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毎日快晴時折曇天4 京都伏見暮らし

関西系、食い意地blog /スイカ小太郎。

大山崎-長岡京ポタリング@ポタリング日誌2020/5/30

2020
01
食べ物ネタではないので、早めにばばばっと書いてしまうネタを一つ。
まだネタ出ししていないのですが、先日行った大山崎町にあるパン屋さんがなんだか非常に我が家好み。前回はマイカーだったのですが、運動ついでにポタリングで行ってみるのはどうよ?ということに。で、その周辺で何か見物できそうなところをGoogleマップで検索すると、丁度NHK大河ドラマがらみで歴史を感じられる場所が色々あることが判明。行ってみよう!と家を飛び出した土曜日、10:30。

天王山ポタリング(小)_001

で、いつものように桂川沿いの自転車道を南下。いつも立ち寄る「さくらであい館」のチョイ前で天王山大橋を渡り、大山崎町に入るのだ。ちょっとだけ休憩ついでに立ち寄った、「淀川河川公園大山崎地区」なり。 いやー空が高いですな。丁度、ダイハツ京都工場の真南にあります。 ちゃんと大きな駐車場と、バーベキュー場があるので、本格的キャンパーのテント持ち込みご家族になかなかの人気状態。

天王山ポタリング(小)_002

で、目の前にたがねの跡がリアルな、ダイニングーブル程のデッカイ岩が、バーベキュー場のあちこちにごろんと鎮座しているのですが、本日その1のチェックポイント、「残念石」なり。
「残念石」とは、お城の石垣になる予定だった石で、運んでいる途中で筏から落ちてしまったもの。この落ちる=「落城」が連想されるので縁起が悪いということで、そのまま放置された巨石が日本のあちこちに残されているらしい。で、この残念石は、当時廃城になっていた伏見城から、大阪城石垣に使うために運ばれていたものなんだそうな。
今回はこんな感じで、歴史スポットをスマホとGoogleマップを持って、オリエンテーリング的にぐるぐる回る趣向。脈略が無いポイントチョイスなのですが(滝汗)、宜しくお願いいたします。

で、天王山の麓にあるパン屋さんでサンドイッチなどを頂いて(また2週間ほど後に書きます~)、そこから長岡京に向かって移動。やってきたのがこちら。

天王山ポタリング(小)_003

本日その3のチェックポイント、正式名称「円明寺架道橋」なり。うちの相方が覗き込んでいますが、JR東海道本線 長岡京駅 - 山崎駅間の線路下をくぐる小さなトンネル。御覧のように高さが超低くて、140cm無い!ので、これは入っても良い場所なのか?と、悩んでいると、丁度他のポタリングの人がやってきて、大丈夫ですよ!通れますよ!と教えてくれたので意を決して中に。

天王山ポタリング(小)_004

中はこんな感じで人がすれ違うのは少々難しそうな。自転車を押して進むのが大変なほど。あれー、コンクリートで補修されているのか!と思ったら、20mほどで反対側に。

天王山ポタリング(小)_005

反対側(東側)にちゃんとこのような表示があります。そう、このトンネルは「ねじりまんぽ」なのだ。まんぽとは、古い言葉でトンネルのことなのですが、京都でねじりまんぽというと、蹴上のインクラインにあるトンネルが有名。
このネタを書くために調べますと、明治時代に作られたねじりまんぽは、国内に30か所ほど現存していて、その中でも相当古いのがこちら。明治10年に作られたトンネルで、蹴上より14年も古いトンネルなのだ。

天王山ポタリング(小)_006

反対から覗くと、レンガの積み方がなんだか、タイムトンネル的(滝汗)に見事にねじれていて、当時の土木建築技術にびっくりですな。 多分、国内最小のねじりまんぽを制覇したぞ!と、満足して次のポイントに。

天王山ポタリング(小)_007

お次のチェックポイントその4がこちら。京都縦貫自動車道の高架下に「天王山夢ほたる公園」があり、そこにNHK大河ドラマ「麒麟が来る」の宣伝ノボリがはためいている。我が家では「大河」は見る年、見ない年が明瞭にわかれているのですが、今年は超しっかり見ております。

天王山ポタリング(小)_008

公園のど真ん中に御覧の石柱が立っていて、西に目をやると「天下分け目の天王山」を望むことができるのですが、ここが山崎古戦場跡。「本能寺の変」で信長を倒した明智光秀軍が、「中国大返し」で京に突き進んできた羽柴秀吉軍と戦ったのは、本能寺の変の僅か11日後。山崎合戦は1時間ほどで秀吉の勝利で決着がついたらしいのですが、現在、そこには石柱が一本立って、風が吹いているだけなのだ。
 「麒麟が来る」では、間違いなく終盤のクライマックスになるシーンなのですが、新型コロナの影響で撮りためた放映が6月にはネタ切れになるそうなので、どうなるのですかねえ。 で、お次も明智光秀ネタなのですが・・・

天王山ポタリング(小)_010

自転車で20分ほどで到着した、お次のチェックポイントその5がこちら。(わかりにくい場所で、少々迷いました汗)
石柱が一本立って風が吹いているだけ~なのですが、山崎合戦の際に明智光秀軍本陣があったとされている古墳、「明智光秀本陣跡・境野1号墳」なり。 当時、古墳は平地にポツンポツンと存在する高台になるので見晴らしが良く、合戦の際は陣地として活用されたんでしょうな。が、本陣の場所には諸説あり・・

天王山ポタリング(小)_011

お次のチェックポイントその6がこちら。境野1号墳から北に7分ほどにある「恵解山古墳公園」なり。こちらに明智光秀軍本陣があったという説もあるのですが、なんだか広々とした公園になっております。古墳には新しい土器が一直線に並べられていて、なかなかな壮観。 今回のポタリングに来ようと思ったきっかけは、Googleマップでこちらの航空写真をたまたま目にしたからなのですが、実際に見ても、なかなか面白いというか。

天王山ポタリング(小)_012

前方後円墳ですが、前方の四角形部分は最上段まで階段で登れる構造。が、驚くべきことに後円の部分は墓地に!なっているのだ。(そちらは関係者以外立ち入り禁止)想像するに、過去お寺さんが地権を持っていた土地を長岡京市に譲ったということなのかもと思いつつ。。しかし近隣にそれらしきお寺さんがありませんな。なぜか学校に囲まれた場所です。

天王山ポタリング(小)_014

丁寧な学術的説明も色々置いてあり、長岡京市の本気度がわかりますな。

天王山ポタリング(小)_015

登ると、チェロの練習をしているお兄さんが居られたり、ゲームに興じる若者4名がまったりしていたり。向こうに見えるのは、立命館中学校・高等学校なり。 で満足し、実は、本日のメーンイベントに移動する。

天王山ポタリング(小)_017

やってきたのは、最後のチェックポイントその7、勝竜寺城公園なり。
名前の通り、本能寺の変の際に明智光秀方が拠点とした勝竜寺城の跡地に出来た公園ですな。山崎の合戦で敗走した光秀は、勝龍寺城に帰城したが、羽柴秀吉軍の追撃を受けて城を放棄し、本来の拠点の近江国坂本城へ逃走する途中で、死去(一説によると、伏見区小栗栖で落ち武者狩りに会い、殺害された模様、諸説あり)。 勝龍寺城は光秀の娘「玉」が、お輿入れした城として有名。玉が後の細川ガラシャとなるのですが、我々は今回初めて来ました(滝汗)。

天王山ポタリング(小)_018

小さな天守閣は無料で見学できる資料館になっているのですが、現在は新型コロナ対策で閉鎖中でした。残念!公園内は、コンパクトながらも整った庭園になっていて、ソメイヨシノが植えられており、春は桜が綺麗だあろうなあ、というなかなか良い桜ポイント。

天王山ポタリング(小)_019

このような像など色々気合が入っております。

天王山ポタリング(小)_016

街中にいきなり現れる系な平城なのですが、なかなかインパクトあり! 来年は背割堤とセットで自転車で来ないとね!ということに。

以上、3時間ほどでぐるぐる回ったポタリング。このネタを書くために色々調べていたら、まだまだ見どころを見落としていたようなので、また再訪する機会がありそうな予感ですな。多分、続きます~。

 

◆本日の走行距離:29.64km
◆本日の平均時速:16.0km/h

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1 Comments

sui  

楽しそうなポタですね!参考になります◎

2020/06/03 (Wed) 09:17 | EDIT | REPLY |   

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