わしょく 宝来でディナー会にお呼ばれ(3)@東大路通新橋上ル
2020
11
一月中に一度も和食店ネタを書かなかった!ということに、先ほど気が付いたのですが(汗)、今回もFB友のYKPさん・MTDさんお二人の貸し切り企画!ということで、八坂神社の北西斜め向かいにある「宝来」の予約が取れたので来られませんか!ということになった土曜日。前回もお呼び頂いて、丁度1年チョイぶり程の再訪。。。 ご縁があり、これぐらいの頻度で定点観測させていただいている割烹ですが、前回ネタがこちら。既に開店5年目に突入!とのこと。 19:30という少々遅めの時間帯スタートで、またまた集まった食い意地友13名。

カウンターが9席、テーブル席が4席。別に4名ほど入れる個室席があるのですが、そちらは荷物置き場に使用、と言う状況。L字カウンターの一番端っこに座らせてもらうのだ。これはカウンター真正面!からの絵。 まだ三十八才のお若きご店主+2名で回すこじんまりとした清々しい店内。

お料理はお酒込々で¥10000で、酒代が越えそうになったらストップをかけてください!という作戦。(元々日本酒会で繋がったメンバーが中心で、皆、それなりに呑みますので。。) とは言え、修行時代から御店主を知っているMTDさんプレゼンツなので、相当頑張って頂いたように思います。まずはゆるゆると一部メンバーはビールから、早速日本酒から行くメンバーまで賑やかにスタートなり。

先ずは突き出し。畑菜と京揚げ、ちりめんじゃこを炊いたほんのり温かいおばんざい的な。有りえない暖冬の中、今年一番の寒さになった京都地方、この日の明け方にようやく伏見にも初雪が降ったのですが、寒い中はんなりとくつろげるお味。

速攻で日本酒もそばにおいて、ビールはチェイサー代わりにまったりと。日本酒その一は、石川の地酒「手取川 冬 純米辛口」から。カウンター角っこの3名、私とSKさん、それに自分でもちょこっと日本酒会を仕切っておられるKNGさんで一合徳利をシェアする作戦で。

手ごろなサイズのお猪口でほっこり頂くのが良いですな。。スタートから燗酒に行っていたメンバーも居たような。我々は基本冷酒推しで進行。

カウンター内は、俎板がカウンターより一段高い位置にあるので、御店主の手元まで丸見えで次はあれだな、これか!と見学しつつ、お料理が進行。雲子ポン酢ですが、さっとほんの数秒湯に通し、のちぎゅっと冷やしたほぼ生雲子が蕩けまくり~!な一品。

日本酒的には、いきなりメインですか!的なのが出てくる。乾坤一 純米大吟醸なのですが、なんと24BY。蔵で熟成していた三本の一本ですね、と御店主。冷蔵保存で8年間なので、古酒らしい強いこなれ感は控えめですが、円やかなのに芯の強さもありいの、古酒好きなら間違いなく好きになるお味。本日一がこれでした。雲子と合う合う。。

で、お料理を頂きつつ、次の段取りが進行していくのを眺めているのが楽しい。

そろそろ旬も終わりですねえ~、と出てきた岡山産の真蛸。デッカイ柔らか煮なのですが、歯がすっと入るほどの程よい咬み心地。これまた日本酒が非常~に合う一品。

今日出たお料理の中で女性陣に圧倒的に好評だったのがこちら。海老芋を空揚げにして、蟹餡を掛けた一品ですな。このぬったりとした食感の甘~い海老芋に油の香ばしさがONされて、その上から程よい塩味の餡がもう超絡む絡む。。。見た目は、なんてことない皿なのですが激ウマ!でした。

日本酒その三は我が街伏見から「蒼空 純米酒 美山錦」なり。京都で扱っているお店が意外に少ないので、京都人でも頂く機会が多くはないお酒ですが、にっこり!ですな。

お刺身は先の岡山産真蛸、でっかい吸盤がこりこりと。それに程よく脂が乗った鰤、という布陣。

更に「先の雲子の身の部分ですね~」と出てきた鱈のフライ。御店主曰く「タルタルソースでサンドイッチにしたら美味しいですよね!」(フィレオフィッシュですな。。。汗)とのこと。おー、割烹でそういう鱈の出し方も楽しいかも!なのですが、キンキンに冷えた淡麗系日本酒も合いそうだなあ、と思ったら。。。。

日本酒その四。今度は「乾坤一 純米吟醸原酒」を出してくれるというメリハリさ加減。これまたうっとり!

で、ここでインターバル口直し的一品。プチトマトを湯剥きし、冷えた甘口のダシに漬け込んでいるのが楽しい。擦り胡麻パラパラ、胡麻ペーストを忍ばせて。。

日本酒その5は、福島県会津から「てふ 純米生貯蔵酒」なり。軽やかで若干辛口。魚用ですな?ということで・・・

炭水化物系その1は、鯖寿司。これが手が掛かっていて、寿司飯を海苔に広げ、刻み生姜、それに刻み干ぴょうを入れて裏巻きにして、〆鯖乗っけからの整形!という面白いもの。結構しっかり目に寿司飯をぎゅっぎゅと〆てありで、鯖の酢も強い目ですが、美味しいです。

椀物がまた面白い。鶏と椎茸、それに菜の花なのですが、鶏が非常に締まった食感で味が濃ゆい。どこか名の通ったブランドもの?と思ったのですが、そこそこ良い鶏モモに塩をし、冷蔵庫で風を当てながら乾かして水分を抜いてあるのが工夫。絞めるのに4日ほど掛けたそうです。鴨汁の鶏版的な旨味満載のお味。。ほっこり!

日本酒その6は、滋賀から「萩の露 純米吟醸 山田錦」なり。安心安全な一杯。滑らかで上品ですな~。やはり間違いのない美味しさ。

更にミニミニからすみ餅!(でもカラスミはリッチな量~)と、茎山葵のお浸し。葉山葵が鼻に抜けるつんつん度合いが良い感じ。

まだ呑みます汗。日本酒ラストのその7は、これまた滋賀県推しで「琵琶の長寿 純米吟醸」なり。高島の酒蔵ですが、ロットが小さいので、あまり京都では見かけない貴重な一杯。いやはや大堪能!

で、十分に蒸らした土鍋ご飯が登場。小ぶりの生牡蛎を嘘!というほどどっさり入れた牡蠣飯。刻み葱てんこ盛り、一味ぱっぱと共に!

ついつい、お替りまでしてしまう大満腹加減。女性陣は流石にお腹パンパンで食べられない人が多かったようで、水菓子(果物)かなにかで〆たかった~!とのご意見アリですが、私は超大満足! (というか、先に甘いものは無くてもOK!とお願いしていたので。。汗汗) 以上、久しぶりの再訪だったのですが、なんだか前回より色々とバージョンアップに取り組まれているように思いました。
以上、参加者一同にもオオウケした大満足な会でした。いやはや、自分達で仕切らないと色々と楽だよねえ~!と相方共々こっそりと、ニッコリ状態(滝汗) またこういう会がありましたら、是非ともお呼びください~、とお願いしつつ、次回は我々の順番なので何か面白そうな出し物を考えま~す。
◆わしょく宝来
住所:京都市東山区東大路通新橋上る林下町438
営業時間:17:00-23:00(LO22:00) 日休
TEL:050-5592-7343

カウンターが9席、テーブル席が4席。別に4名ほど入れる個室席があるのですが、そちらは荷物置き場に使用、と言う状況。L字カウンターの一番端っこに座らせてもらうのだ。これはカウンター真正面!からの絵。 まだ三十八才のお若きご店主+2名で回すこじんまりとした清々しい店内。

お料理はお酒込々で¥10000で、酒代が越えそうになったらストップをかけてください!という作戦。(元々日本酒会で繋がったメンバーが中心で、皆、それなりに呑みますので。。) とは言え、修行時代から御店主を知っているMTDさんプレゼンツなので、相当頑張って頂いたように思います。まずはゆるゆると一部メンバーはビールから、早速日本酒から行くメンバーまで賑やかにスタートなり。

先ずは突き出し。畑菜と京揚げ、ちりめんじゃこを炊いたほんのり温かいおばんざい的な。有りえない暖冬の中、今年一番の寒さになった京都地方、この日の明け方にようやく伏見にも初雪が降ったのですが、寒い中はんなりとくつろげるお味。

速攻で日本酒もそばにおいて、ビールはチェイサー代わりにまったりと。日本酒その一は、石川の地酒「手取川 冬 純米辛口」から。カウンター角っこの3名、私とSKさん、それに自分でもちょこっと日本酒会を仕切っておられるKNGさんで一合徳利をシェアする作戦で。

手ごろなサイズのお猪口でほっこり頂くのが良いですな。。スタートから燗酒に行っていたメンバーも居たような。我々は基本冷酒推しで進行。

カウンター内は、俎板がカウンターより一段高い位置にあるので、御店主の手元まで丸見えで次はあれだな、これか!と見学しつつ、お料理が進行。雲子ポン酢ですが、さっとほんの数秒湯に通し、のちぎゅっと冷やしたほぼ生雲子が蕩けまくり~!な一品。

日本酒的には、いきなりメインですか!的なのが出てくる。乾坤一 純米大吟醸なのですが、なんと24BY。蔵で熟成していた三本の一本ですね、と御店主。冷蔵保存で8年間なので、古酒らしい強いこなれ感は控えめですが、円やかなのに芯の強さもありいの、古酒好きなら間違いなく好きになるお味。本日一がこれでした。雲子と合う合う。。

で、お料理を頂きつつ、次の段取りが進行していくのを眺めているのが楽しい。

そろそろ旬も終わりですねえ~、と出てきた岡山産の真蛸。デッカイ柔らか煮なのですが、歯がすっと入るほどの程よい咬み心地。これまた日本酒が非常~に合う一品。

今日出たお料理の中で女性陣に圧倒的に好評だったのがこちら。海老芋を空揚げにして、蟹餡を掛けた一品ですな。このぬったりとした食感の甘~い海老芋に油の香ばしさがONされて、その上から程よい塩味の餡がもう超絡む絡む。。。見た目は、なんてことない皿なのですが激ウマ!でした。

日本酒その三は我が街伏見から「蒼空 純米酒 美山錦」なり。京都で扱っているお店が意外に少ないので、京都人でも頂く機会が多くはないお酒ですが、にっこり!ですな。

お刺身は先の岡山産真蛸、でっかい吸盤がこりこりと。それに程よく脂が乗った鰤、という布陣。

更に「先の雲子の身の部分ですね~」と出てきた鱈のフライ。御店主曰く「タルタルソースでサンドイッチにしたら美味しいですよね!」(フィレオフィッシュですな。。。汗)とのこと。おー、割烹でそういう鱈の出し方も楽しいかも!なのですが、キンキンに冷えた淡麗系日本酒も合いそうだなあ、と思ったら。。。。

日本酒その四。今度は「乾坤一 純米吟醸原酒」を出してくれるというメリハリさ加減。これまたうっとり!

で、ここでインターバル口直し的一品。プチトマトを湯剥きし、冷えた甘口のダシに漬け込んでいるのが楽しい。擦り胡麻パラパラ、胡麻ペーストを忍ばせて。。

日本酒その5は、福島県会津から「てふ 純米生貯蔵酒」なり。軽やかで若干辛口。魚用ですな?ということで・・・

炭水化物系その1は、鯖寿司。これが手が掛かっていて、寿司飯を海苔に広げ、刻み生姜、それに刻み干ぴょうを入れて裏巻きにして、〆鯖乗っけからの整形!という面白いもの。結構しっかり目に寿司飯をぎゅっぎゅと〆てありで、鯖の酢も強い目ですが、美味しいです。

椀物がまた面白い。鶏と椎茸、それに菜の花なのですが、鶏が非常に締まった食感で味が濃ゆい。どこか名の通ったブランドもの?と思ったのですが、そこそこ良い鶏モモに塩をし、冷蔵庫で風を当てながら乾かして水分を抜いてあるのが工夫。絞めるのに4日ほど掛けたそうです。鴨汁の鶏版的な旨味満載のお味。。ほっこり!

日本酒その6は、滋賀から「萩の露 純米吟醸 山田錦」なり。安心安全な一杯。滑らかで上品ですな~。やはり間違いのない美味しさ。

更にミニミニからすみ餅!(でもカラスミはリッチな量~)と、茎山葵のお浸し。葉山葵が鼻に抜けるつんつん度合いが良い感じ。

まだ呑みます汗。日本酒ラストのその7は、これまた滋賀県推しで「琵琶の長寿 純米吟醸」なり。高島の酒蔵ですが、ロットが小さいので、あまり京都では見かけない貴重な一杯。いやはや大堪能!

で、十分に蒸らした土鍋ご飯が登場。小ぶりの生牡蛎を嘘!というほどどっさり入れた牡蠣飯。刻み葱てんこ盛り、一味ぱっぱと共に!

ついつい、お替りまでしてしまう大満腹加減。女性陣は流石にお腹パンパンで食べられない人が多かったようで、水菓子(果物)かなにかで〆たかった~!とのご意見アリですが、私は超大満足! (というか、先に甘いものは無くてもOK!とお願いしていたので。。汗汗) 以上、久しぶりの再訪だったのですが、なんだか前回より色々とバージョンアップに取り組まれているように思いました。
以上、参加者一同にもオオウケした大満足な会でした。いやはや、自分達で仕切らないと色々と楽だよねえ~!と相方共々こっそりと、ニッコリ状態(滝汗) またこういう会がありましたら、是非ともお呼びください~、とお願いしつつ、次回は我々の順番なので何か面白そうな出し物を考えま~す。
◆わしょく宝来
住所:京都市東山区東大路通新橋上る林下町438
営業時間:17:00-23:00(LO22:00) 日休
TEL:050-5592-7343
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