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毎日快晴時折曇天4 京都伏見暮らし

関西系、食い意地blog /スイカ小太郎。

ジビエ食堂でワイン会(5)@西洞院蛸薬師下ル

2020
19
で、予告通り再訪店ネタが2軒続くのですが、なんだか非常に美味しい体験になったワイン会ネタを1つ。
齢25才、且つ男前でトークも軽快なシェフが1人で切り盛りするお気に入りフレンチレストラン、ジビエ食堂。 ランチネタに食いついてくれた我がFB友、SKTさんが、昨年ここで、異文化交流会をセッティングしてくれたのですが、今回は、我が食い意地友の中でも超ワイン通のDHさんプレゼンツで持ち込みのワイン会をやるので来ませんか~!とのお誘い。もちろん、即答でOK!したのだ。

ジビエ食堂1

今年一発目のお呼ばれ会で、やってきた19:00ほぼジャスト。諸事情でランチ訪問の際のファサード写真を使いまわしておりますが汗汗。 で、既にSKTさん・DHさんはスタンバってくれていて、明けましておめでとうございます~!とご挨拶。

ジビエ食堂14

現在のところ、¥2000/本でワイン持ち込みOK!なので、我々の知り合いにはワイン会で重宝されている一軒。お料理は¥5000でお願いしていて、ワインは全て持ち込みでお年玉なのか!というありえない設定なので、総支払額は書かないのですが、お料理も日々工夫され、期待を超える面白いものを出してくれるので、わくわくしつつ。

ジビエ食堂2

テーブル席は御覧の色々アレンジ6席。後はカウンター席で、実質6席ほど。ま、お一人で回されているこじんまり店。で、次々に好き者メンバーが集結し、会の始まり、始まり~!なのだ。

ジビエ食堂3

私がこういう写真を撮るのを皆さんご存じなので、まずはゆるゆると葡萄の旨味が乗ったカヴァからスタートなり。結局ボトルは7本抜栓したのですが、かなりいい感じで酔っ払ってしまい(滝汗)、このお料理とワインのマリアージュが!!などの情報が脳内から雲散霧消しておりますので(滝汗)、お酒のご紹介は最後の写真で。。 (ちなみに参加者6名中、2名がソムリエール、1名が自宅の蔵にワインが山積みになっているこの会仕掛け人!という、ま、私がワインを語るなどとてもとても・・・なメンツでした汗)

ジビエ食堂4

まずは、このお店で過去頂いたことが無いようなメニューから。牛テール、やわやわの大根とふっといネギ煮込みが入ったコンソメスープ的な一品なのですが、このスープが非常に美味しいのだ。 鰹・昆布ダシがベースで、そこに鴨出汁、牛テール出汁が加わり、そこにポルチーニ茸ダシ、マルタ島産魚醤「ガルム」で味を調えた一品。味付けとしての塩分はほぼ使っておらず、非常~に優しいお味。 で、たまに口に入る可愛い紫蘇の花がなんだか爽やかさを主張するのが楽しい一品。

ジビエ食堂5

ローストを作ろうとしたら思ったより硬かったので、サービスという事で!とシェフ。鹿児島産猪の煮込みですが、合わせてあるのがザワークラウト。ドイツで良く食べられるキャベツの乳酸発酵漬けですが、この酸味のあるキャベツと鴨ブイヨンがまた良く合うのだ。歯ごたえが残る猪の脂分も程よく調和し、なんだか胃腸に優しいお味。美味しいです。 

ジビエ食堂6

で、更に、これも前菜という事でお願いします!と出てきた亀岡産の七谷鴨ロースト。これ以後の皿は3人でシェア、と言う作戦。
しかし、いつもながら火入れがお上手ですな。ほぼレアですが、ちゃんと火は入っていてとてもジューシー。ソースは白ワイン・バター主体なのですが、そこは少々変態シェフなので、鴨には絶対合うオレンジにフォアグラ!を加えているのが工夫。程よくコクがあるのに軽やか。 サラダが添えてあり、そのドレッシングにもグレープフルーツが使われているので、鴨と合わせて頂くのも美味しい。
お肉用にボディしっかりの赤ワインを使った非常に濃厚なソースがお得意で、メインの皿にはナイスマッチなのですが、同じ傾向のソースが続くと、我々年寄りにはしんどい(すみません汗)ので、こういう軽やかな皿が最初に来るのは嬉しいです。

ジビエ食堂7

で、自家製パンで、ソースまで余さず食べつくすのですな。オリーブオイルが練り込まれた自家製チャバタなのですが、皮はおもいっきりガリガリなのに、中は水分をしっかり含んでしっとりふわふわ。香りも良いし、ソースのまとわりも良く非常に美味しいパンなのだ。結局、結構大きなのを2切れ征服する(汗)

ジビエ食堂8

鮟鱇のどぶ汁、というお料理があり、それからインスピレーションを受けたお料理だそうな。鮟鱇を冬野菜とともに水を使わないで野菜の水分のみで炊いたものとあん肝ソテーを、エシャロットと白ワイン、鮟鱇出汁、卵黄、バターなどを使った鮟鱇出汁オランデーズソース的なものを掛けて焼いた「グラタン」のような一品。 いやー、非常にクリーミー且つしっかりしたお味で、鮟鱇をこんな食べ方をしたのは初めてなのですが、非常~に美味しかった。 これまたパンを劇的消化・・・

ジビエ食堂9

で、メインは日本鹿。モモ肉の部位で「芯々(シンシン)」で、内ももの肉の一番芯の部分。これまた見事な火入れでソテーしたもの。ボディしっかりの赤ワインを使った非常に濃厚なソース!とレンズ豆の付け合わせが間違いのないお味。相当しっかり目の赤ワインでも!どんどこい!なお味ですな。

ジビエ食堂10

で、お料理はこれでお仕舞いなのですが、ちょっと甘いものも欲しいなあ!と¥300/人の破格で出して頂いたのがこちら。大人のプリンなり。カラメルソースに、うそ!というほどラム酒を利かせてあるのがミソ。間違いなくお子様はNGで、これを食べたら自動車の運転もNGだ!と言う感じなのですが、固めに仕上げたしっかりプリンにソースが絡み、ま、酒呑みには堪らないデザートなり。
で、旨いなあ~と感心していると、シェフから追加の営業が・・・

ジビエ食堂12

丁度、スペイン産のシェリー樽で熟成したブランデーがあるのですが・・・と出して頂いたBrandy De Jerez Solera Gran Reserva Emilio Lustauなり。左手が15年熟成、右が35年熟成だそうな。お安くしておきますので!と、各グラスを2つ出して頂いて3人で回し飲み。。。(皆酒呑みなので~汗)いやー、なんとも円やかで美味しいですな。ふらふらですが汗

ジビエ食堂13

で、本日DHさんに持ってきて頂いたボトル7種。左から順に呑みました。

●Gran Palas Cava Excellence Reserva Brut Nature :スペイン産CAVAで果実感もありいの、良きスターター。
●山辺ワイナリー ピノ・グリ 2018 :信州は松本産ですが、非常に優しいお味でなんとも旨し。これと次が激しく印象に残った2本
●DeaRich CHARDONNAY 2016:米カリフォルニアのスミスファミリーワインズなる作り手。コクと旨味のバランス!!
●Las Uvas de la Ira Garnacha 2016:ここから赤。スペイン産ガルナッチャ100%で、明るいルビーのような超綺麗なワインでした。
●Jean-Luc Colombo Cornas La Louvée 1998 : いやはや、このようなものが頂けるとは。。仏ローヌ北部コルナス産シラー100%。
●Chateau Milen SAINT-EMILION GRAND CRU 1998: 更にこのようなものが頂けるとは!のその2。仏ボルドー産赤
●DeaRich Pinot Noir 2016:シャルドネと同じ作り手。1998年物の状態が悪かった時用!だったはずが空けてもらいました汗 


で、〆にスペイン産ブランデー2種と、ま、かなり酩酊状態。(皆さんお強いので、全然大丈夫そうでしたが汗) お料理との相性もなんだか非常にあっていて、相乗効果バッチリ・・ お腹も十二分で、大満足のワイン会となりました。更に続いてほしいなあ~と、大切望!と幹事さんにはお伝えしておきます。(滝汗)



◆ジビエ食堂
住所:京都市中京区西洞院蛸薬師下ル古西町441
営業時間:12:00~14:00 17:00~23:00 不定休
TEL:075-7480-1389
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