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毎日快晴時折曇天4 京都伏見暮らし

関西系、食い意地blog /スイカ小太郎。

三本木商店@河原町丸太町

2019
18
またまた、非常~に面白いことをやられているお店に遭遇し、超!気に入ったので気合を入れてご紹介。お店の名前は「三本木商店」なり。お若いご夫婦が2人で回しておられるお店で、Facebookでは「居酒屋」と名乗っておられるのですが、自然派ワインと日本酒に拘っている炭火焼バル的なレストラン。 またまたFacebook繋がりで教えて頂いたのですが、開店は3月28日、もう丸6か月に突入しようという時期なのですが、まだネット上の情報は極少。いやー、新雪にぐりぐりと足跡をつけるような、こういうネタを書くときが一番嬉しいのだ汗。

三本木商店

場所の説明が難しいのですが、河原町丸太町の交差点を東に、北向き路地の2本目。新しいコインパーキングが目印で、そこを上がりつつ直ぐ左にクランク折れし、更に北に50m、というところ。店名の「三本木」は通りの名由来(西三本木通り)のようです。御店主の親戚筋が使っておられた京町屋を改造した、「居酒屋」というにはあまりにもお洒落なお店。

三本木商店10

奥に向かって長~いカウンターが並び、そちらが8席、巨大な相席テーブルが10席という構成。ゆったりとした席間配置。カウンター席の入り口端っこに陣取るのだ。で、床に目をやると、こういう地下セラーの入り口がパックリと見えていて・・・

三本木商店11

カウンターの後ろには、ウオークインセラーまであるのだ。(ワインをボトルで注文するときは、自分で入って選べる仕組み)こういうお店を居酒屋と言うのは、ま、余りにも違和感が、なのですが、ま、気軽に来てほしいという御店主の意向なのでしょう。

三本木商店2

ビールは瓶のみ。まずは赤星からゆるゆるとスタートなり。薄張りのグラスが握りつぶしそうですなあ。(まだ濁り潰した人はいませんよ!とお酒担当の奥様・・汗汗)

三本木商店20

で、ビールを呑みつつメニューを確認。お料理はアテに良さそうな前菜類、様々な炭火焼系な料理など食指の動くもの多数。40種類以上ありますかねえ。その豊富なメニューの一部のメイン料理がこちら。黒豚に軍鶏、京鴨に鹿、仔牛に短角牛、猪のウリ坊!にアナグマ!まで揃っているマニアックさ。アナグマが美味しい!と聞いていて、これは一度食わないと!とやってきたのですが、本日、タッチの差で売り切れでした、残念~。

三本木商店3

で、ワインセラー迄あるのに、日本酒も非常~に豊富なのが嬉しい。それも燗酒押しというのが更に嬉しい。奥様に、こういう炭火焼で日本酒っていいですよねえというと、ぜひぜひ試してみてください!とお勧め頂いたので、お料理に合わせてもらうことに。

三本木商店4

で、まずスタートに重すぎないものを2つチョイス頂いたのだ。まずは右手が福岡から「花の露 純米」、それに島根の「無窮天穏 きもと仕込み 純米濁り酒」というチョイス。次のお料理で、この2種類を制覇。

三本木商店6

日本酒は7勺提供。またまたお洒落な酒器をお使いで。(これも、握り潰しそうな汗)

三本木商店5

まずは一皿目。お肉の加工品盛り合わせで多分¥1800なり。居酒屋なので、シャルキュトリーなど小賢しい横文字は使わない方針かな(大汗)。愛濃ナチュラルポークの生ハム、猪ハム(レアチャーシューみたいな・・)、リエットは2種あり、京鴨と黒豚リエット、それに馬と鹿!リエットという冗談のような組み合わせ。更に鴨の生ハムに、クミン香る鶏砂肝コンフィ、という、これでパン喰わないとどうするの?的、パンに合うものばかり。 が!、これが日本酒のぬる燗にも非常~に合うという発見。

三本木商店7

パンはこういう紙袋に入って提供されるのですが、結構咬み千切りにくいほどしっかりした生地なのに、パン屑は極少というタイプ。リエットと激しく相思相愛。馬・鹿リエットの香辛料の乗り、それに程よい脂の乗り。もう堪りません~!

三本木商店8

お次は、野菜の炭火焼で椎茸と霜降り平茸のシャンピニオンデュクセルソースで¥750なり。このソースが絶品。またまたパン劇消化!で、相方の分にまで手を出す始末。(先が長そうなので、追加注文は無しで汗汗)

三本木商店9

お次も燗酒で、秋鹿の純米無濾過生原酒。多酸酵母を使っているので酸味が少々強い感じなのですが、これがまた濃い味の茸によく合うのだ~。徳利も可愛いですな。

三本木商店13

お次は、荒神橋東詰近くにあるデリ、サルシッチャ謹製のソーセージ。バオラージャオなる、中国産唐辛子を利かせた辛いのをチョイス。¥950なり。

三本木商店14

これが超粗びき!で肉の旨味超満載。想像以上にしっかり辛くて非常~にGOODなのだ。辛いもの好きには大推薦!、ソーセージが6種類もスタンバっているので、次回の注文も超悩みそうな予感。。

三本木商店12

お店の大テーブルの後には緑が綺麗な坪庭が見えていて、なんともお洒落なのですが、お客さんが座っているので、カウンターの雰囲気写真を。お客さんが2組入れ替わられる瞬間に押さえました汗。

三本木商店15

お次は、鴨の砂肝とパクチーサラダで¥800なり。鴨の砂肝なんて食べたことあったかな?なのですが、特に違和感なく、鶏よりは鉄分系のお味がちょっぴり濃い目、と言う感じで美味しい。火入れも柔らかく、たっぷりのパクチーと合わせて食べると、パクチー好きならにっこり。パクチーの根っこまで揚げて添えてあるのが斬新~。
で、メイン料理まで先に注文していたのですが、肉の後になっても構わない!と燗酒と合わせたいお料理を追加する。

三本木商店16

メイン料理はこちら。ウリ坊のロース250gで¥2800なり。事前に肉を固めて整形し、ボンレスハム状に整えてあるのが工夫。お味も塩分かなり薄目で癖も少な目のハムっぽい感じに仕上がっているのだ。塩が薄かったら岩塩をどうぞ、と出してくれるのですが、塩が無いとかなり頼りない感じ。粒マスタードや甘酸っぱいビネガー系のソースが少々あると完璧!と言う感じかな。量は4人で注文し、シェアしても全然納得かと。付け合わせのポテトグラタンまで抜かり無く美味しい。

三本木商店17

で、これと次の魚料理に合わせるのは、我々チョイスの。鳥取の山陰東郷 熟成純米原酒23BYなり。間違いなく古酒な超しっかり系お味。が、濃い食事に非常に合うのだ。紹興酒やシェリー酒のようなニュアンスになりますな。。(カレーや中華料理にも合うかも。。)

三本木商店18

追加の皿は、青魚好きなら注文してしまうのであろう!という大羽鰯とローズマリーポテトは¥800なり。いやー、火入れがお上手ですな。本当にきわきわな感じで、皮は香ばしいのに身はしっとりと脂を残して半生的な。美味しいです~。ローズマリー香るカリリ!と仕上げたジャガイモまで旨くて困ってしまうのだ。(もちろん、残さず頂きました。お腹、パンパン。。。)

で、瓶ビール1、日本酒燗酒4種、計2.8合と我々としては若干少なめなお酒量で、¥12000ちょい、というこの質で、この内容なら超超超超納得価格。いやー、これは良いですなあ。


御主人は満席だったのでモクモクとお料理をこなしておられ、特にコミュニケーションできなかったのですが、奥様はお酒好きオーラを全身から強く発生させている方で、説明を求めると超喋ってくれるタイプ。いやー、楽しいディナーになりました。次回は大テーブルを10人で囲んで、アナグマ制覇燗酒大会!ということにしたいと思います~(笑)。 また来ます。
 
 
 
◆三本木商店
住所:京都市上京区真町478
営業時間:17:30~23:00(L.O.22:00) 月・隔週日休
TEL:075-255-2810

 
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1 Comments

Y P  

こんなお店が!!ぜったい私好きだわ。というオーラをヒシヒシと感じるお店です・・・!!超行ってみたいです!

2019/09/18 (Wed) 23:05 | EDIT | REPLY |   

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