更に鱧だ~!とワクワクと待つ。

鱧は落としと炙りの二種を食べ比べる趣向。落としは氷水で〆ないで、そのままほんわりと温かい状態なのだ。炙りも今まさに炙ったところで切り身が大きい。 京都では夏の間に散々食べる機会がある鱧ですが、これはいやはや見事です。

当然、お酒も進み、更にこういうのを。確か、陽子先生ところや中書島でも頂いた記憶が。。日本酒度+25とは、たしかに弩辛口!ですな。

天ぷら盛り合わせ。メインは、茄子・オクラ・南京など夏野菜の裏側に隠れている「胡麻豆腐」の天ぷらなのですが、これが良い味だしているのだ。火傷しそうに熱々ですが、蕩ける旨味で、冷酒と合わないわけがない!という。

お次は、目の前でぴちぴちと跳ねる小鮎に串を打ち、炭火で焼くのですな。。。いやー!涎!

女性から大きい鮎は食べにくいと不評なので、頭から全部食べてしまえる小さいものをあえて選んでいるそうです。蒸し米でぽってりとしたとろみを加えた蓼酢が良く合い、ほろ苦くも美味しいのだ~。

次はお決まりの食事になるのですが、それでも日本酒が呑める!のが分かっているので、半合だけ追加。地元の月の桂ですが、「柳」というブランドは初めてかもですなあ。伏見らしい柔らかな味わいで。

〆は、あ!和久傳!と思ってしまう、胡麻味噌ダレで合えた鯛の薄造り乗っけご飯。最後にこれが出てくるのは超嬉しいですな。非常に美味しい赤だしと共に。見たまんま、非常に美味しいです。自家製のお漬物の作り方を教えて頂いたりして(胡瓜と茄子・冥加・大葉)まったりなのだ。

で、水菓子は梨とパイン。梨は自然な旨味、パインは、え!と思うほど味が濃く美味しい。

最後に熱いほうじ茶と、「ひやしあめのお菓子です」と言って出てきたれんこん餅。京都らしくて良いですな。いやー、最後まで大充実! これで¥6000とは破格設定ですな、大満足でした。
以上で結局4合チョイほど呑み、〆て¥17000チョイ、と言う納得価格。お酒がお安いので¥6000コースでもこれぐらいで収まるのが嬉しい~。夜は¥15000とかになってしまうので、2人で来るには気合が必要なのですが、また季節変わりにランチでお邪魔する気は満々。また、哲学の道をそぞろ歩きたくなったら、やってくることにします。ご馳走様でした。
◆日本料理 藤井
住所:京都市左京区浄土寺上南田町91
営業時間:11:30~13:30 17:00~20:00 水休
TEL:075-771-2500
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