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毎日快晴時折曇天4 京都伏見暮らし

関西系、食い意地blog /スイカ小太郎。

リカータでディナー(5)@高辻通柳馬場西入ル

2020
07
外食メニューでは、どちらかというと和食より洋食・中華を好む京都在住者(自宅飯は和食汗)なのですが、そんなお店も意外に多い京都。特にイタリアン店は、京野菜を全面的に押し出した「京イタリアン」と言える一つのジャンルが確立されているほどメジャーな存在。で、今回は京風ではないイタリアン郷土料理に拘っているお店のご紹介なのですが、我々も特に好きな一軒。仏光寺の東200mほどにあるお店で、シチリア料理が頂ける「リカータ」なり。なんだか久々のご紹介だと思ったら、前回ネタがこれでした。4年ぶりの訪問。。

リカータ(小)_001

ま、コロナ対策でどういう営業をされているのか気になるお店を回っているのですが、今回も2日ほど前に電話し、やってきた18:00過ぎ。まだ外は明るい時間帯。

リカータ(小)_002

カウンター席が5席、2人掛けテーブルが4、というこじんまり店内。とは言え三密を避け、表のドアは全開放。更にテーブル席は4席と2席の2組用にして、中央では色々と、ミニイタリア物産展状態(後程ご紹介。。) 入店は最大3組でコントロールされている模様。2人テーブルに我々同様イタリアン大好きカップルが1組居られ、我々はカウンターに入れてもらう。 

リカータ(小)_004

本日のおすすめからチョイスすれば間違いのないお店なのですが、シチリア島の郷土料理は魚系前菜やパスタが美味しく、お肉類もガッツリ!で超ボリューミー。久々なので長考モードに突入し子細にメニューを検討するのだ。

リカータ(小)_003

前菜盛り合わせ1、パスタ2、メイン1を注文したら、シェフから「随分お久しぶりですよね?相当ボリュームが多いと思いますが大丈夫ですか!」とアドバイスあり(滝汗) いや、多分大丈夫ですから!とお願いしてしまうのだ。

リカータ(小)_006

泡グラスをお願いし、お料理を待つ楽しみ。確か¥600とかそれぐらいのお値段~。

リカータ(小)_007

当然、パンも自家製。トマトソースを上面にぬりぬりして焼いてあるフォカッチャ、それにローズマリーの香りが爽やかなのと。どれもフカフカ系でソース拭い取りには適切な感じで。

リカータ(小)_008

あーそうだ、このお店の前菜盛り合わせは凄いのだった~!と思い出した2人前¥3000なり。30cmほどの巨大な皿に乗って登場。一つ一つ書いていくと大変なので、手抜きなのですが特に好きなのは、一番手前のジャガイモの入った「フリッタータ」、その奥の紫玉ねぎのスライスと揚げた鮪をビネガーで和えた「鮪のアグロドルチェ」、それに今回初めて食べた小鉢に入っているツナとケッパー・ドライトマトを和えたものがなんだかパン劇消化系。オレンジのサラダと蛸を一緒に食べて、あー!リカータ!と思うのですな。美味しい&ボリューム満点。

リカータ(小)_009

取り皿も20cmほどある大きめのサイズのものなのですが、1人前に取り分けてもこんな感じのてんこ盛り状態。白ワインもぐびぐびと進むわけで。

リカータ(小)_010

白ボトルを速攻でお願いするのだ。 Vaccaro Luna Grillo で¥3540なりでした。スッキリフレッシュ系で呑みやすく、魚介にも合わせやすい感じ。お料理の量が多かったので、この一本で限界でした汗。

リカータ(小)_011

パスタが非常に美味しいお店で、前日FBでシェフの書き込みを見てあれば食べようと狙っていた一品。1皿を半分づつに分けて出して頂いた「甘エビのラグー」なり。いやーこれがエグ旨なのだ。

リカータ(小)_012

このソースのレシピをFacebookで公開してしまう太っ腹シェフ。とは言え、家庭で作るのは少々大変。大量の甘エビの皮を剥き、皮をオリーブオイルで炒めて海老ダシオイルを作り、置いておく。で、大蒜とアンチョビー、パセリ、鷹の爪ペースト?を炒め、玉葱を大量に加えて、甘みが出るまで炒める。そこに海老の身を加えて海老ダシオイルとトマトソースを加え、塩を決めてパスタと合え、仕上げに砕きピスタチオぱらぱらで完成、というようなプロセスだそうです。 
大量の玉ねぎの影響か、意外にしっかり甘味が乗っていて、海老味はガツン!と濃厚ですが嫌味ではない味わい。 いやー、期待通りでした。 当然パンも超合うお味。

リカータ(小)_013

で、リカータに来たらこれを食わなければでしょう!と思っているマファルデなる平打ちビロビロ麺。ここ以外でお目に掛かった記憶なしなのですが、それに合わせるのがレギュラーメニューから、鰯のラグーソースなのだ。見た目は前の皿と同じような感じですが、味付けの構成は相当違う感じ。

リカータ(小)_014

これをアルデンテで出すと噛みしめるのが大変なので気持ち、茹で時間長めで程よい感じ。いやー、ソースとの絡み具合も絶妙。がっしりとした骨太の魚濃い味付けなのですが、旨味満載で美味しいのだ~。うっかりして、パスタが両方ともお値段不明ですが、写真の分が2皿で¥2000はしないと思われますな。

で、パスタを食べながらメインのお肉が焼けるのを見ていて、あれは多分お隣のテーブルと半分づつだろう、と思っていたら、まんまドーンと出てきて驚いた・・・

リカータ(小)_015

鴨胸肉のオーブン焼 焼きナストマト添えで¥3400なり。いやー鴨は300gは楽々ありそうなしっかり量&火入れも御覧の通り。付け合わせの焼きナストマトと一緒に食べると、ソース代わりになってグイグイ頂ける感じ。出てきたときは。この量は食えるのか!と思ったのですが杞憂でした(滝汗・・・私は赤グラスも貰ったように記憶汗)

とは言え、デザートを食べるのは流石に遠慮して、先のミニミニイタリア物産展を覗きに行く。

リカータ(小)_017

あまり他の輸入食材店でも見ない、変わったパスタ類が。ラディアレータは、英語ではラジエータ。正にバイクの単気筒エンジンの放熱器的形状。思わず購入。

リカータ(小)_018

それ以外にワインやチョコなども。もう1種類ショートパスタで、ヴェズーヴィオなる火山を模したのも購入。いやはや楽しみ楽しみ。。お支払いしようとすると・・・

リカータ(小)_019

こういうときに来ていただいて!と、マデラ酒をショットでサービスしてもらったのだ。。甘口なのですが、もう完全にデザートとして成立する目を見張る旨さですな。いやー最後まで大大大大満足でした。
以上で¥18000ほどと支払いも超納得。少々食べ過ぎてしまうので、疎遠になっていたのですが、やっぱリカータは間違いないよねえ!と言う感想ですな。 また来ます~。(ここもカップルでは無くて、何人かでわさわさと来たいお店の筆頭ですなあ)
 
リカータ(小)_020

ふらふらと帰るのですが、そろそろ河原町通り沿いも梅雨の気配が迫ってきているのだ。 


◆リカータ
住所:京都市下京区高辻通柳馬場西入泉正寺町466 日宝京都2号館 1F
営業時間:11:30~14:00 18:00~21:30(L.O) 不定休
TEL:075-286-9252

 
リカータおまけ

で、帰ってきて「火山」なるショートパスタを試食。ヴェズーヴィオの明石蛸トマトソースなり。ガーリックをアホほど利かせ、唐辛子だけでは少々辛味が不足だったのでインド産チリも少々。じっくりトマトの水分を飛ばして出来上がり。
貝殻のような形状のショートパスタなので、大量にソースを巻き込む構造ですな。我ながら、超美味しいです~。このショートパスタはグラタンなどにも合いそうな予感ですな。バジルがお安く買える季節ですので、これからパスタを作る機会が増える予感。。楽しみ楽しみ。。

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