NAKATSUKAでランチ(2)@姉小路通柳馬場西入
2020
04
新型コロナの影響で京都市内の飲食店も予約キャンセルで閑散としている!と考えて、予約電話したら過去何度となく振られていたイタリアンの席が取れたのだ!と、「ダユウキ」ネタをご紹介したのですが、同じ作戦で行こうと考えた日曜日。ダユウキはお店に行く2日ほど前に電話したのですが、今回は朝10:00に電話し、当日13:00にはお店に!という強硬策。
で、気分は洋食系だよね?と相方。こういう時は食べログで「洋食・西洋料理」&「日曜営業」&「ランチ営業」で検索し、予算の合う店(ここ大事、汗)に手当たり次第電話するのがいつものパターン(毎年、11月・2月の土日に思いついたらやっております汗汗)。
ところが!今回は見事なほど人気店は満席で、このままではランチ難民になりそう! と思ったら、確か以前はランチはやられていなかったお店を発見。そうそうここに行きたかったのだ!と思い出して電話し、10数件目にしてようやく拾う神あり!で席が取れ、ああ、京都の食い意地系な人々はコロナなんて全然関係ないのだなあ、を実感しつつ、やってきた地下鉄烏丸御池駅。

地下鉄烏丸御池駅から徒歩10分はかからず到着。お店の名前はNAKATSUKA。2年ぶりの再訪、ミシュランビブグルマン選出おめでとうございます!ですな。お洒落なイノベーティブ系フレンチレストランですが、お料理が非常に丁寧で美味しい。こちらも以前から再訪を狙っていた一軒で、たしか初訪問以来、数回予約で振られているはず。

カウンター席に着席。奥に4人掛けテーブルが2、入り口側に2人掛けテーブルが4、カウンター席が7席。現在ランチ営業は、お若いしゅっとしたシェフとサブのお兄さん、ソムリエのお兄さんの3名体制。奥様は育休中だったかな。
カウンター内では静かに、が、目まぐるしいスピードと集中力で丁寧にお料理が進行していくのを見ているのが楽しいですな。カウンターならでは。

現在、ランチはこの2種。8食限定のブイヤベースランチ¥2800と、お任せの¥4500なり。もちろん¥4500で呑む気も満々。メインは4択なのですが、前回と同様+¥400で鹿を頂こう!ということに。(帰りがけにシェフから、前も鹿食べられましたよ!と指摘されたのですが、なんだか食べたかったので!)

で、今日は(いや今日も、かな汗)お昼とは思えないほど呑みます。私は、珍しく箕面ビールのペールエール¥900から。円やか且つほのかな麦の甘み。いやー、美味しいですな。

相方はお勧め頂いた仏アルザスの白、Sylvaner NF Gérard Schueller et Fils2016を。ビオなのですが、いやー、これは白眉。超ウマで白ワイン好きなら間違いのない一品。グラスは¥900~という価格設定ですが、良いのを置いておられます!

はじめの一品。春菊を練り込んだ揚げパンに、カラスミパウダーをぱらぱらっと。可愛らしいたこ焼きサイズで摘まんでパックリ。程よい塩味とカラスミの香り。

アミューズはわかさぎフリット。下に非常に甘い人参ピュレ(ほんのりスパイスの香り)、冥加とチーズぱらぱら。いやー、これだけで超吞めてしまうのですが、まだまだ先は長いのだ。

魚系前菜。北海道産ホタテ貝柱なのですが、これがまた凝った構成。白い野菜はウドで、黄色いお花は菜の花。白エビのから揚げとカリフラワーのピュレのソースと言う構成。ところどころグレープフルーツ果肉が忍ばせてあり、香ばしいピスタチオのパウダーをぱらぱらと。(いや、何かが書き漏れている汗) 組み合わせ上突出したものはないのですが、全体は見事に調和していて、海老とグレープフルーツがなんだかいい仕事をするのだ。

これは普通、白を合わせると思うのですが、他のカウンター用に赤ボトルを5本ほどスタンバイされているのが目に入り、相方のと含めてとっかえひっかえ楽しもうと、軽めで合わせられる赤あります?とお聞きし、出して貰ったのがこちら。
伊トスカーナの赤で、Chianti Colli Senesi 2018 La Torre alle Tolfeなり。サンジョヴェーゼ90%、カナイオーロ&コロリーノ10%で先ほどの白よりグッとお手軽ですが、太陽を感じる明るさ。甘味もありいの、超呑みやすいグビグビ系。

相方は更に白で、伊フリウリ産、Dario Princic Vino Biancoなり。シャルドネ45%、ソーヴィニヨン・ブラン35%、ピノ・グリージョ20%ですが、このエチケットは一度見たら忘れないですな~。オレンジ系ですが、こなれた樽っぽい旨味が満載。

パンはバゲットが1人2切れ。皮がりっと、中しっとりで美味しいですな。どこのだろう。

前回も類似の皿を頂いて、ほー!?と思ったのですが、今回のほー!?が、こちら。見た目はグリーンサラダなのですが、温かい皿なのだ。

そっと緑を取り除くと、中には焼きたて鶉。温かいサラダと言う趣向。パルメジャーノチーズ主体の温かいソースも塩分はあくまでも控えめ。焼いた紫芋やブランド系のサツマイモ、ムカゴなどの付け合わせも美味しい。パンでソースを隅々まで頂くのが定石!

この次が魚の皿なので、更に白を半分づつシェアする作戦。出して貰ったのが、おいしいですよ!と太鼓判の南アフリカ産、CRYSTALLUM Clay Shales Chardonnnay 2018なり。ボトルナンバーを打ってあり5416/14161でした。 いやー、少々神々しいほど。お勧めいたします。

魚はマナガツオ。この厚みなので元は相当な巨大魚でしょうな。優しい味のクリーム系のソースで、添えてあるのが、ゆり根と芽キャベツ。緑のオイルはハーブですが。。。なんだっけ・・・汗汗。 しかし魚の扱いがお上手。この皿はカリッとは目指さず、火入れはあくまでもレア、でも生ではないギリな線。

で次は鹿なので、赤を2杯頂くことに。私チョイスは一番軽めなのを!と伊ヴェネト産で Rosso del Veronese 2015 L'Arcoなり。コルヴィーナ50%、ロンディネッラ30%、モリナーラ5%、カベルネ、サンジョヴェーゼあわせて15%なのですが、チョイスパイス感もありいの、お料理に合わせやすいタイプ。

相方はもう少々しっかり目なのを!と、伊トスカーナの Vino Nobile di Montepulciano Riserva 2013なり。プルニョーロ、カナイオーロ、マンモーロで比率は非公開。なんだか高級そうなお味がします! (いい感じで酔っ払ってしまい、記憶が汗汗)

メインは岡山は美作産日本鹿。掛かっているソースはジュかな。でも、メインのソースは明らかに添えてある金柑ピュレ。甘味・酸味が見事に鹿に合いますな。発想は鴨由来? が、菜の花の刻んだのを乗せたタルトを添えてあるという外し具合も素敵。 お肉はこのコース構成の中で出てくるにしては相当な大ぶりサイズで、火入れも完璧。いやはや、久々に今風なフレンチ料理を食べた!という実感。鹿好きならぜひ。

甘いものは自家製の焼きプリン。トロトロ系ではなくてブリンとしっかり焼きました!さらに量も結構しっかり!と言うような構成。プリン好きな相方、超にっこり。

お茶菓子はミルククッキー、それにキューブ型のがぷにんと柔らかい胡桃餅だったかな。。ちゃんと美味しい珈琲、紅茶と共に。いやはや、超超超大満足なり。これで¥4900(税別)とは非常に濃密な構成ですな。。我々はついつい昼からしっかり呑んでしまい、ビール1、白3、赤3(開けてないボトルから味見まで頂いて+1。ありがとうございます!)で〆て¥18000なにがしという、これだけ呑んでなので全然納得価格。いやはや、大堪能!
たしか、2年前に来てから直ぐミシュランのビブグルマン店に選出されて、それから計画的に動かないと席が取れにくくなったのですが、また機会を見つけてお邪魔したい一軒。2年ぶりなのにシェフに顔バレ(電話バレ?)していて恥ずかしかったのですが、確実、また来ます!
◆NAKATSUKA
住所:京都市中京区木之下町299 Cote Glace姉小路通 1F
営業時間:12:00〜15:00(金、土、日のみ) 17:00~23:00(LO22:00) 火休
TEL:075-223-0015
で、気分は洋食系だよね?と相方。こういう時は食べログで「洋食・西洋料理」&「日曜営業」&「ランチ営業」で検索し、予算の合う店(ここ大事、汗)に手当たり次第電話するのがいつものパターン(毎年、11月・2月の土日に思いついたらやっております汗汗)。
ところが!今回は見事なほど人気店は満席で、このままではランチ難民になりそう! と思ったら、確か以前はランチはやられていなかったお店を発見。そうそうここに行きたかったのだ!と思い出して電話し、10数件目にしてようやく拾う神あり!で席が取れ、ああ、京都の食い意地系な人々はコロナなんて全然関係ないのだなあ、を実感しつつ、やってきた地下鉄烏丸御池駅。

地下鉄烏丸御池駅から徒歩10分はかからず到着。お店の名前はNAKATSUKA。2年ぶりの再訪、ミシュランビブグルマン選出おめでとうございます!ですな。お洒落なイノベーティブ系フレンチレストランですが、お料理が非常に丁寧で美味しい。こちらも以前から再訪を狙っていた一軒で、たしか初訪問以来、数回予約で振られているはず。

カウンター席に着席。奥に4人掛けテーブルが2、入り口側に2人掛けテーブルが4、カウンター席が7席。現在ランチ営業は、お若いしゅっとしたシェフとサブのお兄さん、ソムリエのお兄さんの3名体制。奥様は育休中だったかな。
カウンター内では静かに、が、目まぐるしいスピードと集中力で丁寧にお料理が進行していくのを見ているのが楽しいですな。カウンターならでは。

現在、ランチはこの2種。8食限定のブイヤベースランチ¥2800と、お任せの¥4500なり。もちろん¥4500で呑む気も満々。メインは4択なのですが、前回と同様+¥400で鹿を頂こう!ということに。(帰りがけにシェフから、前も鹿食べられましたよ!と指摘されたのですが、なんだか食べたかったので!)

で、今日は(いや今日も、かな汗)お昼とは思えないほど呑みます。私は、珍しく箕面ビールのペールエール¥900から。円やか且つほのかな麦の甘み。いやー、美味しいですな。

相方はお勧め頂いた仏アルザスの白、Sylvaner NF Gérard Schueller et Fils2016を。ビオなのですが、いやー、これは白眉。超ウマで白ワイン好きなら間違いのない一品。グラスは¥900~という価格設定ですが、良いのを置いておられます!

はじめの一品。春菊を練り込んだ揚げパンに、カラスミパウダーをぱらぱらっと。可愛らしいたこ焼きサイズで摘まんでパックリ。程よい塩味とカラスミの香り。

アミューズはわかさぎフリット。下に非常に甘い人参ピュレ(ほんのりスパイスの香り)、冥加とチーズぱらぱら。いやー、これだけで超吞めてしまうのですが、まだまだ先は長いのだ。

魚系前菜。北海道産ホタテ貝柱なのですが、これがまた凝った構成。白い野菜はウドで、黄色いお花は菜の花。白エビのから揚げとカリフラワーのピュレのソースと言う構成。ところどころグレープフルーツ果肉が忍ばせてあり、香ばしいピスタチオのパウダーをぱらぱらと。(いや、何かが書き漏れている汗) 組み合わせ上突出したものはないのですが、全体は見事に調和していて、海老とグレープフルーツがなんだかいい仕事をするのだ。

これは普通、白を合わせると思うのですが、他のカウンター用に赤ボトルを5本ほどスタンバイされているのが目に入り、相方のと含めてとっかえひっかえ楽しもうと、軽めで合わせられる赤あります?とお聞きし、出して貰ったのがこちら。
伊トスカーナの赤で、Chianti Colli Senesi 2018 La Torre alle Tolfeなり。サンジョヴェーゼ90%、カナイオーロ&コロリーノ10%で先ほどの白よりグッとお手軽ですが、太陽を感じる明るさ。甘味もありいの、超呑みやすいグビグビ系。

相方は更に白で、伊フリウリ産、Dario Princic Vino Biancoなり。シャルドネ45%、ソーヴィニヨン・ブラン35%、ピノ・グリージョ20%ですが、このエチケットは一度見たら忘れないですな~。オレンジ系ですが、こなれた樽っぽい旨味が満載。

パンはバゲットが1人2切れ。皮がりっと、中しっとりで美味しいですな。どこのだろう。

前回も類似の皿を頂いて、ほー!?と思ったのですが、今回のほー!?が、こちら。見た目はグリーンサラダなのですが、温かい皿なのだ。

そっと緑を取り除くと、中には焼きたて鶉。温かいサラダと言う趣向。パルメジャーノチーズ主体の温かいソースも塩分はあくまでも控えめ。焼いた紫芋やブランド系のサツマイモ、ムカゴなどの付け合わせも美味しい。パンでソースを隅々まで頂くのが定石!

この次が魚の皿なので、更に白を半分づつシェアする作戦。出して貰ったのが、おいしいですよ!と太鼓判の南アフリカ産、CRYSTALLUM Clay Shales Chardonnnay 2018なり。ボトルナンバーを打ってあり5416/14161でした。 いやー、少々神々しいほど。お勧めいたします。

魚はマナガツオ。この厚みなので元は相当な巨大魚でしょうな。優しい味のクリーム系のソースで、添えてあるのが、ゆり根と芽キャベツ。緑のオイルはハーブですが。。。なんだっけ・・・汗汗。 しかし魚の扱いがお上手。この皿はカリッとは目指さず、火入れはあくまでもレア、でも生ではないギリな線。

で次は鹿なので、赤を2杯頂くことに。私チョイスは一番軽めなのを!と伊ヴェネト産で Rosso del Veronese 2015 L'Arcoなり。コルヴィーナ50%、ロンディネッラ30%、モリナーラ5%、カベルネ、サンジョヴェーゼあわせて15%なのですが、チョイスパイス感もありいの、お料理に合わせやすいタイプ。

相方はもう少々しっかり目なのを!と、伊トスカーナの Vino Nobile di Montepulciano Riserva 2013なり。プルニョーロ、カナイオーロ、マンモーロで比率は非公開。なんだか高級そうなお味がします! (いい感じで酔っ払ってしまい、記憶が汗汗)

メインは岡山は美作産日本鹿。掛かっているソースはジュかな。でも、メインのソースは明らかに添えてある金柑ピュレ。甘味・酸味が見事に鹿に合いますな。発想は鴨由来? が、菜の花の刻んだのを乗せたタルトを添えてあるという外し具合も素敵。 お肉はこのコース構成の中で出てくるにしては相当な大ぶりサイズで、火入れも完璧。いやはや、久々に今風なフレンチ料理を食べた!という実感。鹿好きならぜひ。

甘いものは自家製の焼きプリン。トロトロ系ではなくてブリンとしっかり焼きました!さらに量も結構しっかり!と言うような構成。プリン好きな相方、超にっこり。

お茶菓子はミルククッキー、それにキューブ型のがぷにんと柔らかい胡桃餅だったかな。。ちゃんと美味しい珈琲、紅茶と共に。いやはや、超超超大満足なり。これで¥4900(税別)とは非常に濃密な構成ですな。。我々はついつい昼からしっかり呑んでしまい、ビール1、白3、赤3(開けてないボトルから味見まで頂いて+1。ありがとうございます!)で〆て¥18000なにがしという、これだけ呑んでなので全然納得価格。いやはや、大堪能!
たしか、2年前に来てから直ぐミシュランのビブグルマン店に選出されて、それから計画的に動かないと席が取れにくくなったのですが、また機会を見つけてお邪魔したい一軒。2年ぶりなのにシェフに顔バレ(電話バレ?)していて恥ずかしかったのですが、確実、また来ます!
◆NAKATSUKA
住所:京都市中京区木之下町299 Cote Glace姉小路通 1F
営業時間:12:00〜15:00(金、土、日のみ) 17:00~23:00(LO22:00) 火休
TEL:075-223-0015
- 関連記事
-
-
ジビエ食堂でディナー(6)@西洞院蛸薬師下ル 2020/05/28
-
Le Cadeau (カドー) @中町通竹屋町上ル 2020/03/31
-
NAKATSUKAでランチ(2)@姉小路通柳馬場西入 2020/03/04
-
CHINON(シノン)@小川通押小路北東角 2020/02/13
-
ジビエ食堂でワイン会(5)@西洞院蛸薬師下ル 2020/01/19
-